■ 6月15日
福山大学には田んぼがあります。今年もすでに田植えが終っています。二十四節気(にじゅうしせっき)の「芒種(ぼうしゅ)」とは稲などの種のことで、今年は6月5日がその日でした。
今日は6月15日、写真のような水田となって、稲がすくすくと育っています。畦には「ヒメジオン」の小さな白い花が咲いています。
6月15日 |
さかのぼって、今年1月22日は「大寒」、山の木々はまだ冬の気配ですが、間もなく「立春」。田んぼはすでに耕されていました。今年のみのりに向けて、人の営みが始まったのです。
1月22日 |
でも、この農作業は誰がやっているのでしょうか。そこには、おそらく深い思いがあるに違いない。そう思うのですが、その解明はもう少し後にするとして、しばらくは、この田んぼの風景を写真で追いかけながら、稲の成長を見守っていこうと思います。
二十四節気では5月5日が「立夏」。暦の上ではこの日から夏が始まります。
4月からスタートして走り続けてきた学生たちにも5月の大型連休。これを乗り越えて、5月20日は「小満」(しょうまん)。陽気盛んにして、万物ようやく長じて満つ、というわけです。
田んぼを耕したり田植えが行われるのは、おそらく土曜日か日曜日、月曜日には前の週とは様変わりした風景を、田んぼは見せてくれています。写真のように、5月23日(月)には田植えが終ったばかり、田んぼの水面に小さな稲の苗が浮かんでいるかのようです。
5月23日 |
二十四節気では6月7日が「入梅(にゅうばい)」。田んぼの畦(あぜ)や道端には、タンポポに似た「ブタナ」だと思いますが、黄色の小さな花が咲いています。気象庁の予報ではすでに梅雨入りしています。雨の恵みを受けながら、稲はいよいよ成長していくのです。
6月6日 |
これから「夏至」を迎え、暑さも増していきます。さてさて、季節が移り変わるなかで、田んぼはどのような風景を見せてくれるのでしょうか。そして、どのように秋のみのりに向かっていくのでしょうか。
■ 8月26日
福山大学の田んぼは、すでに夏の成長期を経て、実りの秋に向かっています。今年の夏は猛暑続きでした。二十四節気の「大暑」(たいしょ)とは一年中でいちばん暑い頃のことで、今年は7月22日がその日でした。畦に生い茂った夏草もきれいに刈られ、夏の日差しを受けて、稲の緑の濃さが増しています。
7月22日 |
8月7日には、暦の上では秋の始まります。二十四節気の「立秋」です。その日からは暑さは残暑となるとはいうものの、猛暑はおさまりそうにありません。
学生たちは今、夏休みです。
お盆を迎えた福山、8月15日には芦田川の河川敷では花火が打ち上げられました。いくつもの大輪の花が開き、人々は歓声を上げます。
8月15日 |
福山大学の田んぼで栽培されている稲は、うるち米ではなくて、もち米だと聞きました。もち米はその名の通り、主には餅などにします。さてさて、これが私たちの口には、どのように入ることになるのでしょうか。
収穫がいつ頃になるのか、田んぼをウオッチングしているだけの筆者には分かりません。そのタイミングを逃さないようにしなければなりません。
8月25日 |
田んぼは池(青池)の奥にあります。浮かんでいるのは白鳥の家です。 |
学長から一言:昨日と今日は久しぶりに、本当に久しぶりに、猛暑がおさまっています。。。少し遅れた「処暑」。。。稲はもうすぐ黄色に色づき、学生達の手で刈られて。。。さあ、誰がいつお餅にして、誰の口に入るの???「お・た・の・し・み」