RICOH「MICE Presentation in Fukuyama」に参加した情報工学科3年の濱田君,武田君からの報告を紹介します.
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情報工学科3年の濱田,武田です.
2018年1月19日(金)にリム福山にて開催されたRICOH「MICE Presentation in Fukuyama」に情報工学科として出展してきました.MICE Presentationは,リコーグループが提供する最新技術などの紹介を目的として開催されており,最新デジタルサイネージや社会課題解決の取り組みなどの情報を伝えるセミナーが開催されるなど,盛りだくさんです!
その展示内容から「MICE Presentation in Fukuyama – 備後をもっとおもしろく!」へのご招待をいただき,普段はオープンキャンパスや高校生の大学見学のときにしか,なかなか公開する機会がない,情報工学科HCI実験室での研究を展示しました.
今回展示した内容を少し紹介したいと思います.
「ジェスチャによるポインティング技術の利用事例」としてPIKAPIKA+やSpotLightingを体験していただきました.
PIKAPIKA+は本来,光の芸術作品をペンライトで作成するものなのですが,指差しジェスチャを利用して描けるように作られたものです.今回は,企業の方々に体験していただきましたが,この技術が応用された未来の世界を考えるきっかけになったようです.
SpotLithingは,指さした先にスポットライトが表示されるシステムです.過去には広島県立博物館ふくやま草戸千軒ミュージアムにおいても,説明を支援するためのシステムとして実証実験を行ったこともあります.
これらのシステムについて企業の方々から,利用方法や応用技術などについて多くの質問やご意見をいただきました.これらのご意見を今後の研究に生かしていければと思うとともに,こんなにも期待されている最新技術だということを改めて考えるきっかけになりました.
PIKAPIKA+ の体験
SpotLightingの体験
「観光などへの応用技術」として,迷い地点の見える化,みえないめいろVR,HappyPhotoの3つを展示いたしました.
迷い地点の見える化では,福山市観光課とともにおこなった,福寿会館までの移動経路で迷い地点を計測したときの移動の様子をGoogle Map上に可視化した結果を見ていただきました.地元の方々にとって福寿会館は知っているものの「確かに迷うよね」、というご意見をいただきました.
2017年10月に開催された福山大学の学祭「三蔵祭」のなかで展示した,壁のない「みえないめいろ」をVRコンテンツとして作成したものも見ていただきました.体験した方々には,初めてのVR体験を楽しんでいただきました.
HappyPhotoは,「ようこそHappy Mountain ふくのやま 福山へ」ということで,福山のHappyなスポットで訪問者の幸せそうな写真を残せたらいいな,ということで3年次生を中心に開発しています.Happyの「y」の字っぽく,Happyと言いながら両手を挙げると写真が撮影されます.今回のイベントの思い出ということで皆さんに体験していただきました.
観光経路(福寿会館)の迷い地点を見える化
みえないめいろVR
HappyPhotoを体験
今回は,我々3年次生が中心となって,昨年11月のじばさんフェアでの反省を生かして企画運営まで行いました.スケジュールや機材の準備など,あまりうまくできなかった面もありましたが,自分たちだけでなく,学科の先生や4年次生・大学院の先輩方に協力いただいたおかげで今回の展示を無事終えることができました.今回の技術説明のほとんどを我々3年次生で行うことで,今後に役立つ貴重な体験ができただけでなく,企業展示ブースにおける社会人の方の説明の様子も見ることで多くの学びもありました.今後も,こうした技術展示に積極的に参加していきたい思います.
中心となった情報工学科3年メンバー
冨岡元,武田祐樹,濱田大祐,小畠祐里,小川和也
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以上、濱田君と武田君からの報告でした。
学長から一言:情報工学科の皆さん、面白い研究成果を携えて、企業人に混じっての貴重な展示・公開経験でしたねッ!内容も、面白い!!!一緒に商品化しよう、と言う企業が現れるかな!?!