2017/05/08

離れた教室をスカイプでつなぎながら「メディア実践」講義を開講中!

こんにちは。学長室ブログメンバーのメディア・映像学科の阿部です。

メディア・映像学科は常に新しい試みに挑戦する学科ですが、今年度からは、なんと福山駅前にある宮地茂記念館と福山大学松永キャンパスをスカイプでつなぎながらの講義を開講しています。今回は、初回の授業の様子を紹介します。


こちらは、「メディア実践」という講義の一コマです。この講義は、これまでに修得した表現手段を使いこなしながら作品をつくるために必要なあらゆること(企画のたて方、調査方法、展示の仕方まで)について実践的に学ぶ授業となっています。

これまで、制作系の授業を大学の中で行うと、どうしても制作のロケ地や調査対象が大学内にとどまってしまうところがありました。そこで、大学の「外」=福山駅前まで出て、その環境の中でできることを考えながら表現に落とし込んでいくことができないかと考え、福山駅前にある宮地茂記念館と福山大学19号館とで同時開講する講義形式を試行しています。


写真にありますように、両教室は常時Skypeでつながっており、互いの部屋の雰囲気を共有し(すぐ近くにいるかのような、ざわざわしたおしゃべり声が聴こえてきます)、もう一方の部屋にいる教員や学生と制作相談ができる環境をつくっています。普段は隣にいる仲間たちとのコミュニケーションが、画面を介しただけで一風変わったものになることを楽しみつつ、制作環境・構想の可能性を本講義を通して学科生たちとともに考えていきたいと思っています。

宮地茂記念館で講義を受ける組は、4月中に立てたそれぞれの企画に従って福山城を見学したり、街の写真を撮ったりなどしていたようです。この後のスケジュールでは、ふくやま美術館の見学なども予定しています。こちらの授業につきましては、随時活動内容をこちらで紹介していきたいと思っています!


学長から一言:いかにもメディア・映像学科らしい、スカイプ利用の授業ですねッ!!!宮地茂記念館の抜群の立地条件を、学会やイベントではなく、通常の授業に生かす方法としても、おもし~ろい!