2016/05/11

簿記会計研究会と1年生新入部員

学長室ブログメンバーの張 楓(経済学部 税務会計学科)です。
このたび、本学科のユニークな簿記会計研究会の活動と、同部の1年生新入部員を紹介します。
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・まず、今年4月に実施した新入生合宿オリエンテーションでは、学科長税務会計学科の新入生たち話を直接聞いてきました。彼ら・彼女らの印象についてつぎのように話しています。
今年度の新入生のほとんどは、簿記会計の関連資格を取得したいと考えており、全国商業高等学校協会簿記実務検定の1級を取得した者が過半数で、そのうち税理士を目指す学生は4名もいました。また、他学科からも税理士希望の学生が相談に来ており、簿記会計研究会のことを話したところ、さっそく入部したいという学生も現れました。

  意欲のある学生がとても多く、今年度も昨年度と同様に、ひきつづき資格取得や進路指導に全学科の力を集結して応援したいと思います。その1に、今年度から実施する簿記資格指定校推薦入試制度(※)があります



・税務会計学科の資格支援体制のうち、簿記会計研究会というユニークな取り組みがあります。研究会の顧問 泉潤慈教授に活動状況を教えてもらいました。
簿記会計研究会は、税理士を目指す学生の研究会として発足し、先輩には、税理士資格を取り税理士として活躍している人や、税理士試験科目合格して税理士事務所で働いている人もいます。学生が自主的に簿記会計演習室(1号館5階にある01524)に集まって勉強会を開き、顧問がオーガナイザーとしてサポートをするという研究会ですが、日商簿記2級・3級資格取得のみならず、簿記会計に関係した授業科目理解するためにも役立つものです。

・新入生として早速、簿記会計研究会に入会し、また4月末に部長と副部長に選ばれている神庭宏美君(経済学科)と濵田侑弥君(税務会計学科)にインタビューしてみました。
 神庭君は鳥取県西部出身です。強い意志をもって高等学校卒業程度認定試験に合格して福山大学に入学しました。

 濵田君は香川県丸亀市にある藤井学園 藤井高等学校商業科出身で、全国商業高等学校協会簿記実務検定1級をはじめ、情報処理エクセル、ワードビジネス、球算電卓検定に関する諸検定資格も取得しています。

神庭君(左)、濱田君(右)
 なぜ簿記会計研究会に入部しましたか。
(神庭君)簿記資格の取得と公務員を目指しています。数学が苦手ですが、銀行員だった母親の影響で「手に職」と考えまず簿記資格を取ることを決めました。
(濵田君)高校で全商簿記1級を取得しましたが、実技中心でしたので、さらに理論を含めて勉強したいと思っています。

簿記会計研究会はどんな活動を行っていますか。
(濵田・神庭君)社会人のティーチングアシスタントや大学院生がいつもいますが、基本的に簿記会計演習室(1号館5階にある01524)に自主的に集まり、様々な問題集を自分で解いています。疑問があった時は、税務会計学科の泉先生や石井先生、許先生などにいつも丁寧に教えていただいています。


簿記会計研究会で目指す目標はありますか。
(神庭君)簿記の勉強は初めてですので、授業以外でも簿記会計研究会の問題集やテキストを利用して勉強しています。とりあえず、6月に日商簿記3級の資格検定にチャレンジしようと考えています。
(濵田君)私も日商3級の検定をまず受けてから、2級にチャレンジするつもりです。

簿記会計研究会に対する要望はありますか。
(濵田・神庭君)基本的に満足していますが、あえて改善していただきたいことは毎年、勘定科目が変わったりすることから、最新のテキストやワークブック、問題集を揃えて頂きたいことです。

ところで、大学生活はどうですか
(神庭君)中学時代から演劇が好きでしたので、迷うことなく演劇部に入部しました。現在の部員は10名ほどですが、一生懸命に勧誘活動にも参加しました。
(濵田君)今年の税務会計学科の新入生は20名弱ですので、合宿オリエンテーション雰囲気がとてもよくて、すぐに仲良くなりました。いまでは全員友達です。それから、管弦楽サークルに入部しました。部員は10名程度ですが、週2回、先生の指導の下で練習を楽しんでいます。


卒業後の進路は決めていますか。
(神庭君)卒業後地元就職したいです。鳥取には近年、バッグやインテリアショップなどユニークな会社が増えていますので、簿記会計の知識を地元で活かせる仕事に就きたいと思います。
(濵田君)卒業後の進路は考えていませんが、とりあえず、今年の夏休みには、東京や備後地域の証券会社や銀行のインターンシップに参加しようと考えています。



・最後に、簿記会計研究会の今後の活動について、顧問の泉教授に聞いてきました。
 今年度新入生の神庭君と濱田君が明確な目標をもって積極的に入部してきたので、今後の活動が大いに期待されます。顧問としてもできるだけ部活動に参加し、コミュニケーションをとり、ともに勉強したいと考えています。また会計事務所などの社会見学も企画していこうと考えています。ティーチングアシスタントや大学院生との連携も大事です。最新のテキストやワークブック、問題集を揃えて頂きたいとの要望もありますので、迅速に対応していきます。

学長から一言:簿記会計研究会の新入生、頼もしいですね!!学長室からも、期待を込めて応援していますよ!!!