2014/04/25

年間の目標と計画のつくりかた

こんにちは、ブログスタッフの生物工学科 佐藤です。

私の所属する生物工学科のある先生が、1年生を対象に「SGDによる年間の目標と計画の作成」をおこなったので、ホームページで紹介したいと言ってこられました。どうせ公開するなら学長室ブログに投稿しちゃえ!っとえいやで投稿しました。すみません。その先生はそうは見えませんが恥ずかしがり屋で今回は匿名希望です(笑)。

以下、ある先生からの報告
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生物工学科1年生対象の『バイオ演習Ⅰ』で、スモールグループディスカッション(SGD)を使った年間計画・目標の設定を行いました。

福山大学では、大学改革・授業改革の一環としてアクティブ・ラーニングを進めています。アクティブ・ラーニングとは、教員が講義形式で一方的に教えるのはなく、学生が能動的(アクティブ)に参加する形式の学習法を指します。学生が積極的に参加することによって、講義形式の授業では得難い様々な能力を学生に身につけさせようというものです。

アクティブ・ラーニングのやり方には、体験学習、調査学習、問題解決型学習(PBL)の他、今回行ったSGDやディベート、グループ・ワーク等があります。

今回はクラスを4つのグループに分け(学生が自発的に分かれた)、各グループにリーダー、サブリーダー、書記を置きます(学生が話し合って決めました)。


テーマは、年間計画・目標の設定です。生物工学科では毎年、全学生に年間計画・目標および年間カレンダーを製作してもらい、年度途中や年度末に見直して点検するというプログラムを行っています。 通常学生は、年間目標・計画を適当に(バイトがんばる、等)書いてサッと出すのですが、新入生は今回が初めてなので、一手間加えてSGDのテーマにしてみました。


まずリーダーの先導で、グループのメンバーに思いつくまま年間目標項目を話してもらい、それをホワイトボードに書き出します。次にホワイトボードにXY軸を書き(Y軸は上が“大学”、下が“大学外”、X軸は右が“学び”左が“それ以外”)、先ほど出た項目をXY平面にプロットしてもらいます。


そのようなディスカッションをしばらくしたあと、リーダーが全体をまとめて簡単にプレゼンテーションを行い、質疑応答を受けます。



他の方・グループの計画を聞いて参考にし、各自の年間目標・計画、カレンダーを完成させて提出します。一見子供じみた作業ですが、意外にも、ネガティブな態度を取る学生さんはおらず、初めてにもかかわらずこちらの意図をよく理解して、なかなかアクティブなSGDとなりました。

今回予想外にSGDがうまくいきましたので、次回は問題解決型学習(PBL)にも挑戦しようと思います。

PS 今回の会場には、今年完成した新LL教室を使用しました。この教室は、写真のような移動式ハイテクチェアと3面ロング・ホワイトボードを備え、ディスカッションやプレゼンテーションにとても適した環境です。本来のLL教室として以外にも色々使い途が考えられます!
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生物工学科の1年生はアクティブにスタートしました!


学長から一言:こういうアクティブ・ラーニングの報告を聞くと、うれしくなりますね-。。。ところで、これを実施したすてきな教室については「こ・ち・ら