2016/03/29

ネプチューン・名倉氏×中村和裕 熱い90分間のトークショー!!

こんにちは。学長室ブログメンバーの石丸(経済学部)です。

今年(2016年)は福山市市政施行100周年,福山市と旧松永市の合併50周年という記念の年です。
そこで,福山市松永地区に拠点を置く社会福祉法人「虹の会」の主催により,松永への関心を喚起し,地域住民への恩返しと社会貢献を図るべく,3月27日,お笑いグループ「ネプチューン」の名倉潤氏と,経済学科スポーツマネジメントコースの中村和裕助教とのチャリティートークショーが福山市沖野上町のアルセ(旧良縁閣)にて開催されました。


【社会福祉法人 虹の会 理事長・藤原博文氏による開会の挨拶】


名倉氏と中村氏は10年来の親交があり,このトークショーの開演前には,中村氏がアスリートチームの一員として出演したフジテレビ系番組「ネプリーグ」の模様も上映されました。

【ネプリーグの一場面】 (C)フジテレビジョン


中村氏は福山市出身で,近畿大学附属福山高等学校時代には広島国体柔道少年男子の部で優勝し,2002年全日本実業柔道個人選手権大会でも優勝するなど,柔道家としての実績を積み重ね,2003年に吉田秀彦氏の道場に入門,プロ格闘家へと転向しました。

トークショーの前半では,その紹介ビデオが上映されました。特に思い入れのある吉田秀彦氏の引退試合では,中村氏が弟子として師匠を超えるという感動的なシーンもありました。この頃にはすでに名倉氏と中村氏の親交は深く,プロ格闘家としての試合にも名倉氏は友人として激励に訪れていた模様です。

【師匠である吉田秀彦氏の引退試合】 (C)チームカズ

【名倉氏による花束贈呈】 (C)チームカズ

【格闘家の魂は師匠から弟子へ】 (C)チームカズ

【その後中村氏は大学院に進学】 (C)チームカズ

武道とスポーツを教育に反映させたいという志を持つ中村氏は,格闘家時代に早稲田大学大学院に見事合格。2014年12月に総合格闘家を引退した後は,2015年4月より出身地の福山にて,福山大学の教員として熱意をもって学生の指導にあたっています。

以上のように,トークショーの前半では,福山市出身の中村氏をもっと知っていただき,福山を盛り上げていくきっかけとしたいという趣旨で話が展開されました。




後半では観客から名倉氏に,芸能界のことから個人的なことまで質問がなされ,名倉氏も快く回答に応じてくださいました。社会福祉法人主催ということで知的障がいに対する社会の取り組みにも話が及び,知的障がい者の社会参加が当たり前に,ごく自然になされるようにしていかなければいけない,そのための協力は今後もしていきたい,と名倉氏も熱く語っておられました。


他にも,名倉氏の人生観が垣間見られるような語録も飛び出しましたので一部ご紹介します。

「自分の不遇を親のせいにしてはいけない。自分をこの世に産んでくれただけでも親には感謝するべき」
「芸能界に限ったことではないが,周囲に感謝できない人は生き残れない。付き合いたくない人は消えていく」
「自分の子どもには『自分がやりたいことを続けろよ』と,いくつかのレールを用意してあげるだけ。強制はしない」
「広島カープの黒田選手は男気がダントツ。大切なものはお金じゃないということ」
「自分の目標を具体的に強くイメージすること。僕の場合はそれが芸能界だった」
「誰かに憧れていてはその人を超えることはできない。真似ではなく,自分の強いオリジナリティーが大切」

【観客からの質問に応じる名倉氏】


以上,90分のトークショーはあっという間に終わった印象でした。松永の魅力をどこまで掘り下げることができたのかは会場のみなさんの判断に委ねますが,少なくとも中村氏は魅力あふれる人物であり,名倉氏を初めて福山に招き入れることができたのも中村氏の魅力,人徳のおかげだと思いました。

地域を構成するのは私たちひとりひとりであり,その中に位置する自分自身の魅力は何なのかを考えるきっかけになったトークショーだったのではないでしょうか。

【熱気に包まれた会場】



学長から一言:中村助教、柔道や格闘技だけでなく、教育も研究も。。。と感心していましたが、プロの芸人とトークショウをこなす。。。きっと授業の導入にもこの技能が生きているのでしょうねッ!!!すばら~しい!!!