2015/09/01

生命栄養科学科のオープンキャンパスのご紹介

こんにちは。生命栄養科学科の学長室ブログメンバーKです。

今夏のオープンキャンパスも、残す所9/5の第2回見学会のみとなりました。今回は、生命栄養科学科のオープンキャンパスをご紹介したいと思います。

今年学科で新たに取り組んだ点としては、午後だけの見学会と1日中の体験入学会とで、内容を変えた所です。例年、見学会、体験入学会どちらにも来て下さる参加者の方がいらっしゃることから、少しでも学科の様子を詳細に知って欲しいとの思いでこの様な形にしてみました。
詳しい様子は生命栄養科学科ブログでご紹介しています。

●見学会
まずは7/4に開催されました、見学会のご紹介です。
見学会では、各班3~4人の参加者の方々に1名の学科教員、もしくは学生がついて、施設見学や体験コーナーを順番にご案内しました。

写真1 施設見学・体験コーナーのMAP

ここではそのうち幾つかのコーナーについてご紹介します。
まずは運動体験! ランニングマシンとエアロバイクです。ランニングマシンには、運動で消費したエネルギーが食べ物だと何に相当するかが判ります。
たとえば、今行った運動はチョコレート一粒と同じ消費カロリーです、と表示されます。
運動と食べ物が密接に関わっていることを実際に体感できます。

写真2 運動体験

次は、「食育クラフト」コーナーです。食育クラフトとは、食べ物について楽しく学んでもらうための折り紙や紙の模型のことです。
今回は、折り紙を折っていくと3色食品群ごとに食べ物が表示されるクラフトを一緒に作りました。

写真3 食育クラフト体験

他にも、体組成(体脂肪量や筋肉量等)の測定体験、料理模型を使った食事バランスチェック、教科書展示と学生による講義の紹介、施設見学などを行いました。

写真4 体組成の測定体験

写真5 食事チェック体験

写真6 教科書展示

写真7 臨床栄養学実習室の見学

参加して下さった方のアンケートでは、「色々見学出来て良かった」「学科の雰囲気がよく判った」との御意見を頂きました。

●体験入学会
次に7/19、8/23に開催されました、体験入学会についてご紹介します。
体験入学会の目玉?としましては、牛乳や生クリームからバターを作る調理実験と、なぜ牛乳や生クリームからバターができるのかお話する、調理学の模擬講義です。

まず、バターを作る実験の様子です。
作り方は、牛乳や生クリームを容器に入れて振るだけです。振ると、牛乳や生クリームの脂肪分がかたまってバターが出来ます。
最初に、大学生が実験の説明を行いました。


写真8 説明する大学生

写真9 実験前の様子

その後、実際に参加者の皆さんに牛乳と生クリームを振ってもらいます。強く振り続けるのが結構大変です。でも、強く振らないとバターができてくれません。
グループの中で交代しながら、皆さんしっかり振ってくれました。

写真10 バターを振る参加者と応援?する大学生
少し判りにくいですが、手前の参加者が白い布巾でくるんでいる物の中に、牛乳が入っています。


写真11 助っ人山本教授
グループによっては、教員が助っ人する場面も。

写真12 フレッシュバター
できたバターが此方。たくさん量があるのが生クリーム、少ないのが牛乳です。
バターは牛乳や生クリームの脂肪が集まってできたものですが、生クリームの方が乳脂肪分が多いので、必然的にバターもたくさんできます。
作ったバターは、クラッカーにのせて皆でいただきました。

その後、部屋を移動して「なぜ牛乳や生クリームを振るとバターが出来るの?」というタイトルで、模擬講義を行いました。

写真13 模擬講義

振るとバターができたのは、バターは、牛乳や生クリームの脂肪が集まってできているからです。
また、脂肪は乳脂肪球膜によって包まれて守られているら普通に置いておいてもバターは出来ないが、振ると膜が壊れて繋がってバターができること、
市販の殆どの牛乳は、これを防ぐための処理が行われているから、振ってもバターができないことなど、実験の内容にまつわる様々なギモンをお伝えしました。

生命栄養科学科は、管理栄養士養成課程であり、栄養に密接にかかわる食べ物や料理についても、講義や実験で深く学びます。そして講義で学んだ知識を、実験や実習で目で見て再確認することで、より理解が深まります。
体験入学会ではこの一端をご紹介しました。

最初にご紹介した見学会につきましては、来る9/5も同じ内容で行います。
ご興味がございましたら、是非こちらから、御申込ください。


学長から一言:恥ずかしながら、バターの出来る理由を初めて知りましたよン~!!!