2013/09/30

福山駅前シネマモードにて3DCG上映会開催!

こんにちは。メディア情報文化学科の阿部純です。9月27日(金)、福山駅前シネマモードにて本学科の3DCGの授業で制作した松永北口商店街のCGアニメーション作品の発表会が行われました。
3DCGの授業は中嶋健明先生(広島市立大学)にご担当いただいている科目で、今回の映画館での上映会も先生のご尽力によりかないました。どうもありがとうございました。(上記の写真、右にいらっしゃるのが中嶋先生。左は本学科の渡辺先生です。)

松永北口商店街の一つ一つの建物について、駅から順に担当箇所を割り振られ、その建物のCGアニメーションを半期週2コマかけて制作しました。はじめにみんなで駅前を歩いて、アニメーションの素材となる写真を取り集めます。この見慣れた松永の街をCGにすると、

このような風景になります。建物の形状や大きさをモデリングし、その表面に修正した写真を貼りつけ、一つの建物を完成させます。時間の許す限り、軒や自動販売機、公衆電話などの付属物も3Dにしていきます。その後、中嶋先生の手によって松永商店街の街並みの中に建物が配置され、そのアニメーションもお披露目されました。アニメーションはこちらから見ることができます。

上映会では一つ一つの建物をプロジェクションし、担当した学生が制作してみての感想を話す時間も設けられました。制作中にソフトが動かなくなってしまって一からやり直しになってしまったことや、あまりにも複雑な形でどう展開していこうか悩み、先生方の手を借りながら作ったといった制作秘話が語られました。

 数々の苦労もあったことと思いますが、こうやって公の場で大きくプロジェクションされる自分の作品を見て、「おお!」と心動かされた学生も多かったのではないでしょうか。下級生も来年の授業に向けてのモチベーションがぐっとあがってきていたようです。

中嶋先生も最後におっしゃっていましたが、継続して松永商店街のCGアニメーションをつくっていくことによって、プロジェクトMでやろうとしているような地域連携のシミュレーションにもつながってくるのではないかと思います。制作の眼をもつだけで街の見え方も変わってきますから、これからも鳥の目虫の眼で松永の街と関わっていけたらと思っています。

最後になりましたが、今回の上映会をご快諾いただきました福山駅前シネマモードのご関係者のみなさまに厚く御礼申し上げます。
 
 
学長から一言:面白いですね-。。。こんな授業なら、いくらでもがんばれる。。。という学生も多いのでは?



2013/09/27

教養科目「囲碁から学ぶ人間学」開講

 こんにちは。学長の松田です。「囲碁から学ぶ人間学」は、学生だけでなく、教員の耳目も引きました。下記は、第1回目に参加されたH先生の報告です。しっかり学生の声を聴いてきてくださっているところは、さすがベテラン教員です。
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 昨年10月の第4回教養講座に、囲碁棋士の24世本因坊秀芳 石田芳夫九段をお招きし、講演をお願いしました。これを機会に「囲碁から学ぶ人間学」を教養課目に生かそうと今回の開講となったものです。
 初めての授業は、9月25日(水)4時限に、大学会館3階で開講しました。受講生は、予想を上回る40人(うち女子7名)が参加しました。初めに、松浦副学長から開講に至った説明があり、早速講義が始まりました。
 講師は、日本棋院関西総本部の山本賢太郎先生です。囲碁は、「礼に始まり、礼に終わる」、「自分で決断して実行したことは、結果に責任を持つ」などと話され、多くの学生が囲碁を自分と重ねて共感していました。山本先生から、囲碁の歴史、基本的なルールの説明を受けたあと、小さな碁盤で石取りゲームを全員が楽しく実践しました。授業が終わって、人間文化学部2年のW君は、「集中力、判断力が養われると思い参加した。囲碁は初めてだったが興味が持てた。段階を追って教えてもらえるので安心。」と感想を述べてくれました。今後の授業がますます楽しみです。

2013/09/26

囲碁から学ぶ人間学

こんにちは,ブログスタッフのHYです。先月登場したばかりなので,しばらく担当がないかと思っていましたが,意外に早く回ってきました。


今日は,学長から直々の依頼で,ある授業を取材することになっています。


その授業とは,「囲碁から学ぶ人間学」という共通教育科目です。ここで,共通教育科目とは何ぞやという話をし始めると,わき道に逸れてしまうので,簡単に一言で説明すれば,各学科で専門科目を履修する前に,全学生が共通して学ぶ科目ということになるでしょうか。共通教育科目には,必ず履修しなければならないものと,自分が選択して履修する科目の2種類がありますが,「囲碁~」は選択科目の一つです。


