2014/10/10

メディア情報文化学科と鞆の浦!

こんにちは。メディア情報文化学科のブログメンバー安田です。

メディア情報文化学科ではいろいろなこと(そしていろいろなメディア)に取り組んでいるのですが、この学科ならでは!といえるような試みを鞆の浦で展開させていただいています。
この秋、続々とかたちになってきておりますので、それを紹介させてください。

まずこちら。鞆鉄バスの標識にイカのピクトグラムがデザインされています。


新聞などでも紹介いただいたのでご存知の方もおられると思いますが、現在鞆の浦で開催中の「鞆の浦de Art」にあわせて登場したバス停「魚猫」の上のサインです。

バス停をアート化するというこの企画、スタートした時点ではまだまだ先行きがわからない状態でした。バス停をアートに、と言ってもなかなかイメージしにくいかと思います。そこでゼミの学生による、バス停のプランニングを今年前期急遽、集中的に行ないました。最初に出てきたアイデアには、とても実現できないような壮大なものも多く、、主催側でも、これはできないよと頭を抱えておられたのではないかと。プランを出しては検討、また出しては検討。その中では、<鞆の浦らしさとは><訪れる人は高齢の方では><いや若い人も最近は多いですよ>などいろいろな意見が交わされました。そんなやり取りをする中で出てきたのが、猫と、鞆をイメージした魚(イカは魚ではありませんが)たちを組み合わせたこのデザインでした。作者は3年の井上さん。本人、実現できるとは信じられなかったと言っていましたが、このデザインをきっかけにするように、様々な方々の協力を得ながら企画は動いていき4基のバス停が製作、設置されています。

設置の日のひとこま。まだ時刻表が貼られる前、未完成ですね。写真を撮っているのは作者です。
上のバス停は4基の中で一番最初に登場します。この他に、違う魚をモチーフにした3基が鞆の浦に待っています。このバス停、特殊な機械によるプリントで製作されているのですが、そのためのデータは、当科の非常勤講師であるデザイナーの大塚先生の全面協力を得て井上さん自身が作っています。普段勉強していることを実現。

さて、バス停もぜひご覧頂きたいのですがそれだけでなく、「鞆の浦de Art」には、ゼミの学生たちを中心に学生たちが作品参加しています。場所は常夜灯近くの「保命酒屋」さんの2階をお借りしています。

お店の正面には鮮やかな黄色の案内。
The 鞆の浦!!
上の写真は4年の松葉さんの作品。鞆の浦と言えば、、、というような直球の作品ですが、それがコンパクトなオブジェになって箱に入っている(そして飛び出している)というのがなかなか良いのではないかと。後ろの書との相性も。

この他にも写真・切り絵・イラストレーションといろいろな作品があります。ここで全部紹介するよりどうか現地に足を運んでいただければということでここではひとまず出し惜しみすることにします(後ほど学科ブログで紹介したいと思います)。参加型の作品もある、力作の数々ぜひご覧下さい。私も歴史民族資料館で作品を展示しています。「鞆の浦de Art」は2014年10月18日まで。会場によっては開場日時が異なる場合がありますのでご注意を。そして台風が心配ですが。。
写真がありませんが、「鞆の浦de Art」では、福山大学学友会の学生たちもワークショップのサポートなど、いろいろと力を発揮しています。実は深いつながりがあったのですね。
本科でも先日現地を訪れました。その様子は学科ブログ でも紹介しています。

今回は「応用映像制作」の撮影も兼ねた訪問でした。帰りのバスを待つ一コマ。影が長い。

さて、メディア情報文化学科と鞆の浦の関わりはそれだけではありません。こちらも新聞でご紹介いただいたのでご存知の方もおられるかもしれません。今年は「3DCG」の授業で、鞆の浦のCG化に挑んでいます。鞆の浦、港も街並みも周囲もとても面白いところなのですが、今年はひとまず常夜灯あたりが中心のようです。


上の写真は学内でのテスト上映の一コマ。シルエットで登場しているのが「3DCG」を担当している渡辺准教授と、広島市立大学からの中嶋教授です。シルエットで登場は<出し惜しみ>です。鞆の浦のCG化、映像作品になって今月上映されます。10月29日(水)18時より、福山駅前の「シネマモード」にて。教員や学生の製作秘話も披露される予定です。お楽しみに。

さて、実はまだこれだけではありません。メディア情報文化学科では11月2日/3日の「ふくやまアート・ウォーク」にも参加させていただくことになっています。今年度鞆で撮影した作品をはじめ、学科で制作してきた様々な作品をお見せすることを考えています。こちらもぜひ、足をお運びいただければ。

また、来週末の「三蔵祭」でも学科では作品展示を行う予定です。メディア情報文化学科では、様々な作品制作を通じて、そして実地に展開しながら、現在のメディア(それはもう、いわゆるマスメディアだけではないわけです)について学生たちが学び、研究しています。いろいろな場所でお見せできるように学科では工夫していきます。どうぞよろしくお願いいたします。


学長から一言:イヤー、すばらしい!! まだいろいろ出し惜しみをしているみたいなので、私たちは宝を掘り出して楽しみましょう。。。がんばれ、メディア情報文化学科!!