2014/12/15

第23回計測自動制御学会中国支部学術講演会

狭霧消ゆる湊江の 船に白し朝の霜。
こんにちは、ブログスタッフのMGです。

さて、少し遅くなってしまいましたが、11月29日(土)に福山大学宮地茂記念館(福山駅前)で第23回計測自動制御学会中国支部学術講演会が行われましたのでそのご報告です。

このブログでも紹介されていたように、10月25日にも平成26年度 電気・情報関連学会中国支部連合大会が本学で開催されており、今年の工学部は学会の当たり年でした。
ちなみに、計測自動制御学会中国支部大会も中国地方の大学の持ち回りで毎年開催されるのですが、福山大学では1998年に第7回学術講演会が開催されており、16年ぶりの幹事です。今回は各地からの交通アクセスを考慮し、宮地茂記念館で開催の運びとなりました。
この学会はオレンジ色の論文集を作成するのですが、16年前の論文集の色落ち具合がこの月日を物語っています。この論文集は前回実行委員長の情報工学科清水教授より貸していただきました。

研究発表数は95件、大会参加人数は約300人程、私の所属するスマートシステム学科が中心となり年初から準備を進めてきました。最近の学会は予稿集はDVDやUSBのデータで配布する形式が多いのですが紙の冊子の編集がなかなか大変でした。しかし、製作してみると、鮮やかなオレンジの表紙に愛着が湧いてきます。

当日の受付や会場ベル係など、当学科の学生18名がアルバイトで入ってくれました。慣れない業務でなかなか大変でしたが、大きなトラブルもなく乗り切れて一安心です。


講演の内容は、制御工学、画像処理、ロボティクス、計測工学などの研究発表です。テーマごとに7室に分かれ、午前2スロット午後2スロットでの開催、どのセッションでも活発な質疑応答が行われました。福山大学の当学科の学生も4件の発表を行い、みなさん事前の準備の甲斐あって無事にすばらしい発表ができました。
夕方より、大阪大学大学院工学研究科の金子真教授の特別講演「Beyond Human」、福山大学薬学部の塩見浩人教授のチュートリアル講演「リズムに乗って生きること~睡眠の仕組みと健康への関わり」 が開催されました。どちらも興味深い講演で会場より活発な質問がありました。


講演会終了後には、福山ニューキャッスルホテルにて、技術交流会が開催されました。この時期はクリスマスイルミネーションが華やかですね。本講演会実行委員長のスマートシステム学科三谷康夫教授、福山大学工学部長靍﨑展教授より挨拶をいただきました。



技術交流会は金子教授、塩見教授、計測自動制御学会中国支部歴代支部長、広島大学名誉教授の太田光雄先生、雛元孝夫先生にもご参加をいただき、貴重な時間となりました。学生諸君にとっても良い経験となったのではないかと思います。


今回の支部大会は、運営や準備がなかなか大変でしたが、このような学会開催ができることは大学の強みであり、ハレの場ですね。次回の講演会にも積極的に参加できるよう、研究を頑張らなくてはいけないという思いを改めて強くしました。

最後にこの場を借り増して、今回の学術講演会に協力していただきました方々へ深い感謝を表したく存じます。


学長から一言:学会開催、お疲れ様でした。。。発表した学生にとっても、アルバイトとして運営に関わった学生にも、とてもよい経験の場になったと思います。。。若い頃を思い出しました。。。そういえば、もう5年以上学会に行っていない。。。グスッ、グスッ。