2015/04/28

税務会計学科新任 石井孝和講師の紹介


経済学部税務会計学科のCです。



今年度、経済学部には5名の新任の若手教員が赴任しており、そのうち、税務会計学科には1名です。今回は、その石井孝和講師を紹介したいと思います。

では、石井先生、自己紹介をよろしく!



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みなさん、はじめまして! この4月に経済学部税務会計学科に着任いたしました石井孝和と申します。




まずは簡単に私の経歴をお話しさせていただきたいと思います。私は北海道の札幌市に生まれ、大学生活の4年間を小樽で過ごした後、札幌国税局に採用され、苫小牧税務署の法人課税部門等で勤務しておりました。しかし、そこで一念発起して研究者への道を志し、25年間過ごした北海道の地を離れ神戸大学の大学院へ進学しました。そして、5年間の修行の後に無事大学院(博士課程後期課程) を修了し、今年度からこちらでお世話になることになりました。

私の専門は財務会計であり、研究テーマは「のれん減損情報の有用性」です。のれんとは、企業がM&Aによって他の企業を取得したとき、その相手企業の純財 産の価値を超えて支払われた対価の額のことをいい、減損とは企業が保有する資産の収益性が低下したことにより、投資額の回収が見込めなくなった状態のこと をいいます。つまり、のれんの減損が公表されるということは、過去に行われたM&A投資が失敗に終わったということを企業自身が認めた結果であるというこ とになります。私は、このようなのれんの減損情報が、企業の会計情報を利用する人たちにとってどれほど有用な情報を提供しているのかについて、実証的な分 析により研究を行っています。

こちらに来てまだ日は浅いですが、福山の街も福山大学の構内も非常に自然が豊かで、毎日とても気持ちよく過ごさせていただいております。新緑に囲まれ、小鳥のさえずりが心地よく鳴り響く中、毎朝9時に鳴る福山大学の歌の鐘の音を聴くことが最近の朝の楽しみです。また、研究室の窓からは、1号館前の広場で和気あいあいとキャッチボールやバスケットボール、サッカーなどをして楽しむ学生たち姿が見られ、若者たちの活気にこちらも元気をもらっています。

最後になりますが、この地でお仕事をさせてもらえることになったという御縁に感謝しながら、福山大学にしっかりと貢献できるよう日々邁進していきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。


学長から一言:若者を引きつける魅力あふれる若手教員を迎えることが出来ました。。。「のれん」という懐かし~い言葉が学術用語として使われるのですねッ!!おもしろ~い!!