最初にこの依頼があったとき,正直戸惑いました。だって,囲碁は見たことはあっても,やったことはないし,そもそもどんなルールでどうなったら勝敗が決まるのかなどの基本的な知識が全くなかったからです。でも,学長からの依頼とあれば,答えは「はい」か「YES」しかないわけで・・・


授業は今日の4限ということですから,まずは昼休みの時間を使って予習をしました。“囲碁”“簡単”の二つをキーワードに検索をかけてみたところ,ヒットしたのは,日本棋院のThis is 囲碁 」というサイト。

ふむふむ,なるほど。解説が本当に簡単で,私でも囲碁が打てる気になってきました。


ところで,この授業が今年度から開設されたのは,昨年度10月の教養講座がきっかけではなかろうかと思われます。9月25日付の学長室ブログには,その教養講座についてと囲碁のいろはが詳しく書かれていますので,ぜひご参照ください。


というわけで,4限には,実際の授業を取材してまいります!

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授業参加してきました!


特別なことでもない限り,他の先生が講義されている授業に参加できる機会はないので,興味津々で臨みました。

場所は,あのCLAFT。私が行ったときには,すでに学生がペアになって座り,それぞれのペアの前には碁盤が。とっても本格的です。学生たちの様子から,楽しみにしている感じが伝わってきます。






授業では,まず,この科目の開講を熱望した松浦副学長から,導入の経緯とねらいについてお話がありました。




そして,講師のプロ棋士山本賢太郎先生の登場です。棋士というとお堅いイメージでしたが,先生は若々しくてとても素敵でした。




授業は,囲碁の歴史から始まり,囲碁のルールや囲碁の礼儀へと続きました。
囲碁の始まりは諸説あるそうですが,中国が発祥の地であるということが有力な説だとか。日本に伝来後は,最初は上流階級で広がり,その後,武士や庶民へと普及したとのことで,織田信長,豊臣秀吉,徳川家康など歴史上の著名な人物も囲碁をたしなんだそうです。










私も学生気分でノートを取りながら,話に聞き入ってしまいました。



最後は,囲碁に慣れ親しむための石取りゲームを行い,ペアで対決。





私もいらっしゃっていた日本棋院の森本先生にお相手をしていただき,楽しみました。


私は以前,患者様のリハビリの一環として将棋を勉強したのですが,その時は覚えることが多くてちんぷんかんぷん。でも囲碁はルールがシンプルでとても親しみやすかったです。お相手してくださった先生がとてもほめ上手で,石を置くたびに,「筋が良いですね」「いいですよ」と言ってくださり,思わず「私でも打てるのではないか」と錯覚したほどです。でもルールや構成がシンプルだからこそ,そこに奥深い何かがあるのだと思います。

授業は今後,盤の目を増やしながら,技術をアップするべく展開していくようで,19路盤(正式な碁盤と言ったらよいのでしょうか)で対局ができるまでの力が身につくようになるようです。授業の最後には,棋士としてとても有名な本因坊秀策という方の出身地が因島らしく,その記念館へも行くそうです。楽しみですね。


ところで,タイトル戦のタイトル料っていくらくらいだと思います?高いもので数千万円になるとか。すごいですね~

先日も,名人戦第2局が本学のすぐ近くの,広島県尾道市山波町にある西山別館で行われたそうで,そのタイトル料は3500万円だったとか!!


山本先生については,日本棋院のページに色々と情報が掲載されています。オフィシャルサイトもお持ちのようですよ。

最後に・・・碁が大好き&そしてとってもお上手な松浦副学長は,今週末,下記のようなイベントに参加されるとのこと。私も仕事さえなければ行きたいところです。それくらい囲碁は魅力的でした。

 
 
 
学長から一言:日本棋院の全面協力により、念願かなって、囲碁の授業が始まりました。中四国の大学では、初めてではないでしょうか。楽しみながら、汎用性のある思考力・分析力・態度の学修にも役立つと良いですね。

