さて、こちらのブログでも紹介しましたように、昨年11月29日に福山駅前の福山大学宮地茂記念館において、第23回計測自動制御学会中国支部学術講演会が開催されました。
当学科4年生の平田光弘君の研究発表「温室効果ガス計測が可能な空間通信装置のためのデジタルレーザードライバの開発」 が見事に奨励賞に選ばれ、1月19日に表彰式が行われましたのでご報告します。
表彰は福山大学宮地茂記念館で開催された計測自動制御学会中国支部支部会議の中で行われました.支部長より、平田君に賞状と副賞が手渡されます。平田君、やや緊張の面持ちでしょうか。
平田君と指導教官であるスマートシステム学科長の香川教授が、この奨励賞の受賞を報告に学長室を訪問しました。松田学長より、平田君に研究内容の質問があり、平田君は以下のように半導体レーザーを使用したメタンと炭酸ガス測定のシステムの説明をしています。
香川教授からも、この研究の狙いと学術的な意味の解説がありました。それによれば、
この研究は光通信と計測の同時運用を可能にすることでユビキタスやビッグデータを
駆使した環境計測や被災地支援に寄与することを目指しているそうです。
研究の過程では半導体レーザのあまり知られていない特徴を実験で確認する事もでき、この成果によりシステム実現の可能性が一気に膨らんだそうです。
今回奨励賞を受賞した平田君も4年で2月には卒研発表を控え、研究の追い込み時期で毎日研究に真摯に取り組んでいます。卒研発表のゴールまであと少し、研究は大学生活の総決算でもあり醍醐味でもあります。また次回も奨励賞を頂けるように、みなさん頑張りましょう!
学長から一言:二兎追うものが二兎仕留めるという、なかなかスマートな研究で、感心!! ちなみに、「奨励賞」というと「優秀賞」とかありそうで、「次はそちらを!」とハッパをかけたら,そういうより上のレベルの賞はないそうで。。。グスッ。。。