2016/12/05

スマートシステム学科学生、学会発表!

烏啼きて木に高く人は畑に麦を踏む、げに小春日ののどけしや
こんにちは、工学部スマートシステム学科(フェイスブックはこちら)学長室ブログメンバー伍賀です。

 11月26日(土)に広島大学にて、第25回計測自動制御学会中国支部学術講演会が行われました。この学会は、過去、第23回は福山大学で、昨年の第24回は岡山理科大学で開催され、当学科の学生も何件も登壇発表をしています。今年は、当学科学生からは、1年生1件、2年生2件、4年生2件の発表がありましたので、ご紹介します!
論文集にもバッチリ収録されています

 秋は学会シーズンなのですが、学会が近づくとゼミ内で研究のまとめの打ち合わせや、プレゼンテーションの作成や、発表練習などで活気づいてきます。特に、卒業研究に取り組んでいる4年生は自分の研究の成果や進捗を発表する貴重な機会で、力が入ります。
私のゼミの発表練習の様子。夜遅くまでなってヘロヘロ?

 学会会場の広島大学(東広島市)まで福山大学から1時間程度の距離です。早朝からの移動でしたが、今年は冬の到来が早くて寒くて大変!この日の東広島の最低気温は0度を下回っていたそうです。それでは、学生諸君の登壇発表の様子を見ていきます

 私のゼミの4年生、河本泰良君の発表
「高速製造を指向した実機スワームロボットの製作」
最近の流行の3Dプリンタを用いたロボットの高速製造と製造のスケジューリングに関する研究を発表しました。会場からは、3Dプリンタに関する質問や、マイコンに関する質問がありましたが、なんとか回答できていたかな??
河本君の発表の様子

 今年は、ロボカップの世界大会に参加したりと大忙しの2年生、花見堂大輔君の発表は「Robocupジュニアレスキューブリッジリーグに向けた次世代レスキューロボットの開発」
この研究発表のため、放課後に新しいレスキューロボットの開発に連日取り組んでくれました。また、同じ2年生では、村上祐紀君が「斜面や側溝に対応できる草刈りロボットの開発」を発表しました。こちらは、当学科の田中聡准教授の指導で行われた研究で、村上君も夏から草刈りロボットの製作に熱中してくれました。(草刈りロボットが動く様子はこちらでご覧いただけます。)

花見堂君の発表、質疑応答もしっかりできていました

 私が担当している1年生対象の「教養ゼミ」では、ここのところ、毎年レスキューロボットコンテストシーズという災害シミュレーションを教材としております。今年も、神戸で開催された大会に参加しましたので、それを題材とした発表を行いました。登壇者は1年生の新木智博君で、発表題目は
「レスキューロボットコンテストシーズ2016におけるレスコンシーズ備後版の開発」です。

新木君の発表も、質疑応答がしっかりできていました

 沖研究室の4年生、角野友来人君の発表は「OpenRTMを用いたパーソナルモビリティでの編隊行動」こちらで紹介した沖准教授の研究内容で、無人自動車を縦一列、横一列で自動的に整列させて移動させるという研究内容です。座長の先生から、質問がたくさんあり、ちょっと冷や汗気味だったかな?
角野君、質疑応答の様子

 学生以外にも、福山大学の教員の発表やセッション座長(司会者)も複数ありました。学外の研究者に向けて成果発表したり、セッションを切り盛りする、大学内ではめったにお目にかかれない教員の姿を見ることも学生達にとって、なかなか刺激的だったようです。学会発表やセッション進行での言い回しとか、間とか、この場ならではの学びですね。(学生に見られることは教員にとっても、刺激的です!) 

 「計測Ⅰ」のセッションで登壇した三谷康夫教授(スマートシステム学科)の発表を
熱心に聴講する学生たち。
ちなみに、直前の登壇は香川直己教授(スマートシステム学科)でした。

 
 また、実際に登壇した学生以外にも、共同で研究を行った学生や、ゼミ配属されたばかりの3年生がオブザーバーとして参加してくれました。福山大学工学部スマートシステム学科の学生はかなりの数が参加してくれた模様。
 このように他の大学にいって研究を行う、他大学の学生や研究者の発表を聴講する他流試合は、とても大きな経験になると思います。今年は、1年生や2年生が多く参加してくれましたので、彼らの今後の成長を期待したいです。

発表を終えて満足?4年生の雄姿
(これから卒業研究本番ですので頑張って!)

学会が終わってほっとした? 3年2年1年生
(この写真は1年生7人、2年生3人、3年生2人)


学長から一言:学生にとっては、他大学の人たちの前で発表して質疑応答するというのは、とてもいい経験ですねッ!これも、アクティブ・ラーニングの場でした!!!学生の皆さん、お疲れさま!