2016/08/29

人間文化学科オープンキャンパス-今回の「リレー小説」、そして次回の「ラブライブ!」-

人間文化学科のSです。こんにちは。
今回は、8月21日に行われたオープンキャンパスの模様をお伝えします。

人間文化学科(ジンブン)では、もはや毎年恒例になりつつある、「リレー小説」をテーマにした模擬講義が行われました。そのタイトルも、「言葉をつなげる。言葉でつながる。―帰ってきたリレー小説!!―」。担当は脇講師です。

「リレー小説」は、複数の人が短い文をつないで1つの物語を書く、というもので、毎回好評を得ています。今回は、『桃太郎』、『ハリー・ポッターと賢者の石』、『注文の多い料理店』、『我輩は猫である』、『走れメロス』の冒頭部分に話を続けていきました。

執筆中であります…

日常の生活の中では、小説はもちろん、文章を書く機会そのものがなかなか無いと思いますが、参加した高校生や保護者の方も熱心に、楽しそうに執筆しておられました。

毎年傑作が生まれていますが、今年は『ハリー・ポッター』が始まったかと思いきや、川上から大きな桃が流れてきて、中から立派なセリヌンティウスが生まれる…という摩訶不思議な展開の物語が「最優秀賞」に選ばれました。

書いてみて、ジワジワくるのが「リレー小説」

最優秀賞の作品のおもしろさを、会場のみなさんと共有する時間。これこそまさに、「言葉をつなげる。言葉でつながる」という今回の模擬講義のテーマとぴったりですね。他にも面白い作品が多く、いつかは作品集を…という冗談も飛び出しました。

当日は、学科紹介在学生による大学生活の紹介、そして交流会も行われました。大学生活の紹介では、学生がパワーポイントを使いながら、時間割や生活の流れを紹介します。「在学生の生の声を聞くことができてとても参考になる」と毎回好評です。 

さて、以下は次回(9/3)のオープンキャンパスの予告です。模擬授業では、「小説」から「アニメ」にバトンが渡ります。
上の画像は、今月発売された、『ユリイカ2016年9月臨時増刊号 総特集=アイドルアニメ』の表紙です。『ユリイカ』は、文学、思想などを広く扱う芸術総合誌で、ご存知の方も多いと思います。

この「アイドルアニメ」の中に、「ラブライブ!」という作品があります。「ラブライブ!」とは、「学校で結成された架空のアイドルグループの奮闘と成長を描く日本のメディアミックス作品群」(「ウィキペディア」より)とのこと。
「ラブライブ!サンシャイン!!」
当日の模擬授業では、「サブカルチャー研究」というテーマでこの「ラブライブ!」を主に扱います。参加者のみなさんにはオープンゼミを体験していただく予定です。

まず、模擬講義担当の重迫教授がサブカルチャー研究の意義を紹介し、それから「ラブライブ!」を研究中の3年生から発表をしてもらいます。どのような考察、討論がなされるのでしょうか。オープンゼミということで、全員参加型?の楽しい授業になりそうです。ご期待下さい!
2016年オープンキャンパスサイト


学長から一言:リレー小説、面白いですね-!!動作や会話ではなく、まず文章で、人と人との関係をつなぎ、そこから会話や活動のつながりが出来てくるのですねッ!!高校生の皆さん、学校でもやってみましょう、学級の雰囲気がよくなりますよッ!!!