2014/08/04

平成26年度 病院・保険薬局実務実習報告会 !!


こんにちは。 学長室ブログスタッフ、薬学部 の “M” です。
 
平成26年8月2日(土)13:30~15:30 、福山大学医療薬学教育センター(34号館)の5階で『 平成26年度病院・保険薬局実務実習報告会(第1期) 』が行なわれました!
 
さて、『 病院・保険薬局実務実習 』について少し説明します。 本実習は、薬学部5年生がこれまでに大学で学んできた『 医療人としての 知識・技能・態度 』を医療の現場で実践するために、1期(5月~7月)、2期(9月~11月)、3期(1月~3月)のうち2つの期間、計5ヵ月間を病院と薬局で行ないます。 この5ヵ月の間に、現場の指導薬剤師とともに内服薬や注射剤の調剤、医薬品情報の提供、病棟での薬剤管理指導、服薬指導、在宅医療、チーム医療など、薬剤師が関わる多くのことを体験してきます。
 
福山大学の実務実習では、薬剤師会や病院薬剤師会と協力して、学生の希望を重視した『 ふるさと実習 』を推進しています。 これは、実家から病院・薬局実習に通いたいという学生の希望に応えるだけでなく、地元の医療現場で学び、地域医療への興味を高めることで、薬剤師の地域偏在を解消するという目的もあります。 本年度は、35名の学生が広島県外で実習を行っています。 県内においても、広島市内、呉、庄原、世羅、三原、府中、尾道、福山など、各地で実習が行われています。
さらに、薬学部の全教員が各地域に出向いて『 合同セミナー 』を開催し、学生間の情報共有の場を設けるとともに、実習状況の確認や指導を行っています。 また、各施設を訪問して指導薬剤師と意見交換を行い、より良い実習になるようキメ細やかな教育体制も整えています。 福山大学薬学部は開設32年を迎え、これまでに4000名以上の卒業生を輩出しています、多くの先輩薬剤師の方々も各地で学生をサポートしています!
 
っと、少し前置きが長くなりましたが。 この度は、第1期の実務実習が終了し、その仕上げ学習として『 実務実習報告会(第1期) 』を行いました。 各地域の病院や薬局で得てきた『 医療人としての 知識・技能・態度 』を発表する貴重な報告会です。 本報告会には、5年生全員の他に、上級生、下級生、指導薬剤師、教員が多数参加して、活発な討論が行われていました。
 
 まずは、受付の様子。 5年生は、発表のほかに会場設営や受付など、報告会全体の運営も担当しています。
 
  病院実務実習報告会の会場!
 
  薬局実務実習報告会の会場!
今春4月に、『 白衣授与式 (過去のブログ記事をご覧ください) 』で送り出したばかりだと思っていた学生達ですが、報告会では指導薬剤師や教員、上級生を交えて活発に議論できるまでに成長していました! 今後の更なる成長を期待しています!
 
これにて、平成26年度第1期の病院・保険薬局実務実習および報告会は終了。 引き続いて、第2期、第3期の実務実習が順次始まります。 第2期報告会は平成26年12月13日(土)の予定です、興味のある方はご参加ください!
 
末筆ではございますが、実務実習および報告会を通じて、学生たちの学びをサポートしてくださった指導薬剤師や医療関係者の皆様には、こころよりお礼申し上げます。


学長から一言:『ふるさと実習』は、教員の労力もなかなか大変ですが、すばらしい教育実践だと自負しています。。。 学生のふるさと(地域)を大切にすることは、地方私立大学の使命だと認識しています。。。 ぜひ8月1日付け『 学長短信No.55 』も読んでみてくださいね。