2012/11/06

出席管理システム

先日、Appleからいくつかの新製品が発売されました。さっそくその中のひとつ「iPad mini」の購入手続きをしたブログスタッフのKMです。

過去にiPadを使った資料のペーパーレス化や、講義資料の提示方法などをこのブログで紹介してきました。それ以外にも、iPadやiPhone用のアプリを日常的に開発しているのですが、今年度はじめに学内研究公募(教育振興助成金)に応募したところ「ICTを利用した教育システムの開発」に関する分野で採択され、私は「iPadを用いた出席管理システムの開発」というテーマで研究・開発を行うことになりました。どんなものを開発するかと言いますと、大学講義の出席を取ることから集計・閲覧などをiPadで行い、さらに福山大学のポータルサイト「ゼルコバ」の出席管理システムと連携して出席に関する作業及びデータを一括管理してやろうというものです。講義を受ける学生の人数が多くても、先生は手間をかけずに出席が簡単に取れるという画期的な(?)システムとなる予定です(笑)。この助成金で「iPad mini」を購入して、より実用的なシステムの構築を目指そうと思っております(^-^)/。

何が実用的かというと、ズバリ「重さ」です。
通常のiPadとiPad miniを比較すると
 iPad    重さ:652g
 iPad mini 重さ:308g
で、重さがなんと約半分になるのです!
開発している出席管理システムには出席を取る機能があり、教室にいる学生がiPadを使って順番に出席登録操作をしていきます。学生は自分の出席登録を完了した後、iPadを手渡しで隣の学生に渡して順番にまわしていくわけですが、受け渡し時にiPadは少し重いのが気になっていました。「iPad mini」は画面が少し小さくなりますが、300g程度なら重さを気にせず快適に操作ができるに違いありません。

現在、システムはまだ開発途中ですが、学生が出席登録する部分は完成しているので、簡単に紹介したいと思います。


まずはアプリのトップ画面です。
トップ画面から学生が操作する画面となっていて、出席を登録する操作が始まります。
担当の先生と、講義名を選びます。

講義を受けている学生の氏名一覧から自分の名前を選び、学籍番号を入力します。

[次へ]をタップすると、写真撮影の画面に切り替わります。

なぜ、写真撮影?と思ったでしょうが、これは出席の代返を防ぐためです。その場に本人がいないと写真が撮れないので、代返は不可能です。写真撮影に関しては学生の了承を得る必要がありますが、さらに副産物として、教員が学生の顔と名前を覚えるのに役立てることができます。また、顔認識機能を使って(黄色の矩形部分)、画像内に顔が映っていない場合は撮影できないしくみになっています。
 
顔写真を撮影して、出席登録の完了です。

先生が出席データを管理する画面はまだ少ししか完成していません。履修者の学生データはエクセルのデータ(CSVファイル)を読み込むことができるので、簡単に登録することができます。

雑多なことで忙しく、開発スピードがなかなか上がりませんが、本学の大学教育環境の向上に貢献できることを祈りつつ、なるべく早くシステムの完成を目指したいとがんばっています(^o^)/。


学長から一言:こんな出席管理システムがあると,先生も楽,経費もたいしたことなくて,ステキですね。天才KM先生の人気がますます学生の間で高まるかどうかは。。。ちょっと疑問ですが。。。