2013/03/28

福山大学スクールバス待合室「緑のこかげ」オープン


 ブログスタッフのAFです。

 3月27日、松田学長、鈴木常務理事、中田安藤建設副支店長、金尾学友会会長による「緑のこかげ」のテープカットが行われました。「緑のこかげ」は緑色の柱と広いガラス窓が目を引くバス待合室です。新緑の季節や夏には文字通り緑の木陰となることでしょう。また、雨風の強い日もゆっくりとバスを待つことが出来ます。
 内部に入ると、とても明るく広々としています。座り心地の良い椅子やしゃれたカフェのような丸テーブル、自動販売機も置かれ、冷暖房完備になっています。「これは居心地が良い!!」 夏冬のバスの待ち時間が苦にならないだけでなく、放課後に友達と出かけるための待ち合わせ場所としても絶好です。
 金尾学友会長に感想を聞いたところ、「こんな待合室が出来た時に大学に入れて僕は幸せです!」と言っていました。ちょうど居合わせた学生達もとてもうれしそう、これからは、こんな様子で友人との会話が弾むのでしょうね。
 もうひとつ目を引いたのがトイレです。これまでは駐車場はずれのやや不便な場所にあり、あまりきれいとは言えませんでしたが、「緑のこかげ」のトイレは「福山大学で最も綺麗で快適」との声が上がっています。
 松永駅近くのスクールバス待合室(福山大学Bus Station)も内装と外装を一新し、椅子も座り心地抜群。こちらも冷暖房、自動販売機付きです。こちらは、地元の人たちとの交流の場にもなるかもしれませんね。

 学長から一言:「緑のこかげ」は、バス待合室のイメージを超えて、学生の憩いの場になってほしいですね。これも私がこっそり(?)命名させてもらいました。

2013/03/26

松永の歩き方~カフェ文化編

工学部MGです。福山大学に着任して2年が経ちました。
さて、私は福山大学がある福山市西部の松永地区に住み、日常生活を送っています。
今回は大学を飛び出して、福山大学の地元、松永駅周辺の紹介をしたいと思います。


 観光パンフレットには、福山市西部松永地区の文化財として「日本はきもの博物館・日本郷土玩具博物館」が紹介されることが多いです。松永で明治時代(1878)、丸山茂助氏が下駄づくりをはじめ、マルヤマ商店が設立されますが、その跡地が博物館として利用されています。ここは、松永駅を降りて南口から南東方向に5分ほど歩いたところです。


■ 日本はきもの博物館・日本郷土玩具博物館:
  開館時間 9:00~17:00(16:30まで受付)月曜休館、 入館料一般1000円、大学生800円

はきもの博物館は日本唯一のはきもの専門博物館で、日本の農耕祭事に用いられてきた田下駄、古代中国や古代エジプトの履物、アポロ計画時の宇宙服用のブーツ等が展示されています。併設された郷土玩具博物館も興味深く、厄除けや招福開運のための日本の各都道府県に伝わる土鈴、細工物、木彫り等が展示されています。 2館の外には明治時代の下駄職人の長屋が保存され博物館全体でかなりのボリュームがある展示内容です。

たくさん見学したのでのども乾き、小腹も減りました。ので、博物館の同じ敷地内にあるコーヒーハウス”サボ” に寄ってみます。ちなみに、博物館に入館せずとも利用できますが、博物館内からは裏口を通ってはいることもできます。


■ コーヒーハウス”サボ”:
   営業時間10:00~18:00 月曜年末年始定休。 ドリンク ¥500 ~ パニーニ ¥750


この喫茶店、大正時代にマルヤマ商店の事務所として使われていた建物を改装しています。上の左写真のように店内に床の間があるという大正モダンの雰囲気が味わえるお店です。週末の夕方はバーとしても利用されるのだとか。コーヒーもじっくり落とした濃い味です。


 松永駅周辺のお店ということでもう一軒。松永駅北口を出て商店街を抜け、旧国道を渡った先のスーパーマーケットに併設された喫茶店 「リトルウィング」。世界のコーヒーを取り扱っており、ハイチやマンデリンティピカなどの聞き慣れないコーヒー豆を手に入れることができます(100g 430~680円くらい)。

■ リトルウイング:
   コーヒー専門店 営業時間 9:30~19:00  月曜定休 ブレンド ¥380~ トーストセット ¥700~



店内はエキゾチックな感じの内装で、店内での喫茶も可能。ランチもありますがおすすめはやはりコーヒー。挽きたての香ばしくやや脂ののったコーヒーを味わえます。

 松永駅周辺は時代の流れとともに残念ながら商店街がシャッター通りとなり元気がない、と言われることが多いです。しかし、なかなか味な空間やお店もある、というのがしばらく住んでみた者の感想です。童心にもどって町内探検、否、リサーチャーとしてフィールドワークを積極的に行っていきます! なお、プロジェクトMに関係したブログはこちら
http://blog.fuext.fukuyama-u.ac.jp/2012/11/m.html
http://blog.fuext.fukuyama-u.ac.jp/2013/02/blog-post_27.html


