心理学科発達心理学研究室は「子育てステーション」で,子育てに関する様々な支援活動を展開しています。本日は,心理学科の赤澤教授に,2016年度の活動について紹介してもらいます。(2015年10月の記事,2016年1月の記事,2016年4月の記事もぜひご覧になってください)
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心理学科の発達心理学研究室では,認定こども園つくしと共同しながら,また,皿谷助手にサポートしてもらいながら,ほぼ月に1回,宮地茂記念館にて子育てステーションを実施しています。
子育てステーションには,毎回乳幼児を連れたお父さんやお母さんが数組来られます。この場所では,子ども達が大学生や保育士さんと遊ぶだけでなく,子ども同士や保護者同士の交流も行われています。2016年度の延べ参加者数は子どもが81名,保護者が75名でした。
また,昨年と同様に発達心理学研究室の学生さんが,公益財団法人ひろしまこども夢財団による夢基金助成金と一般財団法人義倉による助成金に申請書を提出し,採択されました。
義倉による助成金授賞式会場にて
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リトミックの様子(忍者になって歩こう!) |
また,学生にとって,子育てステーションは異年齢の方々と出会える場所になっており,子育てステーションは将来親になるためのロールモデルとの出会いの場にもなっているようです。子育てステーションの活動の中に絵本を読む時間があるのですが,男子学生も本の読み聞かせを積極的に行っており,親役割のロールプレイなどを体験しています。最近は父親の参加が多いので,このような男子学生の姿が良い刺激になっているのかもしれません。子育てステーションには0歳児か6歳児までと幅広い年齢層の子どもが参加しているので,子ども達にとっても,自身のきょうだいだけでなく,異年齢の子ども達と接することができる場となっています。
絵本の読み聞かせを行う発達心理学研究室の学生
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さらに,2016年度末にアンケート調査を行ったところ,「今後希望する活動について」は,情報交換会75%,専門家の講演81%,子育て悩み相談81%と多くの方が新たな活動を希望されていることが分かりました。
今後はこのような意見を反映させ,教育研究の成果の還元,学外組織との連携協力による社会貢献を目指し,「ゆるぎなく前進」して行きたいと思います。
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学長から一言:発達心理学研究室の学生さん達、社会としっかり結びついて学びとその還元を行っていますねッ!しかも、活動資金も自分たちで獲得。。。立派!!!