2014/03/26

ご存知ですか?-子育て応援自動販売機

こんにちは。学長室ブログスタッフのHYです。

さて、今日は子育てについての話題です。

私自身3人の息子(8歳、6歳、5歳)がおり、子育てまっただ中にいます。先日は、次男がようやく保育園を卒園しました。今ももちろん大変ですが、思い返せば、子どもがごく小さいときにはすぐに病気をするわが子たちに心を痛めつつ、仕事をしていたように思います。子どもが成長するにつれ、子どもの体よりは、生活習慣や勉強に頭を悩ませるようになり、子どもの成長と共に悩みも変わってきているように感じます。もう少し家にいて勉強を一緒に見ることができれば、もう少し家にいて食事のマナーに気を付けることができれば・・・・日々の生活の中で思い悩むことも少なくありません。

先日の卒園式では、私が座っていた保護者の席を遅れてきた母(おばあちゃん)に譲ったところ、次男が泣き出すというハプニングがありました。次男は私の代わりに座っているおばあちゃんを見て、私が仕事に行ってしまったと思ったようです。私はいつもこんな風に寂しい思いをさせていたのかと、あらためて気づかされました。

子育て期の親は、きっと誰でも、色々なことに悩んだり行き詰ったりするものです。そのような中、社会全体が子育てに興味関心を持ち、支援に取り組んでいく流れになりつつあることは、大変心強く感じます。今日の話題である「子育て応援自動販売機」は、心理学科の青野篤子教授の積極的な働きかけによって、宮地茂記念館に設置されたものです。この自動販売機の特徴について、青野教授から記事をもらってきましたので、下記にご紹介します。

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このたび,宮地茂記念館に「子育て応援自販機」を設置しました。
http://www.ikuchan.or.jp/news/201403/045377.html




聞きなれない名前かもしれませんが,ダイドードリンコという飲料メーカーと協力機関が売り上げの一部をひろしま子ども夢財団が実施する子育て支援事業に寄付をするというものです。このしくみを考えたのは,ダイドードリンコに勤務する若い男性社員で,自分も子育てに苦労するなかで,社会全体で子育てをしていく大切さを実感し,ひろしま子ども夢財団を通して企業が社会貢献するしくみを会社に提案したとのことです。この自販機の設置により,福山大学も社会全体の子育て支援に協力しているというメッセージを伝えることになります。

宮地茂記念館の2階には,通称「子育てステーション」(正式名称は育児支援室・こころの健康相談室分室)があります。福山駅のステーションと子育て支援の拠点という意味で,このように命名しました。福山大学心理学科は,ここを中心に2008年より子育て支援に関する様々な活動を行ってきました。http://www.fuhc.fukuyama-u.ac.jp/human/psychology/html/kosodatestation.html
ママ友づくり,男性のための子育て講座,異世代交流プログラムなど,地域に開かれた子育て支援をめざしています。中でも「子育てLearn & Talk」は,つくし保育園の協力を得て地道に続けているプログラムです。単に子どもを遊ばせ親同士が語りあうだけでなく,大学教員・保育士・臨床発達心理士などが参加して、子育てについてアドバイスするという特徴があります。
http://www.fuhc.fukuyama-u.ac.jp/human/psychology/img/Learn-Talk.chirashi.pdf

湯崎広島県知事は育児休業を取得したことでニュースになりましたが,広島県は子育て支援にはかなり力を入れています。「こそだてするならわが町で」事業は,大学(研究)と保育・福祉などの機関(実践)を結びつけるもので,子育ての社会化を推進するものとして注目されます。福山大学心理学科の教員と学生は,地域の保育園と連携し,ひろしま子ども夢財団の助成を受け,大学生の親準備性に関する研究や,異世代交流の子育て支援事業などを実施してきました。また,教員2名は地域子育て支援コーディネーターとして登録されています。

宮地茂記念館をおとずれる人がこの自販機に気づき,子育て支援に少しでも関心をもってくださったり,子育てステーションに立ち寄ってくださることを期待します。

(青野篤子記)
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学長から一言:福山大学では、平成21年に「男女共同参画宣言」を行いましたが、本年4月1日にはワークライフ支援室を開設し、女子学生にも男子学生にも健康で健全な魅力的学舎作り、男性にも女性にも健康で健全な魅力的職場作りを一層進めようと思っています。。。面白いブログが出てくるかもしれませんよ。。。お楽しみに!