学長から一言:はきもの博物館と郷土玩具博物館は、孫が来たときのお気に入りの場所の一つです。

2013/03/25

「神石高原町でマジごはん」参加レポート



 生命栄養科学科のMUです。3月19日(火)に行われた、農林水産省主催の食育イベント「神石高原町でマジごはん」に学科の学生さんと参加してきましたので、その時の様子をご紹介します。

 今回のイベントは、大学生を対象とし、神石高原で農業体験を伴う意見交換会を行うことが目的です。ちなみに「マジごはん計画」とは、農水省が食の大切さについて若い世代の理解を促すことを目的として、美容やファッション等の切り口から、若者が食について考えるきっかけを提供する取組みで、平成23年3月より実施されています(農水省HPより)。
以下が今回のイベントのポスターです。


 本学からは、8名の学生さん(2年生)と教員2名の計10名で参加しました。全体の参加者としては本学の他に、県立広島大学、広島大学、福山市立大学、広島女学院大学、岡山県立大学、広島経済大学の7大学から計30名の大学生が参加しました。生命栄養科学科の学生たちはチーム名を「Cooking & Nutrition !!」とし、意見交換会では5つのチームのうちの1チームを担当、さらにNさんはチームリーダーを務めることになりました。ポスターにもありますが、イベントが盛りだくさんでびっしりスケジュールが組まれています。それでは、時間を追って一日の出来事をご紹介します。

 まずは、福山駅に午前8時45分に集合して、バスで出発しました。約一時間後に、仙養ケ原ふれあいの里に到着し、まずは神石高原町の特産品のひとつ、こんにゃく作りを体験しました。

 まずは、地元の生産者の森岡さんよりこんにゃく芋を実際に見せてもらいながらこんにゃくについてお話をいただきました。
 次に実際に、5チームに分かれて、こんにゃく作りを体験しました。まず、こんにゃく芋をすりおろしたものを、たらいの中でよく練ります。 学生さんたちがかわるがわる練っていきます。
 スライムのような感覚で歓声を上げながら楽しそうに練っていました。およそ10分で、照りと粘り気が出てきます。

 ちなみに今回は、生命栄養科学科のユニフォームTシャツ(試作品)を勝負服として着用しました。黄色が鮮やかでよく目立っていたので、カメラマンとしては、うちの学生さんを見つけやすく大変ありがたかったです。偶然にも農水省の職員の方が着用されていたジャンパーと全く同じ色でした。本学の他には、福山市立大学の「野菜を育てようサークル」の学生さんがかわいい野菜のイラスト入りの色違いのパーカーをユニフォームにされていました。今回は着用されていませんでしたが、広島女学院大学「食育ガールズ♪」もピンクのTシャツをユニフォームにされているそうです。

 さて、練ったこんにゃくですが、水に溶かした凝固剤(炭酸カルシウム)を投入してさらによく練り混ぜます。そして、こんにゃくを手ですくうようにして取り、丸くして茹でます。
 慎重に熱湯に投入しているのはリーダーのNさんです。
 ゆであがったこんにゃくは、スライスしてお醤油でいただきました。
 できたてほやほやの手作りこんにゃくはもちもちした食感で、いつも食べているこんにゃくとはまた一味違った美味しさがありました。

 次に、屋外で椎茸の植菌体験を行いました。まずは、野菜ソムリエの上原さんに植菌の方法についてご説明いただきました。
 実際に原木にドリルで穴をあけて、その穴に椎茸の種駒を入れていきます。
 こちらでも、チームごとに協力して原木数本に植菌を行いました。この原木は生命栄養科学科でも1本お土産に持ち帰らせてもらいました。現在、よい置き場所を探し中です。こちらのセンターの裏山では、このように原木を並べていました。
 写真では見づらいですが、原木から小さなしいたけが生えています。しっかりした椎茸が生えてくるまではなんと2年!かかるそうです。

 さて、体験は以上です。続いて、道の駅 さんわ182ステーション自然食レストラン「高原の風」にバスで移動して昼食をいただきました。バイキング形式で地元野菜をたっぷり使ったお食事をいただきました。

