こんにちは。機械システム工学科、学長室ブログメンバーの内田です。
大学では後期の授業がほぼ終わり、これから定期試験の期間に入っていきます。私が担当している、機械システム工学科の2~3年生向け授業である「環境自動車工学」も最終回(第15回目)の授業を行いました。
自動車は、現代社会になくてはならない文明の利器ですが、その反面、交通事故、大気汚染や騒音公害、最近では地球環境問題、さらには都市の空洞化や買い物弱者といった社会問題など、様々な問題を生み出してきました。この授業では、そうした技術の発展がもたらすマイナスの側面に焦点を当て、今後の技術はどういう方向に向かえばよいのかを考えています。
最終回の授業は、これまでの授業で学んだ内容に基づいて提出されたレポートを、だれが書いたものかわからないようにテープでマスキングして教室のテーブルに並べ、それを受講生全員が評価して回るという形で行います。評価は、持ち点15点を5つ以上のレポートに配分するとともに、各レポートの良かった点を評価シートに書き出します。
提出されたレポートは、以下の4つのテーマのいずれかで書かれたものです(ただし表題は任意としています)。
- これからの地球環境保護を考えた車のあり方
- これからの都市環境と共存する車のあり方
- これからの地域社会をサポートする車のあり方
- これからのものづくりを考えた車のあり方
評価開始直後の様子。受講生は皆、クラスの仲間がどのようなことを書いたのか非常に興味があると見えて、真剣に各レポートを読んでいきます。
まだ読んでいないレポートを探して歩く学生がだんだん増えていき、
最後頃はこんな状態に。
私はこれから全部のレポートを詳しく読むところですが、なかなか面白そうな表題のレポートがいくつもあり、読むのを楽しみにしています。教員の私が教えられる内容のものもあったりして、毎年のこの授業のレポートは、私にとって宝物といってもよいくらい特別なものになっています。
学長から一言:課題解決型の、素晴らしいアクティブ・ラーニングですねッ!さてどんな問題を学生が選んで、どんな解決策を示し、それを他の学生がどう評価しているか、興味津々ですねッ!!!きっとそのことも学長室ブログになって出てくるでしょう~~
学長から一言:課題解決型の、素晴らしいアクティブ・ラーニングですねッ!さてどんな問題を学生が選んで、どんな解決策を示し、それを他の学生がどう評価しているか、興味津々ですねッ!!!きっとそのことも学長室ブログになって出てくるでしょう~~