2013/07/30

爽風館

 
 こんにちは。学長室ブログメンバーの薬学部教員の井上です。

 福山大学にはキャンパス内に女子学生寮「爽風館」があります。現在、福山大学の女子学生、約140名が暮らしています(写真1)。私は、本年度より寮監なるものを拝命しています。
 
                 写真1

 「爽風館」は、教育寮として1982年に設立され、その目的は、「寮生相互の自覚と協力により責任ある共同生活を体験し、友情を養い人格の向上に役立てること」であります。と、妙に堅苦しくなってしましました、が、くだけて言い換えると、大学で学びながら、私生活においても大学の先輩、同輩、後輩と密につながり、共に学び、共に遊び、共に喜び、共に泣ける生涯の友を得る場であると言えます。毎年4月には新入寮生の入寮式(写真2:平成25年4月2日)、先輩による歓迎会(平成25年5月16日)があります。今年も寮友会主催の歓迎会で、ケーキとジュースをいただきながら、はなばなしいビンゴゲームがおこなわれました。寮友会というのは,寮生の自治組織です。寮生活をより快適にするべく活躍しています。
 なんせ140人もの寮生が住んでいるわけですから、寮には守るべきルールがしっかり、たくさんあります。そして、その寮生活を愛情をもってしっかりサポートしてくださる寮父さん、寮母さん、管理栄養士さん(緊張した写真3)、調理師さんがいらっしゃいます。お世話になっています。管理栄養士さんは、本学生命栄養科学科卒業、われらの先輩です。
 
 
  写真2 写真3
             
                

ちょっとだけ館をのぞいてみましょう。
  
玄関ポーチ 玄関
 
事務室 リビング
 
 食堂  調理室
 
            アイロン
 
自炊室PCコーナー
 
リビング踊り場

みどころ
玄関ポーチ:歴史を感じる「爽風館」の表札。
玄関ホール:「爽やかなあいさつひびく爽風館」
寮事務室:寮に御用の方はどうぞ。
リビングホール:大きいテレビ。ソファの上にはぬいぐるみの熊さん達。
食堂:広い食堂。日々の食事で友と顔を会わせる場所になります。みんなで行う楽しい催しはここで開催されます。
調理室:調理師さんがきょうの夕食の支度です。なんと140人分!!
自炊室:ダイニングキッチン。料理をつくりながら、ここでもいろいろ話せます。
アイロン:こんなものも。ここにも熊さんが。
リビングの一隅にPCコーナー、書籍、ゲーム、新聞。
階段の踊り場にも熊さん達。

 爽風館は、大学構内にあるので、通学時間は徒歩でわずか数分! いつでもすぐに大学にいけます。ここで、アン、ジュディや彼女らの親友達のような夢みる学生生活が誕生しているのでしょうか。


学長から一言:そとめはレトロですが、中はICT環境も整った、快適な近代です。愛情と友情もあふれる、福山大学自慢の空間です。

2013/07/26

第3回文化フェスタが開催されます。

  人間文化学部人間文化学科のブログメンバーYです。こんにちは。

 8月10日(土曜日)に、福山大学人間文化学部文化フェスタが開催されます。会場は福山駅北口からすぐの、宮地茂記念館9階、14:00~16:00までの2時間、入場料無料、入退場自由です。

 今年で3回目となるこのイベントは、人間文化学科の2年生が中心となり、企画・実施しています。
今年のテーマは、「自分と同じ20歳の頃、両親や祖父母の世代はどのようなオシャレを楽しみ、どんな会話を交わしていたのか知ってみた・・」という学生たちの思いから、「世代間交流を求めて」となりました。
 当日は、人間文化学科の学生たちが、60年代(祖父母世代)・80年代(両親世代)のファッションと流行語について発表・展示します。学生たちが実際に当時の衣服を着て登場したり、流行語クイズがあったりと、盛り沢山の内容になりそうです。

7月26日12時30分、目下企画会議中です。試験も間近ですが、
毎日の昼食時間等を利用して、当日まで打合せを行います。
また、メディア情報文化学科はCMコンクールの受賞報告、心理学科は、今年で10年目となる地域でのボランティア活動に関する展示を行います。

