2018/03/12

経済学科の学生が主催する福山市活性化イベントの報告


学長室ブログメンバーの経済学科スポーツマネジメントコース、藤本倫史です。



本日は、本ゼミの経済学科スポーツマネジメントコース4年次生の稲田慎之介君を中心として、32日~4日で行われた地域振興活動について紹介します。



以前、福山駅周辺活性化のための「学生による学生のためのふくまちブラMAP」の作成についてご紹介しました。その後、稲田君は学生団体やふくやま未来づくり100人委員会で活動を行い、学生生活の集大成として、「Young Create Project」を福山市や地元企業の協力を得て、企画立案しました。


 
この企画の概要は、福山大学、福山平成大学、福山市立大学、尾道市立大学、愛媛大学、松山大学の学生が交流し、学生自らが企画を行う。そして、「ベンチャーを起ち上げよ。福山におけるソーシャルビジネスを起こせ」をテーマにフィールドワーク、ディスカッションを行い、最終日に市民の方々へプレゼンテーションを行うことで福山市の活性化を図ることを目的に開催されました。
 
本学からは12名が参加。日頃の地域課題解決型の学修成果が十二分に発揮されていました。さらに地元メディアにも取り上げられ、注目のイベントとなったようです。


私もファシリテーターとして2日目に参加させていただきました。では、この模様を稲田君にレポートしてもらいます。



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1日目

 福山駅前のines1階にあるLADY WORK CAFEにてイベントの幕が開けました。

開会式、フィールドワーク、ディスカッション、交流会を経ていくうちに、みんなの距離感が徐々に縮まっていき、良いムードが出来上がっていくのを見て一日目は不安と安堵感が入り混じる中の運営でした。



そして、福山駅前をフィールドワーク。福山市職員の方にご案内いただき、福山市の課題について考えました。


次に広島県立福山少年自然の家に移動。交流会では地元企業経営者などにも参加して頂き、学生と社会人の新たなコミュニティーの創出に繋がりました。そして、最終日に行われるプレゼン大会に向けて、それぞれのチームが奮闘していきました。



2日目

 早朝から宿舎を移動し福山駅前のエフピコRimへ集合。1400~行われる中間プレゼンに向けて、ディスカッションを各グループで行いました。

中間プレゼンでは、地元大学や有識者の方々に、学生のプランに対してのフィードバックを頂きました。学生にはない視点を指摘や厳しいご意見をいただきました。
各班がブラッシュアップすることができ、最終日のプレゼンに繋がったと思います。

  


3日目

いよいよ最終日は、一般公開でのプレゼンテーション大会です。福山でも有名な地元企業や有識者5名の前で、2日間頑張った成果を披露し、一歩踏み出す勇気を実感してもらいました。

4チームが創造力溢れるプランを発表。シェアハウスやスポーツを活かしたプロジェクトなど個性的なプランが続々と誕生しました。



審査員の方からは「ブラッシュアップして形にすれば面白い」「日本の未来、福山の未来は明るい」という講評をいただきました。

この提案した内容は各学生が卒業論文や地域振興活動に活かし、福山市や地元企業と連携し、実現へ向けて頑張っていく予定です。


 
最後に感想を述べさせていただきます。本当にご協力頂いた方々に感謝いたします。この企画を通して、多くの学生に刺激を与えることができたと思います。しかし、それだけで終わらせるのではなく、継続させ、発展させてほしいと思っています。後輩たちには自分の中に留めるのではなく、仲間を見つけ、地域を元気にする活動をどんどん推進してほしいです。そして、学生生活を思う存分楽しんでほしいです。悔いのないように頑張ってください! 
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以上がレポートです。このような学生自らが地域で活動を行い、様々な方々と協力し、課題解決をしていく活動をより積極的に行えるように、私自身もサポートできればと思っています。また、私もゼミや授業などで課題解決型のディスカッションなどをより推進できればと考えています。


学長から一言:稲田慎之介君は、福山大学内にとどまらず、他大学の学生とも連携して、地域の活性化に努力してくれました。。。その活動が認められ、来る3月20日の卒業式では、社会活動部門で学長賞を受賞です!!!