2013/09/25

元気いっぱいのソフィア大学への交換留学生たち

 ブログメンバーのAFです。

 9月24日、福山市内のイタリアレストランで福山ブルガリア協会の方々にソフィア大学への派遣交換留学生の激励会とソフィア大学からの交換留学生の歓迎会を開いて頂きました。これは、10月4日からカザンラク市等で開催される和楽器演奏会参加メンバーの激励会にあわせて交換留学生たちがご招待を受けたものです。
 ソフィア大学とは3年前に交流協定を締結し、以後毎年1名の交換留学生がソフィア大学から福山大学に来て1年間学び、地元の方々とも活発に交流を重ねてきました。いよいよ本年度からは福山大学からも交換留学生を派遣できるようになり、9月30日に5名の学生がソフィアに向けて出発することになったのです。英語で授業を受け専門科目の単位取得を目指す本格的な交換留学の第1期生ということになります。出発まで1週間を切り、学生の不安も募る中での晩餐会へのご招待なので、さぞ緊張しているだろうと思いました・・・・・が、参加学生の元気なこと!!「こんな機会が得られて福山大学に入学して良かった」、「全力で英語を身につけたい」、「ブルガリアの人々や様々な国の学生と交流をしたい」、「ブルガリアはEUのメンバーでもあり、休みにヨーロッパの旅行をしたい」、等々学生達からは次々と意欲的な発言が飛び出しました。歓談に移ってからも周囲の人と活発な会話を交わし、ソフィア大学から来たAngelova Elka Antonovaさんから熱心にブルガリア情報を収集し、気持ちは早ソフィア大学に飛んでいる様子でした。
 伊達事務局長とAntonovaさん
  参加した人々からは、「一回りどころではなく三回りも四回りも大きくなって戻ってくるに違いない」、「こういう学生を見ると福山大学の未来が明るいことが良く分かる」、「こんな楽しい会合は久しぶりであり、是非帰国後に報告会を開いてもらいたい」、と言ったおほめの言葉を沢山頂きました。正直、期待が半分不安が半分でしたが、学生達を見て交換留学が実現して本当に良かったとしみじみと感じたひと時でした。また、アントノヴァさんも早くも出席した日本人の中に溶け込み、「日本の文化をもっとよく知りたい、出来るだけ多くの場所にも行きたい」と意欲を見せてくれました。先輩留学生同様、地元の人々にも愛され充実した留学生活を送ることでしょう。
今回引率をされる岩本国際交流部長
佐々木会長と佐竹定山先生:学生達の元気に喜んで頂きました

 交換留学生たちがそれぞれ貴重な体験をし、何回りも成長することは間違いないようです。あとは元気過ぎて事故に巻き込まれないよう細心の注意を払い、無事帰国してくれることを祈るばかりです。

学長から一言:学生が最近とても元気に活発になってきて、本当にうれしいです。私も行きた~い!!!無理ですね。。。グスッ。。。

2013/09/24

工学部新棟の竣工式が行われました!

ブログメンバーのJNです。

 建設が進んでいた工学部新棟が遂に完成、その竣工式が9月20日(金)に行われました(完成を祝うかのような晴天でした!)。竣工式は1階のスマートシステム学科の実験研究室で行われました。
完成した工学部新棟外観


竣工式会場

 竣工式は大学及び工事関係者列席の中、修祓、降神の儀、献饌…玉串奉奠へと厳かに進んでいきました。

竣工式の様子
清水理事長(左)、松田学長による玉串奉奠

 式は滞りなく終了、続いてエントランス前で多くの関係者に見守られながらのテープカットと内覧会が行われました。
テープカットの様子

 内覧会で自分も初めて新棟に入ったのですが、広さ、明るさ、見通しの良さは抜群です。新棟内にはいろいろな仕掛け?もありますが、それらは後日じっくりと紹介したいと思います。中庭はもう少し工事が残っているようです。そのあたりが完成すれば、非常にすばらしい環境になるはずです。

 新棟を間近にご覧になりたい方は、10/19(土)、20(日)に開催される学園祭(三蔵祭)にぜひお越し下さい! 
 
 
学長から一言:念願の工学部新棟が完成し、今日からここで後期の授業も始まります! 学生同士、学生と教員、大学の人と地域の人が、一体となって学ぶ空間になっています。。。風力、太陽熱、地熱、LEDの利用等、エコもしっかり心がけています。。。

2013/09/20

平成25年度福山大学後期入学留学生歓迎式を行いました


919日(木)午前11時から、平成25年度福山大学後期入学留学生歓迎式を執り行いました。学術教育研究協定校である貴州師範大学、広東技術師範学院、首都師範大学、上海師範大学、中山大学及びソフィア大学から、本学の経済学部へ7名、人間文化学部へ7名、国際センターへ1名の、編入学生(ダブルディグリ―制度)、交換留学生、及び短期留学生が入学をしました。国別の内訳は、中国人13名、韓国人1名、ブルガリア人1名です。



司会進行は、国際センター留学生部長の李森教授


各学科、国際センターの先生方




松田学長から、一日でも早く日本での日常生活や日本語に慣れ、各自の専門分野の勉学に励んでください。そして、日本人の友達をたくさん作ってください。と祝辞がありました。



入学生を代表し、人間文化学部メディア情報文化学科1年次編入生の唐香香さんが、宣誓を行いました。





在校生を代表し、留学生会副会長の王青波さん(経済学部 1年生)が、「これから、大学祭などの楽しい行事もあります。一緒に福山大学での留学を楽しみましょう。」と歓迎の言葉がありました。




最後に冨士副学長・国際センター長から、「留学期間中は、いろいろなことに果敢に挑戦し、たくさんの経験をしてください。時にはホームシックになったり、困ったことがあるかもしれません。そのような時は、担任の先生や、国際センターの先生、国際交流課の職員が親身になって相談に応じます。」と閉会の辞がありました。


国際交流課 神原葉月


学長から一言:この新しい留学生は、短い人で1年、長い人で3年半、これから福山大学で学びます。すばらしい学びを期待しています。いま、全学には160人程度の留学生が在籍しています。。。「がくちょせんせい!」と、ちょっとひと味違うアクセントで、学内でもよくあいさつしてくれます。

2013/09/19

福山大学での交換留学が終了しました!


