2016/03/08

スマートシステム(電子・ロボット工)学科卒業研究発表!

あたたかな雨が降るなり枯葎 
スマートシステム学科 (学科フェイスブックはこちら)ブログメンバーのMGです。だんだんと春めいてくるこの頃、皆さんどのようにお過ごしでしょうか。
我々スマートシステム学科では、先日4年生の卒業研究発表を無事に終えました。一年間とりくんできた研究の成果を発表し、4年生は皆無事に卒業の運びとなりました。
当学科の卒研発表は、基本的に一発表あたり発表時間7分質疑応答3分の10分間で行われます。論文の完成度、発表の完成度、発表態度、質疑応答の適確さなどの項目で採点が行われました。以前報告した中間発表を踏まえ、4年生の皆さんはなかなか堂々とした研究発表をしてくれました。やはり自分の研究への自信がある人ほど、良い発表になるようですね。

さて、今回はどのような研究があったか全てを紹介するととても長くなってしまいますので抜粋し、お見せしたいと思います。

まずは、私の受け持つ、身体性ロボティクス研究室の研究です。今回は、これまで紹介してきた透明樹脂を使用した触覚センサ以外をお見せします。多数のロボットが協調して仕事をこなす「群(Swarm)ロボット」の構築をめざし小型自律移動ロボットを製作しています(写真左)。年々バージョンアップを重ね今年で第3版となりました。写真奥から、歴代ロボットを順にならべ、手前が今年製作したものになります。写真右は、ロボットに実装することを想定した小型全方位カメラです。従来、数万円と非常に高価だったのですが、自作することで数千円までコストを下げました。どちらの研究も3Dプリンターを駆使し、設計から組み立てまで行っています。


沖准教授のスマートマシン研究室では、土砂災害を対象とした作業用レスキューロボットの開発を行っており、不整地走破のための可変型クローラを、写真のようなモデルを用いて解析を行っています。また、作業用レスキューロボットに搭載する超音波センサの特性に関しての研究発表もありました。

香川教授のスマートセンシング研究室では、レーザを用いた温室効果ガスのハイブリッド計測システムの研究開発に取り組んでいます。これはレーザの波長変化を測定することで大気中のガス成分の分析を目指すもので、卒研生は下の写真のような測定装置を製作しました。

田中准教授のインテリジェント通信研究室では、エネルギーハーベスティングの研究に取り組んでいます。人間によるメンテナンスを受けず、ロボットを長期間動かすために、太陽光や自然エネルギ、電磁波などを如何にして利用するかの研究です。 下の写真のマスコットは「アマハニくん」と名付けられたもので、微小電力の測定を行います。

三谷教授のスマートシステム制御研究室では、信号処理技術を利用した音声・音響信号の環境分野への適用に取り組んでいます。これは、環境中の騒音環境の中から、目的の音声だけをピックアップする技術の研究で、工学部新棟1Fには一角に防音室設備があり、4年生は半年ほどそこに籠って卒研を頑張っていました(写真はその実験室内)。

さて、今年の卒研の動向ですが、当学科は、小型人工衛星と高機能センサ群を用いた センサネットワークによる土砂災害予測システムの研究の研究プロジェクトを推進していることもあり、関連した卒業研究が多数ありました。また、技術動向ですが、最近注目されている3Dプリンターを使用したラピッドプロトタイピング(気軽に試作品を作ってみよう)の流れがあるようです。

4年生諸君、卒業研究と卒業発表たいへんお疲れ様でした。中には徹夜で卒論を仕上げたり、発表原稿をつくったりした人も居たようですが、その苦労はきっと将来の糧になります。また、4年生が卒業しても、研究自体はまだまだ継続されます。これからのスマートシステム学科が取り組んでいく研究にご期待ください!


学長から一言:卒業生の皆さんお疲れ様。。。具体的な研究内容が少し分かり、楽しみましたよ。。。社会に出たら、一段と創意工夫を心がけて、スマートコミュニティに向かってがんばってねッ!!