こんにちは。国際交流課の神原です。
今日は、先日行われました、外国人留学生によるスピーチコンテストについて国際センター趙講師にお話を伺いました。
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去る3月2日(日)に外国人留学生を支援する会、ふくやま国際交流協会主催の「外国人留学生による日本語スピーチコンテスト(第22回)」が福山で開催されました。本学の留学生が3名参加し、協定校のソフィア大学(ブルガリア)からの交換留学生、アンゲロヴァ・エルカ・アントノヴァさんが、見事に最優秀賞を受賞しました。これで、本学の留学生が当スピーチコンテストで三連覇を達成しました。
当日、エルカさんは、留学生のお世話をよくしてくださる、厚地ご夫妻が着せてくださった、ピンク色の華やかな着物姿で登場し、いち早く雛祭りの雰囲気を味わわせてくれました。スピーチのテーマは「住みやすい日本」。初めて回転寿司屋に行った時の驚きや日本で触れた暖かい人情を題材に、エルカさんは流暢な日本語で感情豊に発表し、来場者に笑いと感動を届けました。
また本学からの他の出場者2名も、今までの人生経験「大切なもの」(国際経済学科4年生 符 克誼さん(天津科技大学出身))、日本人との感動的な交流「私とおばあちゃん」(人間文化学科 首都師範大学交換留学生 趙 思蒙さん)をきれいな日本語で熱く語りました。スピーチコンテスト後の交流会で、リズミカルな津軽三味線の演奏を鑑賞しながら、留学生たちは来場者と歓談し、楽しい国際交流ができました。
そして今日は最優秀賞を誇らしげに抱え、エルカさんは学長室を訪問しました。「日本での生活は?」と聞かれたら、「食事はヘルシーで美味しく、自然は穏やかで、その上、日本人はみな親切で、とても気にいっています」と即座に答えました。そういえば、今回の受賞スピーチのテーマが「住みやすい日本」だったのです。「今は寒波が来ていて、日本は寒いでしょう」という話題になると、「ブルガリアはもっと寒いです。冬はいつも雪が積もっていて、北海道と同じぐらいです。」と、エルカさんは暖かい広島にクリスマスの雰囲気がないと思って、わざわざ北海道旅行に行ってきたエピソードも披露してくれました。
H25年度は福山大学からも提携校のソフィア大学(ブルガリア)に交換留学生5名を派遣しました。きっと彼ら彼女らは寒いブルガリアで、エルカさんと同じような心温まる国際交流ができ、逞しく楽しく留学生生活を送ったのでしょう。そろそろ福山大学に戻る彼らの体験談を楽しみにしています。
流暢な日本語でスピーチをするエルカさん
最優秀賞を受取っています
左から、趙さんのスピーチに登場する小川さん(本学聴講生)、趙さん、エルカさん、符さん
スピーチコンテスト後、三味線演奏者と交流しました
学長から一言:エルカさんは、最優秀賞のタテを学長室においていってくれましたよ!! 皆さん、学長室に来られたら、ぜひ見てくださいネッ!