2017/03/11

<情報工学科>ひとまちくらしプロジェクトの成果で地域貢献~「福寿会館への案内板を設置」

 学長室ブログメンバーの工学部情報工学科の池岡です.

 ひとまちくらしプロジェクト「行動分析と誘導支援」の成果として,福寿会館への案内板が設置されたということで,中道准教授からの報告です.

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 工学部では学部横断プロジェクトとして,ひとまちくらしプロジェクトを実施しています.ひとまちくらしプロジェクトとして工学部でも多くのプロジェクトが実施されていますが,その中の一つ「行動分析と誘導支援」によるプロジェクトの結果,実際に福寿会館への観光案内板が設置されましたのでご紹介します.

 「行動分析と誘導支援」プロジェクトでは,ひとの行動分析や誘導支援に関する研究や新たな技術の紹介,またそれらを体験する環境を整備しています.とくに観光や防災への適用を進めており,その成果を発表するとともに企画や提言をおこなっています.昨年度から福山市観光課と連携して実施した福山駅から福寿会館への案内経路について,到着できるかの実証実験を実施していました.

 実験では,参加者と評価者が2人1組のペアとなって実施するペアテスティング手法をつかって参加者の迷いの時刻と地点を記録しました.

参加者の迷いを記録する様子

 実験の結果,福寿会館にたどり着くまでに参加者たちが「案内が必要である」と感じた場所が7つほど報告されました.

福寿会館にたどり着くまでの参加者の迷い地点

 今回は,その中で1番通るルートでありながら「案内が必要である」2,3,4の地点に案内板が新たに設置されました.
地点2の問題点:近くの建物が福寿会館か左に曲がらなければいけないのかわからない
地点3の問題点:福寿会館は左かまっすぐか左に何があるのかわからない
地点4の問題点:福寿会館へは右側に移動した方がいいのかわかりにくい
それぞれ立てられた案内板がこちら

迷い地点2に設置された案内板

迷い地点3に設置された案内板

迷い地点4に設置された案内板

 これによって3つの地点の問題点が解消され,迷うことなく福寿会館にたどり着けるようになったと思います.まだ一度も福寿会館に訪れたことがない方はぜひこれを機会に訪問していただけたらと思います. 個人的なおすすめは,茶処ばらでゆったり福山城を眺めながらランチタイム限定の名物うずみごはんを食べ,静かな午後のひとときを味わっていただくことです.

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 以上,中道准教授からの報告でした.


学長から一言:なるほど、なるほど。。。まさに社会問題解決型のアクティブ・ラーニングですねッ!ささやかだけど、お役立ちのすばらしい成果!!!