2016/08/21

生命栄養科学科主催 第6回高校生アイデアどんぶり選手権

こんにちは。生命栄養科学科の学長室ブログメンバー、Kです。

8/9(火)に、本学科が毎年主催している、第6回高校生アイデアどんぶり選手権が行われました。
その模様を、本学科のN助手より紹介します。それでは宜しくお願いします。

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生命栄養科学科のNです。どんぶり選手権とは、高校生のみなさんが、食と健康に関心を持ち、地元の様々な食材を使って料理づくりをする機会になってほしいという思いから、本学科主催で毎年夏に行っているコンテストです。

それでは、今年のどんぶり選手権の様子をお伝えします。

まずは開会式前の様子から! 調理開始前から勝負ははじまっています!

受付が終われば、まずは担当学生が高校生に挨拶。高校生1人に対し、1人の本学科生が補佐につきます。高校生の皆さんが万全の体制で臨めるよう、調味料の場所の確認や調理器具の用意などを一緒に行いました。
皆さんが早めに集まり、さらに準備も終わりましたので、少し予定を前倒しして開会式が行われました。菊田学科長によるご挨拶。

さて、いよいよ号令と共に調理開始です! 制限時間は30分。
事前調理したものを持ってきて、大学では仕上げのみを行う流れです。
仕上げのみとはいえ、できたてを提供したいもの。
制限時間は短いので、事前にしっかりと段取りを組んできています。
作るのは2人前。少ない量を焼きすぎないよう丁寧に仕上げていきます。

合間には本学科生のサポートが入ります。その役割は調理器具の置き場の説明や、洗い物の補助などに限られ、調理補助はしません。
時間はあっという間にすぎていきます。最後に急いで盛りつけ!


基本的な調理器具やどんぶり器などは大学側で用意していますが、どんぶり器や副菜の容器、お盆など、こだわって持参する参加者の方もおられました。
ずらっとならんだできあがり作品の前で、審査員が盛りつけの見た目をチェック。

調理中も見回って調理技術のチェックも行っていました。一部調理時間をオーバーした参加者もいましたが、無事調理終了!

次はPRタイムです!

昨年度に引き続き、一人あたり1~2分程度のPRを行っていただきました!
今年は、よりはっきりとどんぶりの彩りが見えるように、テレビに映して行いました。
その前でみなさん緊張しながらPRを行います。参加者の番号順に写真を掲載していきます。
資料を使ったり、実際に使用した食材についてわかりやすく表現しながら行う方もいました。


緊張するPRタイムが終わったら試食です! 自分の料理のできばえ、PRタイムを見て気になった他の参加者のどんぶりなど、好きなものを食べてもらいました!

自由に取って食べる形式をとると、なかなか取りにくいようだということが過去のコンテストから分かってきたので、各台についた本学科生が取り分けを行いました。
終わった後の安心感からか、笑顔もこぼれます。
希望のどんぶりはしっかり食べられましたか?

その間、隣の部屋では、黙々と試食審査中。今年は大学生2名も審査員に加わりました。
さて、審査が終了したら、気になる結果発表です!
表彰式では、まず審査委員長である石﨑教授より、全体の講評が行われました。
今回の審査では特に、アイデアの斬新さなどが上位入賞の鍵となったようです。
ではまずは…審査員特別賞から! 審査員特別賞には2名の方が選ばれます!
1人目は総合技術高等学校 良江杏月さんの「和風おろし南蛮丼」「ほっとひと息 わが家のお味噌汁」です!
唐辛子をきかせた甘辛タレをカラッと揚がった天ぷらにかけていただきます。
夏の食欲がないときにでも箸が進みそうです! 使用した地産の食材は白ねぎ。揚げることで甘さが増しています。

同じく審査員特別賞の2人目は、廿日市西高等学校 石田ひなのさんの「夏に食べたい!11品のたっぷり丼」「もちもちだんごと色どりフルーツ」です!

野菜をふんだんに使って、食べやすく切ることで、さらさらっと一気にかき込めそうな丼です!
夏の暑い中、火を使わなくてもよい丼を考案してくれました。地産の食材は釜揚げしらすとレモン、さらにかき醤油を使っています。

お二人には賞状と共に副賞のスマイルベイカーが贈呈されました!

続いて、優秀賞の発表です! 優秀賞もお二人の方が選ばれました。
お一人目は安芸高等学校 香川雅裕さんの「こぶ茶鯛とトマトのさっぱり丼」「オクラとはんぺんとピーマンの酢の物」です!
今年から生の魚介類の提供はなし、とルールが変更になったのですが、こちらの丼は鯛をゆでて提供するのでOK!と一次審査を通過した作品です。
鯛をゆでる前にこぶ茶と塩麹で下味を付けることで、鯛のゆで汁をどんぶりの味を変えるかけ汁として使用する、という鯛のおいしさを存分に味わえるものでした。
地産の食材はもちろんレモン鯛とトマト、副菜のオクラです。

優秀賞2人目は同じく安芸高等学校 坂本春菜さんの「広島のいいとこ丼」「甘酒風味BYS(バナナ・ヨーグルト・ストロベリー)スムージー」です!
メインは厚揚げに広島菜と下味を付けた豚肉を巻き米粉をつけて焼いたものです。
米粉を使うことでカラッとし、豆板醤の入った甘辛だれを絡めて味を付けました。
豆腐をメインに据えながら、ボリュームたっぷりに頂けるものでした。
地産の食材はもち豚、広島菜漬、そして広島産大豆で作られた厚揚げでした。

お二人には賞状と共に、副賞であるハンドブレンダーが贈呈されました!

そして最後は…、最優秀賞の発表です!
最優秀賞はもちろんお一人のみ!
それは…
総合技術高等学校 中元淳奈さんの「カラフル☆タコミート丼」「ももヨーグルトムース」です!
タコとミートソースを合わせた意外性と共に、どんぶりのあとに食べる副菜のヨーグルトムースのさっぱりさとのバランスも評価されました。
盛りつけの彩りもとっても鮮やか!
辛いものが好きで、また、甘いものが苦手な家族に食べてもらえるように考案したそうです。
地産の食材はタコ、アスパラガス、ももでいずれも三原市産とのことです。

優秀賞を受賞した中元さんには賞状と共に副賞であるホームベーカリーが贈呈されました!
中元さんの素敵な笑顔!

そして、高校生アイデアどんぶり選手権に後援頂いている、本学第1食堂で提供するどんぶりが、渡部料理長より発表されました。大学生に提供するため、また、男子学生が多いと言うこともあり、基準はご飯と合うかどうかと、ボリュームと肉!

あとは、どれだけ提供までの時間を短くできるかどうかです。順位と全く関係なく選ばれる「食堂賞」。

こちらに選ばれたのは…?
総合技術高等学校 良江杏月さんの「和風おろし南蛮丼」でした! 審査員特別賞とW受賞となりました。おめでとうございます!


ここでは紹介しきれなかったどんぶり作品や、より詳しい写真は、生命栄養科学科ブログ
を御覧下さい。

既に第6回を迎えた高校生アイデアどんぶり選手権ですが、高校生のみなさんの発想にはまだまだ驚かされるばかりです!食について、健康について、また、地域の食材について考えるきっかけになればと思います。本当にお疲れ様でした!


学長から一言:今年も素敵なアイデアの丼が、たくさん出てきたようですねッ!!!「食堂賞」が食堂に出てきたら食べに行きますねッ!!!