大学生活で「学ぶ」と言うと,ついつい自分の専門領域についての知識や技術を身につけるということが頭に浮かびがちです。しかしながら,福山大学では,そのような専門的知識や技術の取得はもちろんのこと,様々な部活動やサークル活動,あるいは学生同士の種々の交流を通じて,より大きな意味での人間性を養ってもらいたいと考えていますので,そのような活動は,大学を挙げてバックアップしています
先日も,トレーニング室内の器具がリニューアルしましたし,現在,体育館の改修工事が行われており,10月にはリニューアル・オープンの予定です。
写真は新しくなったトレーニングルームの機器の様子です。新しくて輝いているせいか,筋力アップにも効果がありそうですね。
学生の皆さんには,文武両道とでも言いましょうか,勉強もそのほかの活動も,一生懸命取り組んで欲しいと思っています。普通,何か一つのことに打ち込むと,そのほかのことがおろそかになると考えてしまいがちですが,福山大学の学生は,不思議と,その両道を上手に究めている人が多いように感じています。今回は,その中でも,最近活躍目覚しいいくつかの活動をご紹介しましょう。
まず,学友会の陸上競技部の廣藤耕一君(経済学部経済学科2年)は,今年9月9日~11日に熊本県で開かれる天皇賜盃第80回日本学生陸上競技対校選手権大会競歩(10000mW)の部に出場予定です。本来なら,今週の火曜日のお昼休みに学友会主催の壮行会が開かれる予定でしたが,台風のため延期となりました。競歩という競技は,トラック内をひたすら歩くという,決して華やかな競技ではありません。しかしながら,いわゆる「歩き方」にもルールがあり,順位やタイムだけなく,ルールとの戦いも強いられる過酷なスポーツです。好成績に期待しています。
また,先日の「なでしこジャパン」の活躍で,注目されているサッカーですが,本学のサッカー部も活躍しています。現在,中国大学サッカーリーグでは,無敗で首位に立ち,前期を終了しています。後期は9月から始まるとのことで,このまま首位を守り,是非優勝へと突き進んでもらいたいですね。
サッカー部の活躍は,このURLから参照できます(http://www.fukuyama-u.ac.jp/student/circle/soccer/)。
そして,高校球児には熱い夏ですが,福山大学の硬式野球部の球児たちもがんばっています。先月6月24日~26日にかけて岡山県で行なわれた第25回中国地区大学野球新人戦に優勝しました。昨年に引き続き2連覇となる快挙です。この勢いで秋のリーグ戦も優勝を目指してください。
以上3つは,文武の武のほうですが,文の活躍についても,ちょっと替わったものを1つだけ紹介します。昨年,福山大学大学院人間科学研究科心理臨床学専攻を終了した三原千明さんは,在学中の発達障害児教育の実習経験を生かし,対人関係や基礎学習に課題がある子ども向けの塾を開きました。名前は,「明希塾」です。本日(7/20)の中国新聞にも彼女の記事が紹介されました。「大学で学んだことを地域社会で生かす」ことができるという人材は,まさに本学の全人教育が目指すところです。彼女のこれからの活躍に大いに期待したいと思います。