2016/02/10

『心が叫びたがってるんだ。』上映会学生スタッフの感想

こんにちは。学長室ブログスタッフのの阿部です。

以前もこちらのブログにて、お知らせしましたように、メディア・映像学科(平成28年度より学科名称変更)では、昨年11月21日に福山駅前シネマモードにて、『心が叫びたがってるんだ。』の上映と、本作でキャラクター・デザイン、総作画監督を務められた田中将賀さんをお招きしてのティーチインを行いました。

その様子については、学科ブログでも、詳細にご紹介しております。『心さけ』のキャラクター・デザインがどのような経緯でつくられてきたのかや、街を構想し描くことの難しさ、そして、会場のみなさんへの田中さんからのメッセージなど、盛りだくさんの内容となっております。ぜひご覧ください。

今回の映画会では、学科の3年生を中心に多くの学生が学生スタッフとして関わりました。学生スタッフたちのコメントとともに、今一度、本上映会を振り返ってみたいと思います。


■ティーチインで聞き手を務めた3年生のSさん
後期の授業が始まるとともに、上映会の準備を進めてきました。作品内で取り上げられているテーマは、自分たちが「言えない」思いに対して向き合っていくことの大切さであり、自身の問題として考えるところも多かったです。ティーチインでは、田中さんからの最後のメッセージにもありましたが、とにかく自分の今の目標に向かってがんばっていくことが大切なのだなということを改めて認識させられました。ティーチインでは、1年生の緊張をフォローしなくてはと考えながら話すことができたように思っています。今までの自分と比べて頑張れたかなと思いました。

■同じく聞き手を務めた1年生のKさん
壇上に上がっての感想として、二人で話を聴きあい、その都度担当を分けてメインの聞き手と質問をひろって追加で質問する役割をつくっていましたがなかなかうまくできなかったことが反省点です。いろんな人が聴いてくださっていることを考えてティーチインを構成するというところを、もっとしっかりやりたかったです。


■会場質問まとめ係を務めた1年生のMさん
田中さんのティーチインの最後の言葉が、「バイトとかでもしっかりやらないといざやろうというときにがんばれない」というメッセージでした。ちょうど私がバイトを辞めていた時だったので、これからいろんなことに挑戦していこうと思えるようになりました。会場からの質問紹介で壇上に立った時、最初はとても緊張していたのですが楽しくなってきてしまい、のりにのってしまって失礼にあたらなかったかなと思っています。


■受付係を務めた1年生のMさん
田中さんがティーチインの最後におっしゃっていた、「今をがんばろう」「今の時間を大切にする」という話がとても心に沁みました。

■会場整備係を務めた1年生のMさん
田中さんのお話を伺って、話題のことを話題のことですまさない。ちゃんと自分で首を突っ込んで、一回は関わっておくことの大事さを学びました。


学生スタッフたちのコメントを読んでいますと、上映会に向けてどのような工夫をしてきたか、そして、田中さんからのメッセージがどれだけみなさんに届いているのか、ということがよくわかります。本当に貴重な機会となりました。そして、学生スタッフたちは、上映会時だけでなく、その後の懇親会でも田中さんはじめアニプレックスのみなさんと交流する機会をもつことができました。その時にも、私の知らないところでたくさんの話を伺っていたようです。


■ティーチインの記録係を務めた3年生のKさん
懇親会時に、田中さんから早く描くコツを教わることができて嬉しかったです。

■受付係を務めた3年生のYさん
アニメーションの業界で活躍されている方の話を聴く機会はほとんどないので、よい機会だったと思いました。アニメ業界のような離職率が高い世界のなかでやっていくためには、そこでどこまで頑張れるかが大事と言われてぐっときました。

■受付係を務めた1年生のSさん
懇親会の席ではアニプレックスの方にお話を聴く機会もあり、アニメに関わる仕事というと作画や映像と思いがちですが、作品の制作過程にもいろんな仕事があって、一つの作品ができるまでにも莫大なお金と人員が関わるということに改めて驚きました。



自分たちの大好きなアニメーション作品が、どのような人たちのどのような思いと創意工夫によって制作され、自分たちのもとに届けられているのかということを知る、とてもよい時間となりました。ここで得た思いを忘れずに、自分たちの好きな物に一歩も二歩も踏み込んで考え、表現していくための糧としてほしいと思っています!!


学長から一言:3年生と1年生がしっかり協力して、外部の人を迎えて行事を運営していますね。。。たくさん学べたようで、「大成功!」。。。 田中将賀さんやアニプレックスの皆様、ありがとうございました。