今年4月に図書館本館閲覧室内にも、友達と一緒にディスカッションできる、ラーニングコモンズ風の部屋を作りました。SGD(Small Group Discussion)を取り入れた授業や学生たちのグループ課題の作業などに、使われています。図書館の資料がすぐ使えるので便利だと、好評です。
今日は、この部屋を使って図書館が主催した「図書館セミナー」について、桑田図書館事務長から報告してもらいましょう。
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このセミナーは、難しい学術的な事は一切ぬきにして、教員がその道に進んだ理由や、今現在面白いと思っていることを学生に話し、学生にいろいろなことに興味を持ってもらうきっかけにしようというものです。初回のこのセミナーに参加したのは、学生12名(工学部・薬学部)と教員5名の計17名です。
話題提供は、電子・ロボット工学科(来年度から、スマートシステム学科にスマートに変身!)の香川直巳教授。「工学とは何か?―機械はどのように人と接するべきか―」がテーマです。先生が工学を目指すきっかけとなった話から入り、今までの「ものつくり(生産的)」とこれからの「ものつくり」の考え方の違いについて先生の考えが分かり易く述べられました。写真のような道具(おもちゃ?)を持ち出して、人間工学への応用についての話もありました。参加者した学生もこの道具を手にとり、遅くまで和気あいあいと先生と議論していました。
今後の予定としては、生命工学部:山口泰典先生(H26年 4月頃)、工学部:小林正明先生(H26年6月頃)、海洋生物:渡辺伸一先生(H26年9月頃)を予定しています。
専攻した学問だけを突き進むこともよいですが、少し違った方向から研究を見直したり、新しいことに挑戦していくことも大切だと思います。学生のみなさん、是非今後のセミナーにご期待ください。
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学びと遊びが融合した、こういう活動こそ、大学ですね!