2013/08/29

バトン世界大会で銀メダル!

こんにちは。学長の松田です。

海洋生物学科4年の関戸悠貴君が、バトンの世界大会に出場するというのは、8月7日付の中国新聞の記事にもなっていましたが、さてさて、成果はどうだったのでしょう。

オランダのアルメールであった世界大会(第7回WBTFインターナショナルカップ:詳細はhttp://www.baton-jp.org/ )から帰ってきた関戸君に、成果物持参で、学長室に来てもらいました。

なんと8人の男子で出た、最上級のエリート団体で、2位の成績を獲得し、銀メダルをもらっていました。通常この競技は男女混成だそうで、今回初めて男子だけのチームが入賞とか。。。テレビドラマになりそう。。。
さらに個人戦でも7位に入賞です。

成果を説明してくれる関戸君

成果物を並べてくれました

もちろん、学長室訪問の記念に写真撮影です。


小学校3年生の時からお母さんの影響で始めたそうです。ちょっとだけ華麗な演技も見せてもらいました。なかなかバトンで食べていくのは難しいかもしれませんが、この芸が身を助けるのは間違いないですね。

何はともあれ、関戸悠貴君、おめでとう!

総合大学の特色をイカして ~学部連携型PBL~

こんにちは。   学長室ブログメンバー、薬学部の松岡浩史です。

先日、“学部連携型PBL”のトライアルが実施されました。 それについて、ご紹介します。

福山大学は、経済人間文化生命工の5学部14学科からなる総合大学です。 この多様な学部構成の特色をイカして、今後は、学部の枠を越えた連携型の授業、特に“PBL”などの能動的学習を展開していこうと、そのトライアルが実施されました。 今年で、2年目になります。

PBLとは、Problem Based Learning、日本語にすると、問題にもとづく学習、あるいは問題解決型授業などと訳されます。 従来の授業スタイルとしてある、教員の講義を聞くことで様々な知識を詰め込んでいくっというのとは違い、あるテーマ設定されたお題に対して、学生自らがその問題点(議論しなければいけないこと)を抽出し、あらゆる道具・手法を駆使して解決方法を見つけ出す。っというようなスタイルです。 それを各学部の専門性を融合させたチーム力で達成してもらおうっというのが、本学の“学部連携型PBL”です。

今回は、人間文化学部心理学科生命工学部生命栄養科学科薬学部薬学科の各学科から6名ずつ計18名の学生が参加しました。 そして、各学科の教員もチューター(学習助言者)として参加しました。

さて、もう少し具体的に言うと、
今回の学生ミッションは、『糖尿病で教育入院してきた患者に対して、チームでサポート計画を立案し実行する』です。 それを達成するために、心理学科は心理士、生命栄養科学科は管理栄養士、薬学科は薬剤師として、各人の専門性をイカして心理学的、栄養学的、薬学的側面から患者さんと向き合いながら、課題を見つけ、そして解決方法を探り、それを実行していきます。

まず初日、これから2日間にわたるスケジュールの説明がありました。
学生達は、これから待ち構えている様々な課題や、初対面の他学科学生たちとの交流への不安などからか、とても緊張した表情で説明を聞いています。

『 “イカ”にしてやるか? 』っと、少し冗談まじりの説明にも、まだ学生たちには笑う余裕がみられません。

さて、討論スタートです。 お題は、糖尿病患者へインタビューするためのプランづくりからです。

心理学科、生命栄養科学科、薬学科の教員たちがチューターとなり見守ります。

部屋の外からも、教員が見守ります。

1日目、討論大詰め。 明日の患者インタビューに備えて、真剣に話し合っています。

2日目。
いざ、糖尿病患者(模擬患者として、岡山SP研究会の皆さん)のもとへ。
NPO法人・岡山SP研究会→ http://okayamasp.main.jp/

心理士、管理栄養士、薬剤師が各人の専門的観点から、患者さんの様々な情報を得ていきます。

シミュレーション後には、意見交換が行われました。 3人の対応についてどう感じたのか、患者さんからもフィードバックをいただきました。

見学者の中には、姉妹校の福山平成大学看護学部の教員もいました。


昼休憩タイム。 同課題を乗越えてきた仲間。 初対面とは思えないほど、親睦が深まっています。


2日目、最終発表。
患者へのインタビュー、サポート計画などをまとめて発表しました。 各人の専門性をイカして患者さんに対応することで、自身の役割を認識し、それを成し遂げたようです。


