今回は、11月11日（水）10：00～15：00に笠岡総合体育館（岡山県笠岡市平成町63-2）で「第１回しんくみビジネスマッチング」が開催され、その催しに出展しましたのでその報告です。このビジネスマッチングは、開催名の頭に「しんくみ」と付くように、岡山県内３信用組合、広島県内５信用組合、香川県内１信用組合による９信用組合の協力の下に「つながる、輝く。」をコンセプトに掲て、出展する企業が出展企業同士、バイヤー企業および一般客との商談や交流により『つながる』ことができ、そのつながりを通して『輝く』ようなビジネスチャンスをつかむことを目的に開催されたものです。
岡山県内を問わず様々な業種の企業107社が一堂に会して、販路開拓および仕入れ先の開拓や企業間連携の促進等のための商談と、公的支援機関による経営支援策の活用に関する相談を積極的に進めていくための催しです。福山大学社会連携センターは支援相談機関として参加・出展しました。
と言うことで、いつものように写真を用いながらビジネスマッチングの様子をお伝えします。
出展のための展示物などを公用車のマーチに載せて福山大学を8：45に出発し、福山西ICから山陽自動車道へ乗り、目的地の笠岡ICで降りました。笠岡総合体育館の駐車場に付くと催し会場までは数百メートルありましたので、展示品などを台車に載せて運ぶことにしました。この時、車が狭いので悩んだ末に持ってきた台車ですが、改めて台車を持って来てよかったと感じた次第です。台車に展示品を載せて押すこと１０数分して催し会場の体育館に着くと上履きが渡されて受付に案内されました。今回の出展には中村と徳永課長の２名であると答えて、係員の方に展示ブースへ誘導して頂きました。
使用できるブースの面積は、幅270cm、高さ210cm、奥行き210cm、隣との仕切り幅90cmで、テーブル1本、椅子4脚、電源コンセント2口が準備されていました。開会時間も押し迫っていましたので、早速、社会連携センターのポスターの掲示、幟の設置、研究成果発表集および研究者情報一覧の展示や福山大学の要覧や40年史などの展示を行って準備を整えました。
総合体育館全体のパーテーションは「ステージ」「食に関するゾーン」「ものづくりゾーン」「生活に関するゾーン」「交流ゾーン」「相談ゾーン」に分けられ、社会連携センターは「相談ゾーン」に振り分けられていて、「相談ゾーン」には岡山県内の大学や団体など12の機関が集められています。１０時になると岡山県信用組合協会の会長の挨拶や来賓の挨拶の後にオープンセレモニーのテープカットがありました。
セレモニーの後のタイムスケジュールは、午前の第１部（個別商談会・経営相談会）、午後の第２部（フリー商談会・経営相談会）に分かれており、午後は参加企業のプレゼンテーションも行われました。
私たちのブースへ訪問される来客者の応対や他ブースへの訪問を通して、福山大学社会連携センターの運営目的を説明するとともに、参加大学の連携状況の把握や参加企業とのマッチングの可能性の拡大に務めました。
参加企業のプレゼンテーションの中には、広島県立戸手高等学校による「府中味噌を使用したお菓子の紹介」があり、戸出高校の皆様がこれまで取り組んでこられた内容と府中特産の「府中味噌」を紹介したお菓子の紹介がありました。
お昼は、笠岡グランドホテルで作られたプレミアム弁当（1500円）を配って頂きそれを試食させて頂きました。メーンはドライトマトとオリーブのまぜご飯に揚げたガラエビを載せてさっぱりした味わいで、おかずは鯛の変わり焼き、厚焼き玉子カステラ風など6品で、二重箱になっています。ご馳走様でした。
連携の枠組みと言えば、以前は「産学連携」あるいは「産学官連携」でしたが、最近は、学の基礎研究や学術研究に資金調達を視野に入れて、金融機関を加えた「産学金連携」あるいは「産学金官連携」などのように呼ばれるようになっています。更には、地方創生のために「労」と「金」を加えて「産官学金労言連携」のように連携体の多様化がみられます。ちなみに、「産官学金労言」とは、産業界・行政機関・教育機関・金融機関・労働団体・メディアです。
今回の催しは、この流れに沿ったもので、笠岡地区や備後地域を中心とする信用組合によるビジネスマッチングは初の試みでした。
今回の催しは、他県の笠岡市でしたが、笠岡市と備後圏域は異なる行政区域にもかかわらず、企業間の繋がりは強く強固な産業圏域となっています。このような地域背景を持つ圏域から多くのビジネスマッチングが芽生えればと願っています。
学長から一言：これからは、地域の活性化と大学の活性化（教育･研究･地域貢献）の関係がますます密接になり、お互いが鶏になり卵になりますねッ！備後圏域の活性化に力を合わせましょう！！！