 さらに、大学生よりも若い世代、福山市内の高校生の活動も紹介します。福山商業高校は「飛翔"野菜愛っす"と題して、地元の野菜を使った商品開発についての発表、大門高校のイラスト部は、「GENKI!」と題して、イラスト作品の展示をしてくれます。

 今年のテーマが「世代間交流」ということで、スペシャル企画として、福山市内の商店街で、「昭和」をテーマに市民参加型の資料館などを企画・運営されている、株式会社COM.PASSの佐藤和博氏による「おもしろ昭和セミナー」も開催されます。

 当日は、幅広い世代の方々と交流して、実際に当時の若者のファッションや言葉、文化について、お話を伺うことが出来るのではないかと、学生たちも期待しています。
 8月10日はぜひ、「文化フェスタ」にお越し下さい。





このポスターを見かけたらチェックしてみて下さい。
デザインも人間文化学科の学生によるものです。
夕暮れの街と、大きな木、手をつなぐ子どもとお年寄りが
ノスタルジックで、「世代間交流」にぴったりなイメージです。


学長から一言:昭和生まれの私には、なかなか心惹かれるポスターですね。。。ひょっとして私は祖父母世代???。。。グスッ!!
発表
①人間文化学科
 「時代別のファッション 60年代・80年代と今を比
  較しよう」
 「昔と今の若者言葉」
②メディア情報文化学科
 「“第9回ACジャパンCM学生賞”受賞の報告」
③福山商業高校
 「飛翔“野菜愛っす”。」
④株式会社COM.PASS
  社長 佐藤和博氏
 「おもしろ昭和セミナー―感受性の磨き方―」
 
展示
心理学科
 「地域での活動、10年」
大門高校イラスト部
 「GENKI!」




2013/07/24

オープンキャンパス(第1回体験入学会)が開催されました!

 学長室ブログメンバーのJNです。
 7/21(日)にオープンキャンパス(体験入学会)が開催されました! その様子を紹介します!

 実に暑い1日でしたが、多くの方に参加して頂きました(ありがとうございました!)。当日は大学紹介、サークル紹介、大学見学ツアーに入試説明会、各学科の催し物…多彩なイベントが開催されました!

 さて、当日の様子はと言いますと…受付は9時30分からでしたが、相談コーナーや各種展示物があった大学会館ロビーは朝早くから多くの参加者でにぎわっていました。
 本学は広島県で唯一の東京都及び東京2020 オリンピック・パラリンピック招致委員会との連携協定校です。よって学内ではあちらこちらでオリンピック招致関係のポスターや横断幕が飾られています。工学部新棟の模型の横にもオリンピック招致の幟が立っていました!
 定刻の9時50分から学生の司会進行によっていよいよスタート!学長の挨拶、オープンキャンパスの全体説明が終わって例年なら各学科のイベント会場に移動…なのですが、今回はさらに…北京五輪メダリスト:朝原宣治さんの講演がありました!
  講演は本学経済学部経済学科:相原准教授との対話形式で進んでいき、現在の活動状況や、2020年オリンピック東京招致の話題で盛り上がりました。そして朝原さんと言えば、北京五輪男子400mリレー決勝レース後の「バトン」の話を外すわけにはいきません。頭上高く投げてしまったあのバトンはどこへ?ですが、これはその後、日本陸上競技連盟の働きかけで何とか見つかり、今は国立秩父宮記念スポーツ博物館にあるとのことです。よかったですね。
 講演終盤では参加者から「レース前のゲン担ぎは何かされていたのですか?」とか、「メンタル面を強くする方法を教えてください!」と言った質問が寄せられ、朝原さんは気さくに答えてくれました。

 講演終了後、参加者の皆さんは各学科に移動、各種イベントを楽しみながら希望する学科のことをより深く知って頂きました。ちなみに自分の所属する機械システム工学科では…午前中は定番:学科紹介の後、4年生による卒業研究発表(2件)、さらにプチ見学会を行いました。
まずは定番:学科紹介!
4年生による卒業研究紹介

小人数に分かれてのプチ見学会
光造形機(今話題の3次元プリンターと似ています)と大型工作機械です!