岡山SP研究会の皆さまから、率直なご意見を頂戴しました。
『まだまだ、患者の心の中(真意)まで掴みきれていないのかもしれませんが、それは多くの経験を積んで慣れること、さらに現場に出ると実践の中から学び続けることなので頑張ってください。』、『患者の一側面だけをみて、どういう人かと判断するのではなく、人として多くの側面を持っている。それを引き出せるように心と心で対話できるように益々の磨きをかけてください。』

最後に一言ずつ。
『学科の垣根を越えて交流できたことは、とても良い勉強になりました。実務実習が始まりますが、この経験をいかして他職種の方々とのチーム連携を意識し、勉強していきたいです。』、『この2日間とても充実していて、とても楽しかったですっ!サイコ―でした!』などなど

集合写真。 みなさん、お疲れさまでした! 最後は、満面の笑み! ミッキースマイルっ!

昔に比べれば、理系・文系を問わずどの分野においても、学生が習得しなければならない知識量は拡大中! それなのに、各人に用意された時間は拡大することはありません。 そこで、限られた時間の中でどうにかして、知識を詰め込むことに徹するっのではなく、社会で必要な実践力を自身で生みだすことを学ぶために “PBL”が一役かっているというわけですね。 また、多くの専門的知識だけがあっても、社会(今回は医療現場)で利用できなければ、あまり意味がないですよっ、ということを気づかせてくれるキッカケにもなっているようです。

そして何よりも、この“学部連携型PBL”によって、お互いの友達の輪を広げ、知識の輪も広げることができたのではないでしょうか。。。 

追伸。。。
その同日、隣の教室では、全学部学生を対象とした“BINGOオープンインターンシップ”の事前研修が行なわれていました。 社員研修を実際にされている外部講師の方々をお招きし、企業インターンシップに行く前に、基本的な知識や態度、マナーなどについて、グループ討論をしながら学んでいました。
 
挨拶は笑顔で、『 ミッキーっ! ウィスキーっ! 』っと掛け声がこだまする。。。
 
学長から一言:大学の授業もずいぶんと様変わりして、あちこちで、学生の主体的活動に基づくアクティブ・ラーニングが行われています。。。イカす授業!!
 


2013/08/28

夏の風物詩と言えば・・・

こんにちは,学長ブログスタッフのHYです。

うろこ雲が出ていたり,朝晩がとても涼しかったりで,秋の気配を感じる今日この頃に,いささか旬を逃したタイトルでの投稿をお許しください。


夏の風物詩と言えば,皆さんは何を思い浮かべますか。海,キャンプ,スイカ,カブトムシ・・・男の子3人を抱える私としては,こんな言葉が思い浮かび,どの言葉も「暑い」「うるさい」「疲れる」などの言葉と共に,わが子3人の顔が思い出されます。今年の夏も良く遊ばせていただきました・・・


そんな私にとっては何となく疲れる夏ですが,先日,過ぎ去っていく夏を惜しんで,ゼミでそうめん流し(流しそうめん?どっちが正式名称??)をしました。


どこでやったか・・・?
それはもちろん大学です。19号館中庭で決行しました。


以前,ボランティアでそうめん流しをする機会があったので,その竹をわざわざ自宅から車で運び,そして,中庭で組み立てました。





3本の竹で本体を支えることに苦労しましたが,何とか完成。なかなか風流です。
3年生が中心になって買い出しをして,立派に準備ができました。





学生たちはこの後,かき氷やフルーツヨーグルトを作って,さらに満喫したようです(私は会議で残れず,残念)。



また,夏と言えば,広島では全くメジャーではありませんが,長崎ではペーロンという船を漕ぐレースがあります。私は3年前からこれにはまっていて,夏になるたびにゼミ生を連れてペーロンの練習に参加しています。今年は,練習だけでなく,長崎大学のチームに混ぜてもらい,ゼミ生も私もそれぞれ大会に参加。男子チームは準優勝,女子チームは3位と健闘しました(と言っても,女子チームの3位は,3艇出漕して3位ですから・・・)。

