2014/04/12

受講生全員がスポーツマンな講座開講!

こんにちは! スポーツマネジメントが専門のブログメンバー相原正道です。
新学期が始まり、当然のことながら、講義も始まりました。

大学の初回講義では、講義の目的やシラバスを説明し、自己紹介などをするのが一般的な構成といってよいでしょうか。私が担当する「現代スポーツ論」では、必ず初回に「スポーツマンシップ」についての話をしています。

高校野球の選手宣誓や運動会の選手宣誓などでお馴染みの
「宣誓! われわれはスポーツマンシップに則り、・・・・・・」というフレーズです。

 日本では、強制的に言わされている感のある「スポーツマンシップに則り」という言葉ですが、実はスポーツにおいてとても重要な意味をもつ言葉なのです。スポーツ競技は、相手、ルール、審判の3つの要素が揃わない限りスポーツ競技とは成りえません。この3つが揃って初めて、野球もテニスもスポーツになるのです。逆にいうと、どのような(遊び)競技でもこの3つが揃えばスポーツと呼べるのです。

「宣誓! われわれはスポーツマンシップに則り、・・・・・・」と宣誓した時点で、相手、ルール、審判という3つの構成要素を守ることを約束したことになります。だからこそ、競技中、審判の言うことは絶対ですし、ルールに反する行為にはペナルティが与えられるのです。

スポーツマンとは、スポーツマンシップを守る人のことです。スポーツマンシップを守れば、スポーツ競技をしない人も、男女問わずスポーツマンになれるのです。この言葉が使用された当初は、女性がスポーツをしない時代でしたので、スポーツパーソンシップでなく、スポーツマンシップという言葉が伝わってきたのでしょう。

初回の講義では、必ずスポーツマンシップを理解してもらい、私を含めて相手を尊重してほしいと学生に伝えます。私を尊敬してくれとは決して主張しないので、互いに尊重し合おう!と学生へ語りかけています。
ですので、この講義を受講する全ての人がスポーツマンな学生なのです。
スポーツマンが多数集う「現代スポーツ論」の講義をぜひとも受講してくださいませ(笑)


学長から一言:学生も教職員も、みんな互いを尊敬し合うスポーツパーソンを目指しましょう!!