2018/02/28

<工学部>第5回FukuyamaCloudLiveが開催されました!

 学長室ブログメンバーの情報工学科の池岡です.

 中道准教授から「FukuyamaCloudLive」について報告が届きましたので,紹介します.
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2/22(木)にRim福山7階の福山市ものづくり交流館セミナールームCにて,第5回FukuyamaCloudLiveが開催されました.

このイベントは福山大学工学部とHiBiS(ハイビス:広島インターネットビジネスソサイエティ)が主催しており,今回で5回目を迎えることができました.

 第5回 FukuyamaCloudLive

 今回は,「システムは改善できる、 変えていける」と題し、働き方改革をはじめとする業務改善への取り組みとして,取り組みを支援するサービスやその効果についての講演を用意しました.

 HiBiS(ハイビス:広島インターネットビジネスソサイエティ)のIT備後支部の顧問でもある福山大学工学部情報工学科の私中道が「福山市は地方創世のモデル都市になれる街だと思っております,そのための成長のエンジンとして今回のようなIT技術をもっとご活用いただければと思います.」とご挨拶させていただきました.

はじめの挨拶

 セッション1では,「属人的な業務からの脱却を図る」として業務アプリケーションとしての初めてのクラウドサービスの導入の進め方について紹介するとともに,導入効果として業務改善だけでなく社内の変化について語っていただきました.

 サイボウズ株式会社の松山営業所所長の三浦様より,近年,企業での導入が進む,月額で利用きる業務アプリ構築クラウドデータベースサービスであるkintoneをご紹介いただきました.国内グループウェア市場でシェアNo.1ということもあって,数多くの導入事例をご紹介いただきました.

サイボウズ株式会社 三浦様のご講演

業務アプリ構築クラウドデータベースサービスkintoneのご紹介

 特に地元,福山での導入事例として,株式会社エブリイの和田様より,「誰が為の働き方改革」についてご紹介いただきました.kintoneを活用した成果として,業務の見える化,データ活用による分析,グループ企業や取引先を巻き込む,などが挙げられました.

しかし,特に大きな点として,「システムのユーザー/働き手の意識が変わったこと」が挙げられていました.例えば,「主体的に関わることで自らを楽にできる,業務や会社を良くするのに携わることができる」「自分たちで使うものを,自分たちが使いやすい形に変えていける」などです.参加者の皆さまも思うところがあり,うんうんとうなずいておられました.
株式会社エブリイ 和田様によるkintone導入事例のご紹介

ほぼ満席の会場の様子

 セッション2では,kintone体感セッションとして,実際に参加者の皆様にアプリを作成していただきました.1時間程度の短い時間にもかかわらず,2本のアプリを作成することができました.これらの経験から,業務アプリケーション開発の手軽さ,またそれによる業務改善の効果を感じていただけたようです.

kintone体感セッション

 最後に,福山大学工学部長 スマートシステム学科教授 香川教授より,挨拶がありました.香川教授からも今後の働き方改革の重要性について紹介されました.

終わりの挨拶

 今回も地元IT企業の方々や経営者の方々を中心に多くの方々にご参加いただきました.
また多くの学生が運営にたずさわり,会場設営,受付など手伝ってくれました.ご協力ありがとうございました.
立ち見で学ぶ学生スタッフの皆さん

 企業,市役所,大学に所属する運営の関係者は,このようなイベントを通じて福山市が「ITを活用した地方創生のモデル都市」となることを目指しています.

 今後もこのようなイベントを定期的に開催することで,産官学連携の輪が広がり,地方創生に少しでもつながればと思います.

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以上,中道准教授からの報告でした.


学長から一言:人手不足とITの急速な進歩と、そんな中での働き方改革。。。国会の方では何だかもめていますが。。。地方は、我が事として待ったなしですねッ!工学部の皆さん、しっかり地域連携、地域貢献を!!!