2016/03/01

「心を満たすスープ」でイヴェリナさんが最優秀賞!

こんにちは!国際経済学科学長室ブログスタッフの足立浩一です。早いものでもう3月ですね。年度末でバタバタする中、うれしいニュースです。

2月28日日曜日、福山市立大学にて、第24回外国人留学生による日本語スピーチコンテストが開催されました。12名のコンテスタントが参加し、福山大学からはブルガリアのソフィア大学からの交換留学生で、人間文化学部心理学科のゲンコヴァ・イヴェリナさんと中国貴州省出身で経済学部税務会計学科3年生の王魯夢さんがチャレンジしました。


8番目に登場したイヴェリナさんのスピーチのテーマは「心を満たすスープ」。最近日本では「草食系男子」が増えている。というところからスタートしました。イヴェリナさんによると、内閣府の調査では、日本人の20~30代の若者の約40%が「恋人は欲しくない」と答えているそうです。

さすが、心理学科の学生ですね。日本人の恋愛観と自分の恋愛観、家族や友人との関係などをスープのレシピに例えて、ユーモアを交えて楽しく語ってくれました。日本人の男子は、なかなか気になる女子に声がかけられないようで、イヴェリナさんの恋のスープのレシピを使えば、魔法がかかるようです!

私が特に驚いたのは、高校生のときから日本語の勉強をしているとのことですが、その日本語能力の高さです。文法はもちろんのこと、アクセントやイントネーションなども本当に練習の成果が現れていました。

フリップやナベを使った楽しいスピーチ

12番目、最後のスピーカーとして登場した王魯夢さんは、「平凡ならざる一日」というテーマで、自らの写真撮影の体験をもとにスピーチをしました。今回は惜しくも入賞を逃しましたが、チャレンジ精神は見事です。これからも色々なことにチャレンジしてほしいと思います。

しっかり主張できました!

今回の最優秀賞の陰には国際センターの趙建紅准教授による熱心な指導があったことは言うまでもありません。趙准教授の厳しい?指導のもと、福山大学の留学生は、毎年このスピーチコンテストで入賞しています。かつては3連覇もありました。来年も優勝して、是非連覇を続けたいものですね!


福山大学にトロフィーが帰ってきます
左から趙准教授、王さん、イヴェリナさん、足立
骨折にもかかわらず応援に駆け付けてくれた藤本(浩)講師(向かって一番左)

現在、福山市内の留学生数は800名以上で、今なお増え続けています。こうした留学生によるスピーチコンテストは、留学生の日本語学習の腕試しのみならず、福山市内の留学生同志の、また、留学生と地域との交流の場にもなっています。

縁あって福山に留学した留学生の皆さんには、福山を第二の故郷と思ってもらえるように、地域全体で留学生をサポートしていきたいですね!


学長から一言:イヴェリナさん、すばらしい着物姿で、すばらしいスピーチだったのですねッ。。。福山大学の誇りです!!!おめでとう!!!関係者の皆様にも感謝!!!