2016/04/08

Academic writing seminarを開催!

こんにちは。この4月から新たに学長室ブログメンバーになった心理学科宮崎です。よろしくお願いします。

今日は、人間科学研究科長の青野篤子教授から、新学期早々に行われた大学院生向けセミナーについての報告です。

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英国レスター大学(University of Leicester)のジム・キング先生が本学を訪問されたのを機に,47日(木)に,主に大学院生を対象とした英語のセミナーを開催しました。テーマは,「英語で書く、英語で発表する」です30名の大学院生・学部生と11名の教員が参加しました。



キング先生は応用言語学が専門で,言語を学ぶ学生の不安とそれを媒介する非言語的コミュニケーション,とくに「沈黙」に関心があります。これまでも福山大学を始め,日本各地の大学で調査や共同研究を行ってこられましたが,今回も,データ収集と研究の打ち合わせのために本学を訪問されました。キング先生の専門や略歴は以下のサイトでご覧いただけます。



さて,今回のセミナーでは,キング先生は,英語論文を書く際の手順,英語論文をうまく書くコツ,英文要約(アブスト)の必須要件という流れで,ときに,参加者同士での話し合いを入れながら,ゆっくりとしたわかりやすい英語で話してくださいました


とくに印象に残ったことは,下記のようなことです。


〇 じゅうぶんに調べてから書く作業に入ること
〇 論文や本を読むときには,カードノートが役に立つ
〇 インターネット情報や翻訳ソフトはなるべく使わないこと
〇 C-PenEndnoteを活用するとよい
〇 論理的な構成を考えること
〇 毎日少しずつ書き進めていくこと
〇 他の人に見てもらうこと
〇 語彙や文法を学ぶために「読む」ことも大切である

参加した学生は,アカデミックな刺激を受け,これから自分が研究を進めていくうえで有益な示唆を得たものと思います。

なお,大学院セミナーは今後も不定期ですが,開催していく予定です。

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学長から一言キング先生は青野教授と共に学長訪問もしてくださいましたしまった写真撮っとけばよかったグスッ私の研究領域時間の認識の発達だと言うととても興味を示されたので拙著“Comparison of Development between Temporal and Spatial Concepts"(2008年刊行を謹呈しました久しぶりにちょっとだけアカデミックでした