2013/03/26

松永の歩き方~カフェ文化編

工学部MGです。福山大学に着任して2年が経ちました。
さて、私は福山大学がある福山市西部の松永地区に住み、日常生活を送っています。
今回は大学を飛び出して、福山大学の地元、松永駅周辺の紹介をしたいと思います。


 観光パンフレットには、福山市西部松永地区の文化財として「日本はきもの博物館・日本郷土玩具博物館」が紹介されることが多いです。松永で明治時代(1878)、丸山茂助氏が下駄づくりをはじめ、マルヤマ商店が設立されますが、その跡地が博物館として利用されています。ここは、松永駅を降りて南口から南東方向に5分ほど歩いたところです。


■ 日本はきもの博物館・日本郷土玩具博物館:
  開館時間 9:00~17:00(16:30まで受付)月曜休館、 入館料一般1000円、大学生800円

はきもの博物館は日本唯一のはきもの専門博物館で、日本の農耕祭事に用いられてきた田下駄、古代中国や古代エジプトの履物、アポロ計画時の宇宙服用のブーツ等が展示されています。併設された郷土玩具博物館も興味深く、厄除けや招福開運のための日本の各都道府県に伝わる土鈴、細工物、木彫り等が展示されています。 2館の外には明治時代の下駄職人の長屋が保存され博物館全体でかなりのボリュームがある展示内容です。

たくさん見学したのでのども乾き、小腹も減りました。ので、博物館の同じ敷地内にあるコーヒーハウス”サボ” に寄ってみます。ちなみに、博物館に入館せずとも利用できますが、博物館内からは裏口を通ってはいることもできます。


■ コーヒーハウス”サボ”:
   営業時間10:00~18:00 月曜年末年始定休。 ドリンク ¥500 ~ パニーニ ¥750


この喫茶店、大正時代にマルヤマ商店の事務所として使われていた建物を改装しています。上の左写真のように店内に床の間があるという大正モダンの雰囲気が味わえるお店です。週末の夕方はバーとしても利用されるのだとか。コーヒーもじっくり落とした濃い味です。


 松永駅周辺のお店ということでもう一軒。松永駅北口を出て商店街を抜け、旧国道を渡った先のスーパーマーケットに併設された喫茶店 「リトルウィング」。世界のコーヒーを取り扱っており、ハイチやマンデリンティピカなどの聞き慣れないコーヒー豆を手に入れることができます(100g 430~680円くらい)。

■ リトルウイング:
   コーヒー専門店 営業時間 9:30~19:00  月曜定休 ブレンド ¥380~ トーストセット ¥700~



店内はエキゾチックな感じの内装で、店内での喫茶も可能。ランチもありますがおすすめはやはりコーヒー。挽きたての香ばしくやや脂ののったコーヒーを味わえます。

 松永駅周辺は時代の流れとともに残念ながら商店街がシャッター通りとなり元気がない、と言われることが多いです。しかし、なかなか味な空間やお店もある、というのがしばらく住んでみた者の感想です。童心にもどって町内探検、否、リサーチャーとしてフィールドワークを積極的に行っていきます! なお、プロジェクトMに関係したブログはこちら
http://blog.fuext.fukuyama-u.ac.jp/2012/11/m.html
http://blog.fuext.fukuyama-u.ac.jp/2013/02/blog-post_27.html


学長から一言:はきもの博物館と郷土玩具博物館は、孫が来たときのお気に入りの場所の一つです。