ペーロンをするたびに思うのですが,ペーロンの漕ぎ方にその学生の学習スタイルというか,物事への取り組み姿勢が見える気がします。がむしゃらに一生懸命漕ぐ学生,基本に忠実に漕ぐ学生,わが道で漕ぐ学生・・・中には型だけ良くて,持久力がない学生・・・(苦笑)。





いつかは,福山大学で船を持って,福山大学のチームで大会に臨むのが私の夢です(どうしたら船を買ってもらえますかね??)。



そして,そして!
皆様にはどうしても告知しておかなければならないイベントがありました。

人間文化学部心理学科犯罪心理学研究室(平研究室)プロデュースの「お化け屋敷」です。



学長には,早く行って取材をしてくださいと言われ続けていたのですが,ここだけの話,私はお化け屋敷が大の苦手です。あの驚かされる感じというか,来るぞ,来るぞと思っていて,突然来られるのが本当にダメで・・・行ったら学生がいるはずなので,絶対入らされる羽目になり,私の驚愕の写真を撮って面白おかしくネタにされるのがオチということはわかっているのです・・・なので,「忙しい」ことを理由に今日まで取材を避けてきました(すみません)。



読売新聞のオンラインにも掲載されたという優れもの。
読売オンライン記事


普段は犯罪心理学の視点から「安全・安心まちづくり」に貢献している犯罪心理学研究室ですが,今回はそれを逆手にとって「危険で不安な(?)環境づくり」としてお化け屋敷をプロデュースしたとか・・・?

平先生によれば,お化け屋敷という環境の中に,「犯罪不安」を高くする心理的要素を入れて,より恐怖を高める環境を作り上げたそうです。まさに,科学的に恐怖を生み出すお化け屋敷なんですね。


ここで,ちょっとお化け屋敷の裏側を拝見。


準備の初日はこんな感じ。



取材を受けたりもしつつ,準備は進み


こんなかわいいお化けたちが恐怖の世界にいざないます。



恐怖の入り口はこちら・・・
皆さんも夏のしめくくりにいかがですか? 心から涼しくなること請け合いでしょう。


今週の日曜日9/1まで,広島県立歴史民俗資料館にて「歴史お化け屋敷」という企画で行われているとのこと。学生たちが手薬煉を引いて待っているということですから,土曜日くらいにはぜひ足を運んでみようかと思ってみたり(でも,きっとまた緊急の用事が入っていけなくなるんですよねー(笑))。でも,もう一度,お化け屋敷の様子がわかる記事を近々アップしたいと思います。今してしまったらネタバレになりますからね。


関連HPはこちらです。

中国新聞記事

イクちゃんネット記事

広島FM記事


いつものことですが,全くアカデミックな話題を提供できないYHでした。明日からまた暑さが少しずつ戻るとのこと。暑さが行きつ戻りつしつつ,秋になっていくのでしょう。みなさん,残り少ない夏をぜひ楽しんでください!


学長から一言:若いというのはいいですねー。。。夏は私にとっては「いかに生き延びるか」というサバイバルゲームを日々やっているようなものです。。。グスッ。。。

2013/08/26

スマートに生まれかわります

学長室ブログメンバーのGです。さっそくですが、次の式の意味がわかりますか!?!

電気電子+ロボット+計算機=スマートシステム!