平成24916日から平成25915日の間在籍していた海外からの交換留学生の2名が母国へ帰国する報告を学長室で行い、松田学長、冨士副学長(国際センター長)と歓談をしました。

 中国の上海師範大学(学術教育研究協定校)から、人間文化学部人間文化学科に留学していた丁さんは、以前から興味のあった近現代の文学作品をたくさん読んだそうです。また、日本の印象について、空気がすごくきれいで礼儀正しく笑顔で接してくれる人が多い、と語っていました。

 ブルガリアのソフィア大学(学術教育研究協定校)から、人間文化学部メディア情報文化学科に留学していたマリアさんは、入学後すぐに日本人の学生と机をならべ、同じ環境で勉強できたことが嬉しかったと語ってくれました。マリアさんは、帰国前、尾道から四国まで自転車で渡る旅に出るそうです。普段からジョギングをしていた彼女らしい計画ですね!

 秋からそれぞれ母国での勉強を開始すると思いますが、福山大学での勉強を活かし頑張ってください。



国際交流課:神原葉月


学長から一言:二人とも良い経験と学習ができてよかった。。。そして今秋はいよいよ福山大学から5人の学生が、ソフィア大学に交換留学生として出かけますが、マリアさんを含めこれまでソフィア大学から福山大学に留学してきた3人の元交換留学生が、きっといろいろと助けてくれるでしょうね。。。新しい国際交流の始まりです!

工学部新棟へ引越開始!

ブログスタッフのKMです。

後期授業開始の時期が近づいてきましたが、ようやく工学部新棟が完成し、今週から引越作業が始まりました。私がいる29号館も昨日から引越作業がはじまり、荷物を運び出していました。


量が多いので1日では完了せず、数日かけての運び出しとなるようです。
新棟の竣工式は20日で一般の教職員はまだ建物に入ることはできず、引越業者が出入りするだけとなっています。しかし、今回は特別に許可をもらい、引越作業中の工学部新棟内部に潜入してきましたので、その様子を報告したいと思います。

まず、工学部新棟の正面アプローチです。


では中に入ります。次の写真は、正面入り口を入ってすぐのところです。


右を向くと、ロビーがあります。3階ぶち抜きの吹き抜けとなっている空間が広がっています。


ロビーにある建物案内です。


次の写真は、プロジェクトルームを写したものです。部屋と部屋の境界が腰より上がガラスの壁となっており、開放感のある空間となっています。工学部新棟の基本コンセプトである「オープンな共有空間」の一例ですね。


では、2階に上り、情報工学科の研究・実験エリアを紹介しましょう。
研究・実験エリアは学科の学生が日々の勉強や卒業研究を行うスペースです。従来の大学で一般的な研究室ごとにゼミ室を使用する方式をやめ、広いスペースを共有して研究室ごとの垣根を取り払った活動空間を提供します。


少しだけ荷物が運び込まれています。この部屋には、新しい什器(机、イスなど)が数日後に入る予定になっていますが、まだ何もない状態なので、ただ広い空間が広がっています。



下の写真で左が西向きで、正面が北向きです。窓のすぐ外には桜の木がならんでおり、部屋は2階でちょうど目線が桜の花が咲く高さと同じなので、春に部屋から見る桜はさぞかしきれいだろうと期待しています。


次の写真は、正面入り口方向を写したものです。こうして見ると、建物は結構広いことがわかります。



天井の照明にはLEDが使用されています。エコですね。


トイレです。大きな鏡があり、洗面もゆったりとしています。ちなみに照明は人感センサーで、人が入ってくると自動的に点灯するようになっています。これもエコですね。



便座にはウォシュレットが設置されていました!
個人的はこれが一番うれしかったりして・・・


以上、情報工学科のエリアを中心に紹介しましたが、これは工学部新棟のほんの一部に過ぎません。これから新しい什器類が入るとさらに魅力的な空間となるはずです。
そのときはまた報告したいと思いますので、ご期待ください(^^)/


学長から一言:実は私もまだ中には入らせてもらえていないのですよ! 明日の竣工セレモニーの後で、少し中を見せてもらえます。今はがらがらのようですが、授業の始まる9月24日には、大変身しているはずです。。。学生の反応が楽しみ!!!