こんにちは、学長室ブログメンバーでもある副学長の冨士です。
4月14~16日にベトナムのハノイに出張して来ました。今回の出張の目的は、新たに学術教育協定を締結したベトナム国家農業大学(Vietnam National University of Agriculture, VNUA)を訪問し、両大学間の交流を図ることです。VNUAは1956年に創立し、ベトナム農業・農村開発省が所管する農業分野ではベトナムのトップ大学であり、本学にとってベトナムにおける初めての協定大学となりました(http://www.fukuyama-u.ac.jp/abroad/abroad-news/entry-3396.html)。
ベトナムは長い海岸線を有していることから海洋水産資源開発の強化が課題となっており、昨年VNUAに水産学部が新設されました。一方、福山大学は生命工学部に海洋生物科学科を持ち、因島の内海生物資源研究所では瀬戸内の水産資源の研究が行われています。こうした両大学の親和性と交流発展の可能性から協定締結に至ったもので、今後因島キャンパスでのVNUA学生の研究や本学学生のVNUAでの研修等の学生交流や研究交流が期待されます。
また、VNUAは14学部を有する総合大学でもあり、ハスの花が美しいキャンパスで38,000人の学生が学んでいます。水産関連の交流を端緒として、他学部との教員・学生交流が広がる可能性もあるかもしれません。
ハスの花が美しいキャンパス(訪問時には咲いておらず残念!!)
水産学部棟の玄関
フランス植民地時代の影響でしょうか、建物がフランス風に感じました。オートバイが何台もとまっているのは、如何にもベトナムらしいですね。
水産学部棟の玄関
フランス植民地時代の影響でしょうか、建物がフランス風に感じました。オートバイが何台もとまっているのは、如何にもベトナムらしいですね。
Nguyen Thi Lan学長と協定締結の記念撮影
Nguyen Thi Lan学長と今後の交流について意見交換
協定締結記念撮影
小川弘行ベトナム協会常務理事(左から3番目)と私を除き、出席者は学長をはじめ全て女性でした。本学の松田学長も女性ですが、ベトナムでも女性の活躍が目立ちます。
ハノイ旧市街の街並み
経済発展が著しいベトナムですが、旧市街には昔の街並みが残り、道路はオートバイで溢れています。ベトナムと日本の経済関係は益々緊密化しており、同国の大学と協定を締結したいとの思いは以前からありました。一泊三日の慌ただしい出張でしたが、VNUAとの交流協定を開始させるとともに、出張の間を縫って他の優良大学とも協定締結の交渉を進められたことは収穫でした。当地にはベトナムと関係を持つ企業も多く、本協定をきっかけに本学の国際交流の新たな展開を進めたいと考えています。ご期待ください。
学長から一言:冨士副学長、タイトな出張お疲れ様でした。。。大きな収穫の元が出来ましたね。。。ベトナム国家農業大学との様々な交流が、蓮の花のように色とりどりにたくさん咲くように、努力しましょう!!!Nguyen Thi Lan学長、よろしく。