2016/09/20

地域貢献のための学・官研究 「交通安全シンポジウム@福山大学」

こんにちは機械システム工学科の学長室ブログメンバーのKです。

福山大学では広島県警と交通安全教育等に関する共同研究を行っています。
平成28年9月13日に福山大学大学会館 ICT教室CLAFTで「2016交通安全シンポジウム@福山大学」が開催されました。




今回はその様子を報告します。

このシンポジウムには、広島県警察本部より4名、国土交通省中国地方整備局から1名、福山河川国土事務所から3名、福山西交通安全協会から5名広島県環境県民局から2名、福山市建設局から2名の皆さまがお越しくださいました。本学からは、松田学長をはじめ、機械システム工学科、情報工学科、スマートシステム学科、心理学科、社会連携センターの教職員と機械システム工学科の学生が参加し、総勢30名を超すシンポジウムとなりまし

松田学長の開会の挨拶で始まったシンポジウム。




基調講演では、国土交通省中国地方整備局 福山河川国道事務所副所長 岸部様から「最近の道路行政について」のお話があり、福山市内だけでなく福山近隣における道路整備状況や交通状況などについて説明がありました。

また、広島県警察本部 交通部交通企画課 交通事故分析官の新庄様は「ドライブレコーダ映像から学ぶ」というテーマで発表され、ドライブレコーダの画像から見る事故の状況などの分析結果のお話がありました。
 


研究報告では、本学教員や学生から報告を行いました。

報告は報告順に、
○工学部機械システム工学科 小林講師「福山市鞆町における可変交通情報看板の効果」 
人間文化学部心理学科 宮崎講師「映像監視が視覚探索に及ぼす影響」
工学部情報工学科 金子教授「ドライブレコーダー画像からの特徴抽出と個性の分析」 
工学部機械システム工学科 内田教授「最近のデータ分析手法の交通安全研究への応用について」 
工学部スマートシステム学科 香川教授「眼窩周辺からの視覚情報の効果に関する研究」 
などの報告がありました。


  


また、機械システム工学科の小林研究室の学生から「地域の交通問題を解消するための小型モビリティの開発」、内田研究室の学生からは「ドライビングシミュレータを応用した安全運転教育」と「地域の道路特性に基づく交通事故原因の分析」という報告も行いました。





    

話題提供として、広島県警察本部 交通企画課 統計係長 門田様より「広島県の交通事故の現状について」のご報告がありました。




最後に、福山大学人間文化学部長の平教授から、特別講演「学際的研究で支える安心・安全・日本一」がありました。



 
会場外では、福山大学人間文化学部長 平教授、工学部長 香川教授、 安心安全防災教育センター長 仲嶋教授による「地域交通の安心安全とその未来を考える」というテーマでパネル展示がありました。


 
 
 
交通安全についていろいろ考えさせられる有意義なシンポジウムでした。


学長から一言:とても盛りだくさんの有意義なシンポジウムでした。。。地元の安全協会の方々も来られ、学官民の連携に学生も加わり、道路交通の安全性向上に向けて、社会課題解決型プロジェクトの推進です!!!期待していま~す!!!