この夏、弓道場の修復をしていただきました。
福山大学に弓道部があることをごご存知の方は、どれくらいおられるかな??
福山大学弓道部は、1985年に、同好会からスタートし、今年で30年の歴史ある部です。
弓道場は、1999年より、16年に渡って教職員駐車場の片隅にひっそりと建っています。
その間、多くの弓道を愛する学生を育て輩出してきました。
ここで、不思議に思われた方もおられるかもしれませんが、1999年までは、道場はなく
大学内の空いているスペースや市内のJFE(その当時は、NKK)の道場を借りたりして練習をしていました。
さて、16年間、雨、風、冬の雪にさらされ、
また数多の学生の使用によっていたんだ箇所の修復や
新たな設備の増築をこのたび、行っていただきました。
『弓道場床面の修復』
弓道場が出来て数年は、シャッターがなく、雨、風にさらされていたこともあって大変いたんでいた床を修繕していただきました。
16年間使用し痛みが激しい床
新しくなった床
『防矢ネットの取り替えと緞帳の設置』
弓道は、28mは離れたところにある直径36cmの的に矢を射る競技です。
部員は、中学や高校から弓道をやっていた学生や大学に入ってから初めて始める学生など様々です。初心者は、始めから的に中る(あたる)わけではなく、的に届かなかったり、的からかけ離れた所に飛んでいく場合もあります。そんな学生の鍛錬の結果を存分に受け止めてくれた保護用のネットを取り替えてもらいました。
それに合わせて、危険防止用の緞帳を設置してもらいました。
防矢ネット(旧)
防矢ネット(新)
緞帳を閉めたところ(矢取りの際、利用します。)
『安土の整備』
的の設置する部分を安土といいますが、利用する度に、土が凝縮されやせていきます。
この部分に付いても、修繕(左官砂を盛る)していただきました。
『更衣室兼倉庫の整理』
いままでの弓道場には、更衣をするスペースはなく女子学生などが道着と袴に着替える際は男子禁制や他の建物を借りるなど不便していました。
今回、更衣をできるスペースを増築していただきました。
更衣室が出来る前の道場内写真
更衣中の状態
更衣後の状態(矢取り道への通路として使用します)
簡易的に学生が設置していた矢取り道の屋根をきちんと危険の無いように修繕してもらいました。それに、合わせて巻き藁練習用のスペースも完備してもらいました。
矢取り道の屋根
巻き藁練習スペース
これら以外にも、シャッター不備の調整、入口や射場の庇の設置、防寒用幕の取り替えなども行っていただきました。
今回、様々な部分を改築、修繕して頂きましたが、特に、更衣スペースを用意してもらったこと、安土を整備してもらったことによって、より充実した練習が出来るようになりました。部員一同たいへんうれしく感謝の気持ちでいっぱいです。
その気持ちを伝えたく、弓道部の学生と弓道場の修繕のお礼に学長室に伺いました。
弓道部は、3年生以下、男子22名、女子12の計34名で活動しています。
中には、大学に入ってから弓道を始めた学生もいます。
在籍する学科もさまざまです。みなさんの周りにも弓道部の学生がいるかもしれません。
弓道を始めたいかなって思ったみなさん、一度道場を覗いてみませんか。
きっと、歓迎してくれると思います。
また、教職員の方は、弓道部の学生に声をかけてあげてください。
そして、プレッシャーをかけてあげてください。
時間があるようでしたら、ぜひ、弓道場を覗いてあげてください。
道場もリニューアルされ、弓道部一同、思いを一つにして、
なお一層練習に励んでいきます。
道場を修繕いただきありがとうございました。
最後に、リニューアルした道場での練習風景です。
学長から一言:今年の1月、弓道部1期生、現主将や部員、顧問、師範等々うちそろって、「第41回広島県学生弓道新人戦女子個人優勝の結果報告」に来られた際に、弓道場の痛み具合を告げられて。。。長く覗いたこともなく。。。このたびやっとリニューアルが終わりました。。。きっとこれからすばらしい戦果が続々。。。ですよねッ!