2013/11/06

心理学科4年生が「模範青少年」として県知事表彰を受けました!

 学長の松田です。こんにちは。今日は、人間文化学部心理学科4年生の三吉大暉君が,ゼミ担当の平伸二教授と一緒に学長室を訪ねてきてくれたお話です。そのいきさつを、ちょっと平教授に説明してもらいましょう。ちなみに、平教授は犯罪心理学の日本を代表する研究者です。
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 2013年11月2日(土),広島県民文化センターで開催されました,青少年育成県民運動推進大会において,人間文化学部心理学科4年生の三吉大暉君が,広島県知事表彰を受けました。三吉君は,福山西警察署の少年補導協助員等として,学校担当制による校内巡視や街頭補導等へ積極的に参加し,また,「少年サポートルームふくやま」における学習支援,非行少年等の立ち直り支援に取り組むなど,他の青少年の模範となっているという理由で,県内でただ一人「模範青少年」として表彰されました。

 三吉君は,府中東高校3年の時,心理学科のオープンキャンパスに参加して,犯罪心理学を学んで警察官になりたいと思いました。彼は,オープンキャンパスの時に紹介された,犯罪心理学研究室が主催する「高校生を指導者とした地域安全マップセミナー」にも参加しました。その積極的で犯罪心理学を学びたい意欲をAO入試でも発揮して,見事合格して入学を果たしました。

 入学後すぐに地域安全マップの指導員としてボランティア活動を行い,3年生からは希望する犯罪心理学研究室に所属して,少年補導協助員を務めるほか,「少年サポートルームふくやま」で学習支援,非行少年等の立ち直り支援に携わってきました。「少年サポートルームふくやま」は,今年の9月2日から商業施設 RiM-f (リム・ふくやま)の中に設置されていますが,警察,福山市,福山市教育委員会のスタッフが常駐する,広島県初の新しい施設として注目を集めています。その中で,少年と年齢の近い大学生が学習支援,非行少年等の立ち直り支援に取り組むことも大きな特徴となっています。

 この大学生の参加は,試験的に2012年4月から,宮地茂記念館で毎月2回実施して準備を重ねてきたものです。心理学科からは約10名の学生が携わりましたが,三吉君は学部最上級生のリーダー的存在としても貢献してきました。広島県警の少年育成官からは,子どもに対する接し方が非常にうまく,コミュニケーション能力に長けているとの評価もいただいています。

 そして,三吉君は広島県警察職員採用試験に見事合格し,来春から広島県警察官として採用が内定しています。元科学捜査研究所勤務の平 伸二教授のもとで学んだ犯罪心理学の知識と活動,そして,この度の県知事表彰を励みとして,後輩の目標となるような模範的な警察官となることを期待しています。
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というわけで、三吉くんと平教授が、学長室を訪れてくれました。
 学長室を訪問して報告する三吉大暉君
表彰状を持っての緊張の記念撮影です
 
三吉君はAO入試の本来の意義・意味を体現してくれました!! おめでとう!!