少し間が空きましたが、7/16に行われた第1回目の体験入学会の様子をお伝えします。
生物工学科では酵母の力を利用したワインやパンの研究に力を入れているところです。そこで今回は酵母と発酵をテーマに、学科紹介と模擬講義を行いました。
今回の講師は久冨泰資教授です。酵母は糖分をアルコールに換える力を持っており、人々は大昔からこの微生物の力を借りてお酒やパンをつくってきました。福山ブランドに寄与するため私たちが精力的に取り組んでいる、バラの花から分離したバラの酵母のお話もありました。
体験実験ではこの「福山バラの酵母」を使ったパンづくりを行いました。酵母は、パン生地中の糖分をアルコールと二酸化炭素に分解するエタノール発酵を行います。この時に発生した二酸化炭素がパン生地を膨らませるのです。
科学的な解説を聞きながら楽しく作業し、美味しいパンができました。今回、2種類の酵母菌を使って、焼き上がりや味に違いが出るかを確かめました。味はもちろん、好評をいただきました。
また、酵母菌の顕微鏡観察も行いました。研究室の4年生がセットしてくれました。
おまけ Girl's トークで女子高生の参加者の相談に乗ってくれた2年生もパンを試食しました。
生物工学科ではまだまだ眠っている酵母菌の力を引き出して、魅力的な製品開発に繋げたいと日夜研究に励んでいます。高校生の皆さん、私たちと一緒に面白い研究をしませんか!
学長から一言:オープンキャンパスの本来の目的からは少々はずれますが。。。後で「食べられる」という’おまけ’がつくと、オープンキャンパスの楽しさが倍増しますねッ!8月20日は、何が食べられるかな?!?