福山大学は今から38年前の昭和50年4月に開学しましたが、当初は経済学部経済学科、
工学部電子・電気工学科,土木工学科の3学科からスタートしました。
その後、薬学部開設、平成になって人間文化学部と生命工学部が開設され、
現在の5学部15学科の体制に至ります。

時代のニーズとともに、学部学科は増設や名称変更をし、電子・電気学科は平成21年に
電子・ロボット工学科に改められましたが、さらに来年四月よりスマートシステム学科となります。これを記念して去る8月24日(土)に 「スマートシステム学科創設記念講演会」 が福山駅前の宮地茂記念館で開催されました。

 「スマートシステムの可能性」 講師 経済産業省 松本正倫氏
松本氏は経済産業省の商務情報政策局で次世代産業を育てる業務にあたっていらっしゃいます。この講演の要旨をまとめてみました。

・ スマートとはコンピュータによって状況に応じた対応をする機器等の賢さを示す。
・ “組み込み”ソフトウェアとは機器固有の機能を実現するソフトウェアである。
・ IP接続ができるような組み込みソフトウェアは2010年には14億台だが2015年には35億台と急成長する。
・ スタンドアロン家電はネットワークで情報収集するようになりビッグデータが発生し、さらにこれを活用した価値創造に期待がもたれている。
・ 業種間横断のプロトコル、スマートメーターの標準化などの課題がある。

このように、これからの日本の産業の成長戦略でもスマートシステムは核となる技術として期待されています。
    





■ 「社会丸ごとスマートシステム」 講師 産業総合研究所 横井一仁氏
横井氏は当電子・ロボット工学科の客員教授として「ロボティクス概論」の講義もされています。

・ 人間と協調行動できるスマート化されたロボットが社会に登場する。農林水産分野へのロボット・IT技術の導入はこれからである。
・ 病院や施設全体をロボット化(スマート化)し,効率化の革命が起こる。
・ 自律走行車、車いすが使用されるスマートモビリティ社会のための、「交通まるごとスマートシステム」が実現する。
・ 災害対応スマートシステム,無人化施工技術が徐々に実現され始めている。

すでにアメリカのネバダ州とカリフォルニア州では,自動走行車である google カーの公道走行が認められており、日本での登場も待たれます。



■ 「スマートグリッドを支えるテクノロジー」 講師 ㈱日立製作所日立研究所 渡辺雅浩氏

・ “スマートグリッド”とは分散型電源や使用者情報をネットワークでつなぎ高効率・高品質の電力供給システムを実現するものである。
・ “HEMS”とは家電製品、ソーラーなどの発電設備をネットワークでつなぎ「見える化」し快適な暮らしとCO2削減を実現するものである。
・ スマートハウスを束ねたスマートコミュニティは安心・安全・快適を生み出す必須の社会インフラとして必要とされる。

ここでも、スマートを実現する要素としてネットワークによる情報の管理と共有化が指摘されています。




講演の最後に、当学科の学科長の香川教授より、「工学部が変わる~新しい福山大学工学部の姿」というプレゼンテーションが行われました。



そのなかの話題であったのが、新棟でのスマートシステム学科のレイアウトです。まさに 
新しき酒は新しき皮袋へいれよ、といったところでしょう。




さて、その新棟は9月20日に竣工です。8/25(日)の状態をお見せします。クレーンや工事関係車両はまだありますが、もうほとんどが出来上がり、あとは内装と引っ越しを待つだけといった印象です。あたらしい福山大学工学部の姿に、ご期待ください。




学長から一言:この講演会は、とても知的興奮を呼ぶものでした。さて、諸条件が複雑に変わる状況下で、常に最適な判断を下して対応するスマートシステムは、人間の適応力に、どのように影響するのでしょうか。システムはスマートに、人間は愚かに。。。では困りますね。。。私の専門の心理学の出番も大きいように思いました。

2013/08/21

学長室で語学研修の決意表明を行いました!


 福山大学では、夏季休業中を利用し、約1ヵ月間の夏季集中英語研修と約3週間の夏季集中中国語・中国文化研修を行っています。

 今年度の夏季集中英語研修は、平成2584日(日)~平成2597日(土)の期間、アメリカ・カリフォルニア大学リバーサイド校(本学学術協定校)で行っています。この研修は、福山大学並びに福山平成大学で全学部・全学年を対象に募集を行います。今年度は、福山大学から6名、福山平成大学から5名、計11名の学生が研修生として参加しています。今年度は、研修生全員一人ひとりが、大学の近くでホームスティをします。平日は、習熟度別に分かれたクラスで勉強をし、週末はオプショナルツアーでディズニーランド、ビーチ、動物園や野球観戦などに行きます。