 その後、くるみふれあいプラザにバス移動し、いよいよ意見交換会です。意見交換会の司会は歌って踊れるシェフ、宮崎学さん(NPO法人ワンピース副代表)で、なんと!AKBのヘビーローテーションを踊りながらのご登場でした。
 会場も盛り上がり、いよいよ話し合いです。共通テーマは「食と農を考えよう」で、形式はワールドカフェ方式で行いました。 ワールドカフェ方式とは、5、6人単位で1つのテーマを一定時間話し合い、終わったらメンバーを取り替えて、また同一テーマで話し合うことを繰り返す話し合いの方法です。メンバーを変えながらグループで何ラウンドか話し合いを続けることで、あたかも参加者全員で話し合っているような効果が得られるそうです。
グループテーマとして、「マジ楽しめる農業体験イベントを考えよう」、「マジ野菜のよさPRしよう」、「マジ食生活をよくするアイデアを考えよう」、「マジ若者のベストメニューを考えよう」、「マジ食で地域をおこそう」の5つについて、まずそれぞれのグループで話し合いました。
 15分後には、2ラウンド目として、チームリーダーとゲスト(神石高原町生産者、地域おこし協力隊の方ほか)以外は別のグループの島へ移動し、また別のテーマについて話し合いました。

 同様に3ラウンド目も行い、4ラウンド目では自分のチームに戻って意見をまとめました。そして、最終的に各グループでまとめた意見を発表しました。

 それぞれのグループ内で自由な意見や面白いアイデアが飛び交い、とても活発で有意義な意見交換会となりました。


 今回のイベントのチームは各大学の混合チームだったこともあり、体験やグループワークを通して、次第に他大学の学生さんと打ち解けていっている様子が印象的でした。このような機会は学生さんにとっても貴重な体験になったようです。また、歌って踊れるシェフをはじめとして、野菜ソムリエの方や、神石高原町の方と交流できたことも大変良い経験になったと思います。


 学長から一言:ワールドカフェ方式は、面白いですね。通常の授業でも、使えそう。

2013/03/23

今度は、科捜研の男!

  学長の松田です。「科捜研の女あらわる!」のブログ(http://blog.fuext.fukuyama-u.ac.jp/2013/02/blog-post_22.html)に刺激され、科捜研の男が学長室を訪ねてきました。今年度、福山大学大学院心理臨床学専攻に入学したものの、難関の熊本県警本部の科学捜査研究所研究員の採用試験に合格したので、9月末日で退学して科捜研の男になった和田健揮君です。もちろん、学部の時から犯罪心理学の平伸二先生のゼミです。。。というか、科捜研の男になりたくて、はるばる熊本から平先生の下に来たとのこと。。。もうすでに、筆跡鑑定やポリグラフ等で、犯人逮捕に貢献しているそうですから、皆さん、熊本県でも悪いことはしないようにしましょうネッ!
 
 
 ちょっと彼とのナレソメ(!?)をばらしてしまいましょうか。彼は、熊本から出てきて学生生活を始めるや、全財産やらカードやらでぱんぱんの財布を落とし、拾った人が「大学や警察に持って行くより、ご近所の松田先生のところに届ける方が楽」と、私の自宅に持ってきてくださいました。会ってみると、写真の通り「The熊本男」の厳つさ、性格はシャイで陽気な好青年、私にとって忘れられない学生となりました。

2013/03/22

福山大学の幟、幟、幟


 ブログスタッフのAFです。
 皆さんは気付かれているでしょうか? 松永の町を歩くと、あちこちに福山大学の幟が目につきます。北口の商店街だけでなく、南口や大学への通学路にも立っており、全部で何と90本にもなるそうです。福山大学は地元とともにある大学でありたい、地元に愛される大学でありたい、との思いから始まりましたが、町の多くの方々が幟を置くことを許可して下さったことは感激です。現在進行中のプロジェクトMも「町おこしの起爆剤になりたい」との思いは同じです(http://blog.fuext.fukuyama-u.ac.jp/2013/02/blog-post_27.html もご覧ください)。学生であふれる通りが目に浮かびませんか? 
 
スクールバスの発着所も綺麗になり、学生との新たな交流の場が生まれるかもしれません。
たばこやさんのご主人

 松永駅北口駅前通り角のたばこやさんのご主人に、店の前に幟を置かせて頂いたお礼を申し上げたところ、「松永は大学の町だ。大学と町が一緒になって元気になるのは良いことだ」とおっしゃっていました。是非そうなりたいものです。写真撮影もご快諾いただき有難うございました。


 学長から一言:これだけ幟も並ぶと壮観ですね。活気ある松永の街、学生の街を、手を携えて実現しましょう!

2013/03/21

元祖チアダンス部員来室!


