2018/03/14

<情報工学科・情報処理工学専攻>インタラクション2018にて研究デモ発表!

 学長室ブログメンバーの工学部情報工学科の池岡です。

 情報処理工学専攻の院生の川野さんが,「インタラクション2018」での発表の様子を伝えてくれましたので,紹介します.

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 工学研究科情報処理工学専攻1年の川野です.
 2018年3月5日(月)~3月7日(水)に学術総合センターで開催されたインタラクション2018に情報工学科,情報処理工学専攻の学生が発表に行きました.1997年より毎年開催されているシンポジウム「インタラクション」は,ユーザインタフェース,CSCW ,可視化,入出力デバイス,仮想/拡張現実,ユビキタスコンピューティング,ソフトウェア工学といった計算機科学,さらには認知科学,社会科学,文化人類学,メディア論,芸術といった人文科学の,研究者および実務者が一堂に会し,インタラクションに関わる最新の技術や情報を交換し議論する場です.本分野に関する研究とその成果に対して高い関心が寄せられており,800人を超える参加者が集まっています.
 今回は,情報処理工学専攻の院生2名,情報工学科の学生1名がデモ発表に行きました.
インタラクション2018

 情報工学科4年の木戸さんは「車内システムにおける非接触操作に対する慣れの検証」について研究発表を行いました.これは自動運転後の世界を見据えて,外の世界の情報に対しておこなう非接触操作にそもそも慣れることができるのか,実験した成果について発表しました.体験されたほぼ全員の方が「これは慣れることができる」と言ってくださったので今後さらに研究を進めていけそうです.
木戸さん(情報工学科4年)の研究説明の様子

木戸さん(情報工学科4年)のデモ発表の様子

 大学院修士課程の工学研究科情報処理工学専攻1年の私,川野は「ペアテスティング手法を適用した初回避難行動における気づき効果の検証」について研究発表を行いました.これは,初めての場所で避難した場合と,避難経験のある場所で避難した場合とでの、迷い回数や場所の違いについてです.この実験では,参加者と評価者がペアとなって迷いを記録しており,今回のデモ発表では,その記録環境も体験していただきました.デモ発表の際は,見学者が多くさばききれないため工学研究科修了生の渡辺さんも手伝いに来てくれました,ありがとうございました.
川野(情報処理工学専攻1年)の研究説明の様子

川野(情報処理工学専攻1年)のデモ発表の様子

 最後に情報処理工学専攻2年の天早さんは「Remote Touch Panel:大画面における直観的なタップジェスチャー」について研究発表を行いました.仮想タッチパネルに触れると画面上からの視覚,音による聴覚に訴えるフィードバックを返すことで,利用者にとって使いやすい仮想タッチパネルを実現可能であるか,発表しました.
天早さん(情報処理工学専攻2年)の研究説明の様子

天早さん(情報処理工学専攻2年)のデモ発表の様子

 デモ発表では,研究者の方だけでなく企業の方々も多く参加されており,率直な意見をいただきました.そんな中,より研究を進めるための様々なアイデアをいただくなど今後の発展が非常に楽しみになりました.
正直本当に疲れましたが,皆さまのご意見をいただくことで今後の研究をより一層がんばる気持ちになりました.

 今回のこれらの発表内容は,3/17(土)の福山大学オープンキャンパス 春の見学会で体験することが可能ですので,最新技術に触れに来てもらえたらうれしいです.

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 以上,川野さんからの報告でした.


学長から一言:「インタラクション」という言葉は、なんとマー、幅広いですねッ!!!高校生の皆さん、理系人間はもちろん文系人間にもとても楽しいと思いますので、ぜひ来て、見て、触って、試してみてねッ!!!