 夏季集中中国語・中国文化研修は、平成2584日(日)~平成25825日(日)の期間、中国・対外経済貿易大学(本学学術協定校)で行っています。この研修は、福山大学生のみを対象としています。もちろん、全学部全学年が対象です。今年度は、5名が参加しています。この研修は、中国語の習得に加え、書道や、週末のオプショナルツアーでの雑技鑑賞などを通じ、中国の文化を肌で感じることができます。研修生は、大学の敷地内にある、学生寮に滞在します。


 前置きがとても長くなりましたが、出発前、両研修に参加する学生のうち、6名が学長室で決意表明を行いました。出発直前まで試験中ということもあり、全員が参加することはできませんでしたが、6名一人ひとりが、‘語学力をさらに高めたい’‘人間として成長したい’など、研修の意気込みを語りました。
 


 
  松田学長からは、福山大学はもちろんのこと日本の代表であることを自覚しつつ、それぞれの研修先で勉学に励み、異文化を体験してきてほしいと激励のお言葉がありました。

けがと病気に気を付け、それぞれの研修をみのり多いものにしてください! 研修終了後、一段と頼もしくなったみなさんに会えるのを楽しみにしています。


ブログメンバー:国際交流課 神原葉月


学長から一言:他にも、夏休みにイギリスに語学研修に行くグループも挨拶に来ました。。。ほんの数週間の外国での研修でも、若い学生は驚くほど多くのことを吸収して、一回り大きくなって帰ってきます。。。帰国報告を楽しみにしていま~す。

魚ぅ天!! スケルトンナイツ

福山大学因島キャンパスに在る附属水族館マリンバイオセンターでは、
只今、夏の特別企画「魚ぅ天!! スケルトンナイツ」を開催中です!!

この展示水槽は、海洋生物科学科のアクアリウム科学研究室に所属している4年生が企画しました。















特別企画の内容はつぎの通りです・・・

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この水槽は皆様に夏の暑さを忘れてもらうため
“おばけ”の名のつくゴーストフィッシュや、
ガイコツを連想するような骨が透けて見える
グラスキャットなどが、墓地や不気味な森を
彷徨っているイメージでレイアウトしました。
夏ももうすぐ終わりですが、まだまだ暑い日は
続きます。この水槽でヒヤッとしてみませんか?

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この企画展は、921日(土)まで開催します。
皆さま、是非マリンバイオセンターへお越しください♪

(海洋生物科学科 Kenji♪)


追記・・・
因島キャンパス在る附属の水族館マリンバイオセンターでは、
瀬戸内海に棲息している魚介類をはじめ、熱帯や亜熱帯域に
棲息している生きものたちを飼育展示しています。
海洋生物科学科のアクアリウム科学コースでは、
この水族館施設を利用した飼育実習を行っています。

また、水族館は無料で一般公開しています。是非、足をお運びください。
来館をお待ちしております。

<水族館の在る因島キャンパスの連絡先>
広島県尾道市因島大浜町452-10
TEL: 0845-24-2933(代)
水族館のHP


学長から一言:この水族館は、いつ行っても楽しいですね。でも、水族館のお化け屋敷というのは初めてで、ビックリ!





2013/08/16

第11回 因島種苗生産技術交流会

8月7日と8日の2日間に渡って、毎年恒例の「因島種苗生産技術交流会」が福山大学で開催されました。

この交流会は今年で11回目を数え、当初は福山大学の因島キャンパスで開催されていましたが、その後の参加者の増加に伴い、福山大学の大講義室を利用して開催されるようになりました。

毎回、種苗生産に関する研究発表がプログラムされ、大学や研究諸機関ならびに種苗生産企業の研究者などが各回に掲げられたテーマに沿った内容の研究成果や問題提起を行い、種苗生産に関わる関係者間で情報を共有し、改善策を議論する場として活発な交流が行われています。

