2014/07/15

学生ボランティア団体“福山ひなた教室”が広島県こども夢基金活動助成事業の助成金を獲得!

 こんにちは。心理学科のブログメンバー、金平です。

 人間科学研究科 修士課程1年生の三村幸恵さんが代表を務めている学生ボランティア団体”福山ひなた教室”の企画が、平成26年度広島県こども夢基金活動助成事業の助成金に採択され、学長室を訪問したので、その様子をお伝えします。

 三村さんは、児童臨床心理学研究室(金平ゼミ)に所属しており、福山と尾道で、学部生達と一緒に、発達に困難さを抱えた子ども達を対象に支援活動を行っています。

 具体的には、毎週木曜日に福山と尾道で、発達に困難さを抱えた子ども達を対象に学習支援を実施しています。また、月に1回コミュニケーションや対人関係に困難さをもつ児童を対象にソーシャルスキルトレーニングを実施しています。

 また、研究では、発達に支援を要する児童の家族研究ということで、特にインタビューを通した家族の感情表出に焦点を当てています。

 このような活動を行っていく中で、今年度、三村さんが中心となり、学生主体のボランティア団体”福山ひなた教室”を立ち上げました。
 
 ”福山ひなた教室”は、「発達に困難さを持つ子ども達にとって、あたたかい日向のような場所となるように!」というコンセプトの下、この名称に決定しました。
 福山大学人間文化学部心理学科および人間科学研究科に在籍する学生を中心とし、発達に困難さを抱えた子どもなどの支援活動に参加する熱意のある学生達で組織されています!


助成金の交付決定通知書を持った三村さん(中央)と熱意のある学生達


 ところで、今回助成を受けた広島県こども夢基金活動助成事業について簡単に説明します。
 これは、ひろしまこども夢財団が、広島県教育委員会と連携し、子どもの体験を促す活動を支援することを目的として、「広島県こども夢基金」を設け、この活動を企画・実施する若者の組織の活動に対し、助成金を交付するものです。具体的には、広島県に居住又は通学している若者の団体又は個人が、子どもに夢を与え、体験を促す活動を対象にしています。

 福山ひなた教室では、大学院生および大学生が中心となり、ソーシャルスキルトレーニング実施後に、最後のまとめとして、参加した仲間とのより体験的な関係作り、および今後の活動への動機付けの促進を目的として、クッキングを企画しました。このイベントが助成の対象に選ばれました。

 最後に、福山ひなた教室の代表を務める三村さんに助成金に採択された感想を聞きました。

三村さん:「今回、広島県こども夢基金活動助成事業に応募し,私達の活動が助成金(10万円)を獲得しました。今後もますます学生主体で,支援活動や研究を実施していきます!!

 
 

学長に助成金の交付決定通知書を見せ、説明する三村さん(右奥)


           学長、三村さん、金平での記念撮影です

 
学長から一言:学生の活動が外部から評価され、資金面での支援を受けることができるというのは、学生にとってさらに次への活動の励みとなり、すばらしいことですね。。。おめでとう! 金平助教の指導のたまもの。。。