2017/05/10

人間文化学科 新任 小原友行教授の紹介

学長室ブログメンバー、人間文化学科のSです。こんにちは。今回は、新任教員である小原友行教授の自己紹介です。
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人間文化学部人間文化学科に赴任しました小原友行(こばら ともゆき)です。広島大学大学院教育学研究科を本年3月末日に退職し,4月1日付けで本学に着任しました。尾道市瀬戸田町の出身で,因島高校の卒業ですので,本学とは備後地域という意味で何らかの繋がりを感じています。


私の専門は,市民的資質を育成する社会認識教育学(学校教育では小・中学校の社会科,高等学校の地理歴史科・公民科の教育学)ですが,最近では,新聞・テレビなどのメディアや博物館を活用した生涯学習としての社会認識教育についても研究中です。そのこともあり,全国社会科教育学会会長,日本NIE学会会長,広島県博物館協議会会長,広島県NIE推進協議会会長などを歴任してきました。また,私自身の数少ない趣味は,落語鑑賞や世界のチルドレンズ・ミュージアム見学です。

『日本NIE学会誌』(NIE=Newspaper In Education)
このような経歴を踏まえて,福山大学では,若い学生達と共に,グローバル・マインドを育むための次の5つの活動にチャレンジしてみたいと考えています。

(1) 5つの「C」を備えた人材を育成する活動
①Communication,②Creation,③Collaboration,④Challenge,⑤Choice

(2) 備後地域の「3つのもう一つ」を重視した活動
「地域をもう一つの教室」「地域の人々をもう一人の先生」「地域の教材をもう一つの教科書」

(3) 学生自身がよりよい地域社会や未来社会の希望を創造していく活動
プロジェクト型「アクティブ・ラーニング」(備後発! 希望創造の物語)

(4) 「学んだ力」「学ぶ力」以上に「学ぼうとする力」を引き出す活動
NIE教育(新聞活用教育)や博物館教育

(5) 英語力・IT力とは異なるもう一つのグローバルな資質・能力としての「笑いやユーモア」を育む活動…「落語」を取り入れた教育の可能性の追求


研究室には落語のCDも
福山大学では,地理関係や社会・地歴科教育の授業を担当しますが、広島大学附属三原学園の学園長を4年間併任した時に出会った「人のために尽くして感謝する」という「ことば」を支えに,新たな価値を創造していけるような人材の育成に少しでも貢献できればと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

※ 「NIEニュース」最新号第87号に、小原教授による巻頭言が掲載されています。

学長から一言:ものの考え方の前向きで明るいことッ!!人間いくつになってもこうでなきャ!!私も見習いま~す!!!