 ここで午前の部は終了! 昼食(サービス)、大学見学ツアー、サークル紹介、入試説明会が行われた後、午後の部がスタートです!

 午後からは3次元CADと自動車走行試験です! 3次元CADでは「のりのフタ」を作成して頂きました。自動車走行試験では実際に運転席に座って頂き、さらにアクセルを踏んで最高80km/hの走行試験を体験して頂きました!
〈3次元CAD体験〉
ディスプレイの中で実際にモノを作っているような感覚になります!(バーチャル造形)
〈ハイブリッド車の走行試験〉
高校生の皆さんはアクセルを踏んだりブレーキをかけたりするのが初めてで少し緊張気味?

 あっという間の一日でしたが、ご参加頂いた方には満足して頂けたかと思います。他の学科でも様々なイベントが開催されました。その様子は近々、各学科のホームページに掲載されるので、そちらをご覧下さい。(機械システム工学科も現在作成中(汗))

 次のオープンキャンパスは8/25(日)です。皆さんのご参加、お待ちしています!


学長から一言:大学は、自信と誇りを持って社会に出て行くことができるように、自分を育て自分を創造する場です。。。本学のキャッチフレーズは『自分創造プロジェクト』。。。オープンキャンパスがそれにつながるとうれしいですね。


2013/07/22

飛び出す日本建築史! 明王院見学バスツアー


こんにちは。ブログメンバーの建築・建設学科の水上です。

 7月17日(水)午後,大学のバスをチャーターして,恒例の「明王院バスツアー」が開催されました。実はこれ「特別行事」ではなく「日本建築史」の通常の「授業」で,昼休み時間中に出発して3限目の授業時間中に帰ってくるという強行軍なのです。日本建築史というと座学のイメージが強い科目ですが,日本の歴史的建築の魅力はとても教室内だけでは伝えきれません。そして何より福山市内の名刹明王院には,国宝に指定されている本堂と五重塔という,非常に貴重な歴史的建築があるのです。
 国宝・明王院本堂は1321年建立の寺院建築で,「折衷様(せっちゅうよう)」様式の代表作となっています。折衷様とはいくつかの様式,正確には「和様(わよう)」をベースにして「大仏様(だいぶつよう)」と「禅宗様(ぜんしゅうよう)」が混ざった当時の最新様式です。ツアーに先立つ数回の講義で既にこれらの4つの様式について解説し,このツアーで現地解説を行います。

 見学させていただく明王院本堂内部(外陣)は通常非公開ですが,教育の一環として,ご厚意により特別に拝観させていただいています。まずはご住職から明王院の沿革と歴史的背景について解説をいただきました。

 その後教員より建築的な特徴の解説を行いました。「間斗束(けんとづか)」「平行垂木(へいこうだるき)」・・・は和様,「貫(ぬき)」「大紅梁(だいこうりょう)」「桟唐戸(さんからと)」「双斗(ふたつど)」・・・は大仏様,「拳鼻(こぶしばな)」「海老紅梁(えびこうりょう)」「粽(ちまき)」・・・は禅宗様,そして明王院本堂最大の特徴としての「輪垂木天井(わだるきてんじょう)」等々,現地で直接指示しながらそのデザイン的特徴や構造的役割を解説していきました。専門用語の解説は事前に講義で説明していますので,ここでは復習,実物確認となります。

 そして本堂に隣接して立つ国宝五重塔の解説。こちらは純然たる和様の建築です。「長押(なげし)」「三手先組物(みてさきくみもの)」「連子窓(れんじまど)」「軒支輪(のきしりん)」等々を本堂との対比も交えながら解説しました。

 今年で6年目となる恒例の「明王院ツアー」は晴天にもめぐまれ,十分に時間をとって学ぶことができました。日々の生活のすぐそばにこのような素晴らしく意義深い歴史的建築があることを改めて確認し,また明王院様のご理解とご高配に皆で感謝申し上げ,バスで大学に戻りました。無事,4限目の開始に間に合ったようです。


学長から一言:とても奥の深い実地見学と講義ですね。これは受けてみたい!