また、口頭による研究発表のみならず、より密度の濃い議論が行える場としてポスター発表も企画されており、福山大学水産増殖学研究室に所属する大学院生や卒業研究生の研究成果を披露する場としても有意義な機会を与えています。

この因島種苗生産技術交流会は、研究諸機関と企業との連携を図り、更なる種苗生産技術の向上と、牽いては水産増殖の益々の発展へと繋がる場として、今後も期待される交流会であると言えます。

(海洋生物科学科 Kenji♪)


学長から一言:全国から多彩な講演者が集まり、毎回の参加者も多い、本学の産学連携を代表する交流会の一つです。領域が特殊なせいか、11回を重ねているのに、生命工学部内でも全然知らない教員もいたり。。。で、今回Kenji君を煩わせました!

第3回 高校生アイデアどんぶり選手権


88日(木)に第3回 高校生アイデアどんぶり選手権 第2次審査(実技審査)が行われました。今回は、その時の様子をご報告します。




 写真1 第3回高校生アイデアどんぶり選手権のポスター



 今回で3回目となりました高校生アイデアどんぶり選手権、今年もたくさんの高校生が応募してくれました。応募者総数138件の中から見事一次審査を突破し、二次審査(実技審査)に進んだ8名の皆さんが88日、福山大学 生命工学部 生命栄養科学科の調理室に集結しました!!




写真2 一次審査の様子

 二次審査では、応募したレシピに従って実際に審査員の前で調理をします。その際の調理技術や見た目、料理の味や独創性を総合評価し、順位が決定されます。今回、見事、二次審査に進んだのは、沼南高等学校の小割聖子さん、安芸高等学校の西口友美さん、総合技術高等学校の木原万悠子さん、世羅高等学校の日南住結さん、庄原格致高等学校の松本実記さん、御調高等学校の入江有哉くん、総社高等学校の片岡未奈さん、岡山龍谷高等学校の河村碧衣さんの8名です。開会式では、実技審査を前に緊張から表情が強張っていましたが、ユーモア溢れる松田学長のお話に自然と笑顔を見せてくれるようになりました。

写真3 松田学長の挨拶 

 二次審査の審査員は、松田学長をはじめとする内部審査員の他に外部審査員として福山市保健所健康推進課次長の森川晶子先生、福山市食生活改善推進協議会会長の信森雅子先生にご足労いただき厳正な審査を行っていただきました。また、今回初の試みとして本学科3年生の山本清雅くんにも学生審査委員として審査に加わっていただきました。

写真4 審査員の先生方

 写真5 学生審査員の山本君

開会式が終わると、いよいよ実技審査です。1時間という制限時間内に4人分のどんぶりと副菜を調理してもらいます。では、実技スタート!!!!
写真6 実技審査前の様子

まずは、沼南高等学校の小割聖子さんの様子から見ていきましょう!写真ではごぼうを刻んでいますね。小割さんのどんぶりは、福山の郷土料理である「うずみ」からヒントを得たそうです。「うずみ」の由来は諸説あるようですが、江戸時代には鶏肉やえびなどの贅沢品は、庶民が堂々と口にすることが出来なかったため、具を飯で隠しながら食べていたことが始まりだと言われています。小割さんの郷土愛を感じますね。

写真7 沼南高等学校 小割聖子さん

続いては、安芸高等学校の西口友美さんの様子を見てみましょう!西口さんは、アスパラや人参を同じ大きさに切り揃えていますね。西口さんのどんぶりは、見た目は女子向けだけど男の人にもオススメ!なんだそうですよ。ヘルシーで栄養や彩りなども考えた献立なんだとか。どんなどんぶりができるのか楽しみですね。

写真8 安芸高等学校 西口友美さん

 続いては、総合技術高等学校の木原万悠子さんの様子を見てみましょう!木原さんが刻んでいるのは、ズッキーニですね。ズッキーニの入ったどんぶりって皆さん、想像できます??木原さんのお家の畑で採れたものをできるだけ使ってどんぶりを作るそうです。ネーム入りの白衣と帽子も似合っていますね。きっと美味しいどんぶりを作ってくれるでしょう。

