中道准教授から情報工学科の2017年度卒業研究発表会および情報処理工学専攻の修士論文公聴会について報告がありましたので,紹介します.
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2018年1月27日(土)に情報工学科の2017年度卒業研究発表会が,また1月29日(月)には情報処理工学専攻の修士論文公聴会が開催されました.インフルエンザも流行する中,無事に全員の発表を終え,学生の成長を感じることができました.
今回の卒業研究発表の中で特に評価が高かった4件の研究を少し紹介したいと思います.いずれもすでに外部で発表したものばかりで,中には受賞したものもあり,対外発表した経験の大きさが感じられました.
学科長のご挨拶
「視線を考慮したルーブリックによる処方監査能力評価」
薬剤師の処方箋をチェックする能力を評価するためのルーブリック評価シートを作成し,薬学部学生の能力の差異を評価することが可能となりました.
「車内システムにおける非接触操作の受容性検証」
自動運転が広がった世界を想定し,車内のシステムを非接触なジェスチャーによる操作に利用者は慣れることが可能であることを実験から明らかにしました.
「屋内避難時における携帯端末への通知による誘導効果」
屋内で災害に遭遇した際に,立ち入り禁止空間への接近を携帯端末に通知することによる誘導効果の検証を,3方向分岐の模擬環境で実験した結果,誘導効果が高いことを発表してくれました.
「歩行者の負担を考慮したナビゲーションシステムの開発」
福山城の敷地内を実際に歩いて道の状況に関するデータを記録し,高低差や路面状況から歩行者の負担を考慮したナビゲーションシステムを開発しています.
情報処理工学専攻の修士論文公聴会では,対外発表の経験も豊富な大学院生が,落ち着いた立派な発表を行ってくれました.少し難しいですが研究内容を紹介したいと思います.
「大画面に対して非接触Tap操作可能なRemote Touch Panel」
「BLEビーコンを用いた屋内における位置推定の試み」
「立位・座位におけるポインティングジェスチャーの差異」
今後も情報工学科および情報処理工学専攻では,社会の様々な問題に対して最新の情報技術を用いた解決手法を研究し,積極的に提案・発信していきたいと思います.
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以上,中道准教授からの報告でした.
学長から一言:とても多彩ですねー。。。日常的場面でつかえそうな便利な工夫や検証が、“情報”という1つのキーワードのもとに、多彩に展開。。。私たちの生活を変える可能性を皆秘めていますねッ!!!