 ブログメンバーの1人から、「学長・副学長がもっと気軽にどんどん投稿するとよいと思います」と言われてしまって、ただいま、鋭意努力中の学長の松田です。

 さて福山大学にチアダンス部ができてから今年で10年になりますが、入学式でたまたま出会った3人が部を立ち上げたのだそうです。私が福山大学に着任した年、そして人間文化学部に心理学科ができた年のことです。
 その3人のうちの2人が先日学長室を訪ねてきました。
 うちの1人、環境情報学科卒の山本貴子さんは、このたび全国チアダンス協会のインストラクター資格を取得し、4月から、福山大学チアダンス部のコーチに就任です! さすがに、引き締まった体つきです。もう1人は心理学科の1期生の永芳つばささんで、本学を卒業し、東京に就職してからも時々ひょっこり大学に現れるのですが、いまだに何屋さんかよくわからないところがあります。でも、とにかくいつも元気に楽しそうにしており、イベント好きは、大学時代と変わりません。また熱烈な福山大学フアンであることも変わりません。現在は、「メンタリストDaiGoのマネージャー」をしているとか。。。私は、テレビを見ないので知りませんでしたが、なかなか有名?!?!

 ご本人と事務所の許可をもらって、証拠写真を送ってきてくれました。ありがとう。
 ちなみに、創部メンバーのもう一人は、本学心理学科の野津山助教です。
http://www.fuhc.fukuyama-u.ac.jp/human/psychology/html/kyouinitiran.htm
 卒業後は三人三様の道をたどって、でも、未だに3人の絆はとても強いようです。大学時代の友達は一生の財産ですね。まもなく、桜が咲いて、本学の入学式です(4月3日)。またいろいろな新しいすてきな出会いが生まれることを期待しています。

平成24年度学位記授与式

  こんにちは,学長ブログスタッフのHYです。



 昨日,3月20日(水)の春分の日に,平成24年度福山大学学位記授与式が行われました。桜の開花はまだもう少し先のようですが,キャンパスはスーツ姿や袴,着物姿の卒業生に彩られ,一足早く春本番を迎えたようでした。

 学位記授与式は,学生会館で行われ,各学部学科そして研究科への学位記授与から始まります。卒業生,そして多くの保証人の方にご参列いただき,今年も広い学生会館がいっぱいになりました。学位記授与の後は,教員免許状伝達,そして学長賞の授与が続きました。学長賞では,スポーツや社会貢献,そして勉学に優れた功績を残した学生が表彰されました。

 ところで,私自身は,なぜか,卒業式という大事な行事をブログにつづることになり,プレッシャーを感じながら,式に臨みました。何か面白いことはできないかと考えた挙句,投入したのがこのアイテム。VICONREVUEというライフログ用カメラです。これは,首からぶら下げておくだけで30秒に1回,自動的にシャッターを切ってくれるというもので,元々はSenseCamという名前で開発され,現在は英国のVICON社がライセンスを受けて生産しているとか。海外では主に,記憶障害を持つ方の記憶代償ツールとして利用されています。

  

 このカメラで式の様子を撮影すると・・・




 こんな感じに写ります。レンズが魚眼のため,こんな雰囲気になるわけです。ちょっとしたトイカメラのようです。撮影ポイントが胸のあたりからなので,今日のような場合,普通に下げていると前の方の頭しか映りません。また,歩いていると,結構ぶれて取れてしまうのが難点です。そのため,あまりいい写真が取れませんでしたので,ここではこの2枚だけをアップします。


 さてさて,卒業式の話に戻りますが,今年の卒業式は,これまでと一味違う点がありました。例年であれば,学長賞授与の後は,学長の式辞,理事長挨拶,在学生による送辞と卒業生による答辞,福山大学の歌が続き,そして最後に「仰げば尊し」を歌って終わりとなります。しかし今年の歌は,「乾杯」でした。乾杯って結婚式ソングだと思っていましたが,1番だけだと確かに,卒業式にもピッタリで,最後もみんなが思わず拍手をしてしまうような,大変素敵な終わり方でした。

 最近,各大学のユニークな卒業式が話題になっています。福山大学の卒業式は学位記授与式という名前がついているだけに「The 式」という感じです。人生の節目としてはこのような格式のあるものも良いのかもしれませんが,学生が自分たちの卒業式をプロデュースするような,そんな自由度があっても良いのかなと,乾杯を歌いながら思った次第です。


追伸:学長の式辞は,学長短信から読むことができます。


学長から二言:スタッフのHYさんは、認知心理学を用いた高次脳機能障害の研究が専門なので、こんなカメラを持っているのですね。。。びっくりです。卒業式の「乾杯」は大旨好評で、ほっとしています。