心理学科の学長室ブログ担当の川人です。
心理学科4年生2名が模範青少年として広島県知事表彰を受けました。
早速,11月2日(月),2名が表彰状を持って学長室に報告に行きました。
その様子を,指導教員の平 伸二教授に報告してもらいました!
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心理学科の平です。
10月31日(土),広島県民文化センターで開催された,平成27年度青少年育成県民運動推進大会において,人間文化学部心理学科4年生の石井寿美礼さんと平本淳子さんの2名が,広島県知事表彰を受けました。両名は1年生の時から現在に至るまで,「少年サポートセンターふくやま」における非行少年等の学習支援,立ち直り支援に参加しています。その功績が評価され,福山西警察署長の推薦を受け,「模範青少年」として表彰されました。
平成27年度青少年育成県民運動推進大会に参加した石井さん(右)と平本さん(左) |
石井さんも平本さんも,「少年サポートセンターふくやま」で活動を始めたのは,私が開講している「地域とボランティア」の授業において,広島県警本部からこの活動のボランティア募集が出ていることを知ったのがきっかけです。当時,1年生の2人が,警察関係のボランティアに参加することは勇気のいることだったと思います。しかし,参加した当初から,少年との接し方に対する評価は高く,2人ともに楽しく責任感を持って取り組んでくれました。そして,毎週継続して参加していることから,両名は他大学もいる大学生ボランティアのリーダーとして活動をしています。また,毎年,「地域とボランティア」の授業で活動内容を紹介しており,心理学科の後輩が影響を受けて活動に参加しています。このように授業をきっかけとして,先輩から後輩へ受け継がれていく良き連鎖を頼もしく思っています。
「少年サポートセンターふくやま」は,商業施設リム・ふくやまの中に設置されていますが,警察,福山市,福山市教育委員会のスタッフが常駐する,広島県初の新しい施設として注目を集めています。今年度からは,この施設を好事例として広島市でも同様の取り組みが始まりました。広島市から他の市町に広がることが多い中で,特異な例であると県も評価しています。2人は昨年も新聞で活動を紹介されたほか,今度の表彰に関しても複数の取材を受けています。きっと大学生活の良き想い出になると思います。
学長室を訪問して報告する石井さんと平本さん |
表彰状を持っての記念撮影 |
石井さんも平本さんも警察職員(少年育成官,警察官)になることを目標としていますが,この表彰を機にさらに犯罪心理学や心のサポートに関する勉強を重ね,夢を実現して欲しいと思います。
最後に,表彰を受けた2人の感想を載せておきます。
【感想:石井寿美礼】
この度,模範青少年ということで表彰していただく機会を頂き,誠に嬉しく思います。今回の表彰は,私一人だけでなく,一緒に活動に参加してくれている大学生ボランティアの方々,活動への参加を支援して下さっている福山大学の教職員の方々の協力,「少年サポートセンターふくやま」の職員の方々からのご指導があってこその表彰だと思っております。
大学1年生の頃から参加し始めた「少年サポートセンターふくやま」では,最初は右も左も分からず,関係者の方々には大変多くのご迷惑をお掛けしたことと思います。そんな私ですが,現在では大学生ボランティアの学生リーダーも任されており,今回の表彰で今後の活動への励みになることと,活動に携わって頂いている皆様に多大なる感謝を申し上げるばかりです。今後も継続的に活動へ参加するとともに,後輩達に引き継いでいってもらいたいと思います。
【感想:平本淳子】
この度,このような名誉ある賞を受賞することができ,本当に嬉しく思っております。大学1年生の頃から続けてきた,「少年サポートセンターふくやま」での功績が認められたことに,喜びと達成感を感じています。ボランティア活動を通して,周囲の役にたつことが出来ただけで無く,自分自身も大きく成長出来たように思います。残り少ない大学生活ではありますが,今後も積極的にボランティア活動に参加すると共に,今後ボランティアに参加していく後輩達に対して,少しでも良い手本となれるよう尽力したいと思います。
最後になりましたが,このような名誉ある表彰を頂けたのは私個人の努力だけでは成しえませんでした。「少年サポートセンターふくやま」に携わる人々,ボランティアとして所属させて頂いている福山西警察署及び,福山大学の教員の方々,並びにゼミのメンバーなど,支えて下さっている全ての人々に感謝申し上げます。
学長から一言:すばらしい賞の受賞、おめでとうございます。。。本当に模範学生ですねッ!!!そして、平教授の指導する平ゼミは、毎年のようにボランティア活動で受賞する学生を出しており、平教授の教育・指導にも感謝!感謝!