写真9 総合技術高等学校 木原万悠子さん

 次は、世羅高等学校の日南住結さんの様子を見てみましょう!日南住さんは、大量のキャベツを刻んでいますね。日南住さんのどんぶりのキーワードは「広島」と「キャベツ」。連想されるのは・・・あ、どんぶり名はまだ秘密です!日南住さんは、副菜もこだわっていますよ。日南住さんの雰囲気と同じ優しい感じに仕上がるそうです。こちらも楽しみですね。

写真10 世羅高等学校 日南住結さん


今度は、庄原格致高等学校の松本実記さんの様子を覗いてみましょう!松本さんは、何か揚げていますよ。揚げる+どんぶりと言えば、カツ丼や天丼を思い浮かべますが、松本さんのどんぶりは噛みつかれると大変!!な食材を使っているそうです。私も味がとても気になります!!ワクワク。

写真11 庄原格致高等学校 松本実記さん

次は、御調高等学校の入江有哉くんの様子を見てみましょう!入江くんが潰しているのはお豆腐のようですね。お豆腐を使ってどんなどんぶりを作ってくれるのでしょう。副菜で使う梅ドレッシングは、入江くんのお手製なんだとか。豆腐や梅を使って暑い夏にピッタリの料理が出来そうですね。楽しみだ!!
写真12 御調高等学校 入江有哉くん

続いては、総社高等学校の片岡未奈さんの様子を覗いてみましょう!片岡さんが丁寧に小麦粉をつけているのは鰯でしょうか。鰯は栄養価の高い魚で、頭が良くなると言われているDHAや血液サラサラ効果のあるEPAが多く含まれています。また、カルシウムも豊富ですので、高校生の皆さんには食べて欲しい食材ですね。片岡さん、ナイスアイデア!!

写真13 総社高等学校 片岡未奈さん

最後に、岡山龍谷高等学校の河村碧衣さんの様子を見てみましょう!河村さんは、豚肉で何かをくるくる巻いていますよ。隠し味は、日本人もインド人も大好きなあの味だそうです。隠し味ということは、見た目はあの料理とはかけ離れているということですよね。どんな料理ができるのでしょう。見た目も楽しみです。

写真14 岡山龍谷高等学校河村碧衣さん


さあ、そうこうしているうちに制限時間の1時間が経ちました。完成したどんぶりを見ていきましょうね。

まずは、小割さんの「福バラ丼」と「豆腐のすまし汁」です。どんぶりの上には、福山市の花に制定されているバラが綺麗に咲いています。このバラ、実はトマトでできているんですよ。驚きですね。錦糸卵の下には、ごぼうや人参、鶏肉などが隠れています。


写真15 「福バラ丼」と「豆腐のすまし汁」

次は、西口さんの「肉巻き巻きDON」と「ねばねば菜」です。アスパラと人参、エリンギが豚肉で巻き巻きされており、手作り味噌ダレがかかっています。副菜には、広島菜やおくら、めかぶなどが入っており、がっつり系のどんぶりに対してあっさり系の副菜が仕上がりましたよ。


写真16 「肉巻き巻きDON」と「ねばねば菜」


続いては、木原さんの「夏いっぱいナス天丼」と「ねばねばちゃん」です。ナスが嫌いな人でも食べられるようにナスの間にベーコンを挟んで天ぷらにしています。あっさり食べられるように大根のタレをかけるのもポイントですね。


写真17 「夏いっぱいナス天丼」と「ねばねばちゃん」

次は、日南住さんの「府中焼風お好み丼」と「ミルク味噌スープ」です。府中焼きの特徴であるひき肉を使ったお好み焼きがのっているどんぶりですね。ミルク味噌スープは、府中味噌を使ってマイルドなスープが完成しました。


写真18 「府中焼風お好み丼」と「ミルク味噌スープ」

次は、松本さんの「ワニカツ丼」と「さっぱり汁」です。庄原市では、昔からワニと呼ばれるネズミザメが食べられています。ワニには独特の臭みがありますが、その臭みを抑えて美味しく食べられるよう工夫されたどんぶりです。彩りも綺麗に仕上がりました。


