心理学科3年生の松永大輝君が,「福山市協働のまちづくり推進懇談会委員」に選ばれ,今日は福山市長からの委嘱状を持って,指導教員の平教授と学長室訪問をしたので,平教授からその報告をしてもらいます。
では,平先生よろしく。
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心理学科長の平です。2014年6月5日,心理学科3年生の松永大輝君が,「福山市協働のまちづくり推進懇談会委員」に選ばれました。今日は福山市長からの委嘱状を持って,松永君と学長室訪問をしましたので,そこで話題となったことを中心にご報告いたします。
松永大輝君は,入学後すぐに犯罪心理学研究室を中心に組織するPACE福山支部の会員となり,小学校での「地域安全マップ指導」にも既に何度も参加しています。その他,学長室ブログに紹介した下記の2つの行事にも参加して,PACE福山支部の活動を積極的にアピールしています。
「県民文化センターほっとシネマ2014のロビー展示!!」(5月26日)
http://blog.fuext.fukuyama-u.ac.jp/2014/05/2014_26.html
「第46回 福山ばら祭に参加しました!」(6月2日)
http://blog.fuext.fukuyama-u.ac.jp/2014/06/46.html
また,心理学科認定のピア・サポート・トレーナー資格にも挑戦中で,金曜日2限目の学修支援に毎回参加して後輩のレポート作成指導を手伝っています。学外のピア・サポート活動としては,福山明王台高等学校の新入生合宿において,新入生の仲間作りの指導も行っています。研究では,防犯カメラの犯罪抑止効果について,犯罪心理学的見地から調査研究を行う予定です。今年から,福山市が防犯カメラの設置に対し,設置する自治会等に費用の一部を補助する事業が始まり,多くの防犯カメラが市内に設置されます。福山市,科学警察研究所,福山東警察署等とも連携をとって調査研究を実施する予定です。
このように,入学後から興味ある活動に積極的にチャレンジして,同級生ばかりか先輩や後輩からもとても厚い信頼を得ています。さらに,地元福山市出身の松永君は,これらの活動を通して福山市を誰もが安心・安全に暮らせて,魅力と活気にあふれたまちにしたいという気概を持っています。
ところで,今回福山市長から委嘱された,福山市協働のまちづくり推進懇談会委員について簡単に説明します。福山市は,市民と行政がそれぞれの責任と役割を分担し,対等な立場で連携し,補完し協力しながら,協働によるまちづくりを推進しています。そのまちづくり施策を推進するに当たり,市民から幅広く意見を聞くため,福山市協働のまちづくり推進懇談会を設置しています。懇談会は20名の委員で組織され,2016年の市制施行100周年に向けて,「ずっと住み続けたい」「住み続けることができる」持続可能なまちづくりに向けて,「第二次福山市協働のまちづくり行動計画」をとりまとめ,その進捗状況に目を光らせ意見を述べていきます。
【参考】「第二次福山市協働のまちづくり行動計画」
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/uploaded/attachment/4382.pdf
松永君は委嘱された当日が,最初の福山市協働のまちづくり推進懇談会会議の日でした。20名の懇談会委員は「福山市自治会連合会会長」「福山市公立小学校校長会副会長」「福山市ボランティア連絡協議会会長」「福山市市民局長」「福山商工会議所事務局長」といった,いわゆる地域の名士揃い。とても緊張したそうで,発言を求められたとき,真意がくみ取れず十分な回答ができなかったようです。しかし,松永君は「これまで先輩の指導の下に一生懸命活動することだけを考えてきましたが,先輩達が活動に至った経緯や活動の意義についても深く考え,リーダー的役割も担って活動を行い,その経験から福山市の未来に対して,次回はしっかりと意見を述べられるようになりたいです」と,次の機会に対する抱負を力強く学長に述べてくれました。
このような少しほろ苦い経験が,学生の成長の糧になるのだなと,改めて嬉しく感じた瞬間でした。懇談会委員の中では圧倒的な最年少(親世代以上に囲まれています)。若い感性で福山市の協働のまちづくりに向けて貢献してもらいたいものです。
学長室を訪問して報告する松永大輝君
福山市長からの委任状を持っての記念撮影です
学長から一言;松永君はなかなかのイケメンで、さらにおしゃれ! 写真のネクタイとシャツのポケットの模様のコーディネートにご注目あれ!! 大輝という名前は,私の孫の名前と一緒じゃん・・・もちろん彼もイケメン!! という話ではなく、意欲にあふれた松永君の今後の活躍に期待しましょう!