2015/02/18

卒業論文発表会【経済学部】

こんにちは。学長室ブログライターの一員、経済学部の石○です。

例年この寒い季節になると、4年次生は全員、それぞれの学部の卒業論文発表会に身を投じます。経済学部でも先日、何日間かに日程を分けて、全員(二百数十名)が発表を行いました。
4年間経済学部で学び、研究した成果の集大成ともいえる自分の卒業論文の内容を、聴衆にできるだけわかりやすく自分の言葉で伝えます。
自分のやって来たことの総復習になるだけでなく、参加者からの質問に答えることで、より理解を深めることができ、場合によっては別のアプローチに気づくこともできます。

私がお邪魔した発表会の様子はご覧のとおりです。


 この学生はゆるキャラによるプロモーション戦略と経済効果について研究していました
 司会進行とタイムキーパーは学生が務めます
先生からも鋭い質問が飛んできます

この学生はTPP加盟が与える日本経済への影響について研究していました

この学生は広島のプロスポーツ球団が与える広島県への影響について研究していました

K先生です。。。学生の曖昧な発言を見逃しません。

この学生は高齢者向けサービスを強化している企業について研究しました

トップバッターは緊張します




聴く側も真剣です 

福山大学のCMに出演中の彼は小売業界の問題点について研究しました

この学生は日本の製造企業について研究しました

この学生はコンビニエンスストアの差別化戦略について研究しました


この学生は介護サービス業界の問題点について研究しました

この学生は2020年東京オリンピックと建設業界の関係について研究しました

他のゼミの学生も聴きに来ました(何故そこまでカメラ目線なのか(笑))


ここで、経済学部の卒論テーマをいくつか抜粋してご紹介しましょう。

「CD売上低迷の要因と有料音楽配信ビジネスについて」
「代替エネルギー関連企業と世論の連動性」
「消費税法の仕入税額控除と簡易課税制度について」
「スキデルスキー・ロバートの問題提起について―主流派経済学とケインズ経済学―」
「福山都市圏での渋滞による損失金額」
「B級グルメによる府中市地域活性化について」
「IFRS導入の現状と実務における影響」
「ファストファッション業界における企業の経営戦略」
「岡山県の財政状況と地方財政について」
「流通業界における電子商取引の経済効果とその可能性」
「経営から見たプロ野球」
「Jリーグとヨーロッパサッカーの経営関係」
「地方財政における地方債をめぐる課題―福山市財政を検証する―」
「株主資本等変動計算書についての研究」
「日本のネーミングライツの在り方」

高校生のみなさん、興味の持てそうなテーマはありましたか?


また、卒論発表会終了後、何人かの学生に卒業論文についての感想を訊いてみました。

A君「はじめは字数制限がきついと思ったけど、終わった今は達成感に変わりました。キータッチのスピードも上がったし(笑)」
I君「自分で決めた構成に従って書いていたけど、思ったように書けず、途中で変えたくなることが何度もあった。設計図は大事だな」
MOZさん「後輩にアドバイス。卒論はできるだけ早めに取り組んだほうがいいです。就活もあって忙しくなるから、できたら3年の夏休みには」
会長「卒論の書き方や内容については、ゼミの担任とよく話し合うことと、自分でも何度も吟味することが大切かなと」
HT君「早めに計画を立てて取り組めば、もっと良いものができたと思います」
FMさん「学生時代の最後に真剣に考えることができて、とても楽しく書くことができました!」


卒業論文もひとつの試練。これも学生時代の思い出ですね。
みなさんお疲れ様でした!あとひと月で卒業式です!


学長から一言:卒論発表会は、大学生活を締めくくる一大行事で、学生も教員も真剣。。。学生の皆さんの表情がいいですねッ!!