写真19 「ワニカツ丼」と「さっぱり汁」


次は、入江くんの「体に良いひじき丼」と「きゅうりとトマトのさっぱりサラダ」です。ひじきと豆腐でヘルシーなどんぶりが出来ました。煎り卵の黄色がアクセントとなっていますね。梅ドレッシングを掛けたきゅうりとトマトのサラダも夏らしい一品です。


写真20 「体に良いひじき丼」と「きゅうりとトマトのさっぱりサラダ」

 次は、片岡さんの「鰯としらすの親子丼」と「こんにゃくとトマトと人参のフルーツヨーグルト」です。片岡さんの魚で親子丼を作りたいという思いから考案されたどんぶりです。しらすは、鰯の下に敷かれている長芋入りのフワフワな卵でとじられているんですよ。こんにゃくや人参の入ったフルーツヨーグルトも珍しいですよね。



写真21 「鰯としらすの親子丼」と「こんにゃくとトマトと人参のフルーツヨーグルト」


 最後は、河村さんの「ソースえのカツ丼」と「大根とベーコンの塩麹コンソメスープ」です。みじん切りした玉ねぎやアスパラを炒めてカレー粉で味付けして豚肉で巻いています。ソースにえのきが入っていることから「ソースえのカツ丼」というネーミングになったのですね。


写真22 「ソースえのカツ丼」と「大根とベーコンの塩麹コンソメスープ」


 完成した料理の審査を行う前に、出場者の皆さんに料理のPRをしてもらいました。審査員への最後のアピールの場ということで、皆さん上手にプレゼンされました。


写真23 料理のPR


審査員は、別室に移動し審査開始です。出場者の皆さんは、応援団の皆さんと一緒に自分たちで作ったどんぶりや副菜を試食しました。








写真24 試食の様子




いよいよ、審査結果の発表です!!皆さん、緊張していますね。


写真25 緊張の表情

その前に、まずは渕上審査委員長の講評です。今回の審査は接戦で、どの料理も一長一短があって判定が難しかったとのこと。これは益々結果が気になりますね。

写真26 渕上審査員長の講評

 では、今度こそ結果発表~!!第3位の審査員特別賞は、総社高等学校 片岡未奈さんの「鰯としらすの親子丼」と「こんにゃくとトマトと人参のフルーツヨーグルト」です!松田学長より表彰状と記念品のT-FAL電子ケトルが贈呈されました。おめでとうございます!!


写真27 審査員特別賞の片岡未奈さん

 続いて2位の発表です!!第2位の優秀賞は、庄原格致高等学校 松本実記さんの「ワニカツ丼」と「さっぱり汁」です!松田学長より表彰状と記念品のデジタルフォトフレームが贈呈されました。松田学長から一言。「3位よりも記念品が小さいですね。」あ、確かに・・・(汗)。でも賞品は素敵でしょ?松本さん、おめでとうございます!!

写真28 優秀賞の松本実記さん

そして、栄えある1位の発表です!!!第1位の最優秀賞は、総合技術高等学校 木原万悠子さんの「夏いっぱいナス天丼」と「ねばねばちゃん」です!松田学長より表彰状と記念品のiPod touch 32Gが贈呈されました。またまた松田学長から一言。「さらに小さい。」会場は爆笑の渦に巻き込まれました。木原さん、本当におめでとうございます!!!


写真29 最優秀賞の木原万悠子さん

最後に参加者全員で集合写真を撮りました。賞をもらえた人ももらえなかった人もみんな笑顔で輝いています!もはやライバルを超えた戦友ですね。本当にお疲れ様でした。

写真30 集合写真

 あ、そうそう、このブログを読んでくださいました皆さん、写真のどんぶりを食べてみたくないですか?実は、期間限定で岡山龍谷高等学校の河村碧衣さんが考案された「ソースえのカツ丼」が第一食堂で食べられます!!発売時期は未定ですが、決定しましたらご報告します。楽しみにしていてください。

写真31 第一食堂でメニュー化される「ソースえのかつ丼」

学長から一言:楽しくかつおいしいコンテストでした!!