こんにちは!機械システム工学科の学長室ブログメンバー、Kです。
工学部の学科横断型プロジェクト「みらい工学プロジェクト」の一つに、「全日本製造業コマ大戦」に挑戦するコマを設計・製作するプロジェクトがあります。さて、7月17日(日)にエフピコRiMふくやまで「全日本製造業コマ大戦 福山鬼日向場所」が開催されました。今回はこの大会への参加の様子を報告します。
プロジェクトに参加している学生は、この大会への参加を目指してコマの分析・設計・製作をしてきました。
「全日本製造業コマ大戦 福山鬼日向場所」には33チームの参加がありました。学校関係は、小学生、中学生、高校生、高等専門学校生、大学生と多くの参加がありました。
企業関係は、広島県だけでなく岡山県や島根県、遠くは岐阜県からの参加もありました。企業チームは優勝経験がある企業ばかりで、レベルの高い大会となりました。
企業関係は、広島県だけでなく岡山県や島根県、遠くは岐阜県からの参加もありました。企業チームは優勝経験がある企業ばかりで、レベルの高い大会となりました。
(受け付けでコマの大きさや重さを測定しています)
福山大学からは「コマ大戦に挑戦」(みらい工学プロジェクト)を履修している13名の学生が参加しました。
(福山大学からの参加者です)
(会場の様子です)
福山大学の学生たちは企業の技術力や創造力に圧倒されながら戦っていました。特に、物事に取り組む情熱に圧倒されていました。
(高校生との戦いです)
(企業との戦いです)
一回戦で敗退した学生もいましたが、一方で順調に勝ち進んでいき4位となった学生もいました。思い通りにコマを回せた学生も、回せなかった学生もいたようですが、どの学生も頑張りました。
最後に参加者全員での記念写真を撮りました。
(全日本製造業コマ大戦 福山鬼日向場所)
(使用したコマです)
大会終了後には懇親会が開催されました。懇親会ではお菓子や飲み物が準備されており、今回使用したコマの分析や評論が熱く繰り広げられていました。
懇親会に参加した学生は、コマの設計や製作の話だけでなく、製造業のあり方や製品開発のこだわりなどのモノづくりの情熱を聞いて、モノづくりの素晴らしさに感動していました。
そして、次回のコマ大戦での再会を誓って、楽しい懇親会は終了しました。
(懇親会の様子)
10月には福山大学の大学祭でもコマ大戦を実施する予定です。また、11月には出雲市で全日本製造業コマ大戦G2西日本ブロック予選が開催されます。
最後に、大会に参加した学生からのレポートをご紹介します。
コマ大戦は福山大学の他、たくさんの企業、高専や小、中、高校生の人たちも参加していました。
私は初戦で敗退してしまいましたが、もっとこうすればよかったという部分が負けることによって分かり、悔しいところもありますが負けてよかったな、と思います。
コマ対戦はどの方が作ったコマも素晴らしいものばかりでしたがやはり企業が作ったコマがすごかったです。コマの形や材質、削り方、そして回すことに関しても練習をしていて圧倒されました。
私が1番印象に残った試合は準決勝の企業同士の対決でした。一方はとても重量があり攻撃的でぶつかると相手のコマを飛ばしてしまうような喧嘩ゴマ、もう一方は一点にとどまり相手とぶつからないようにするコマでした。結果は後者の方が勝ちましたが、なかなか決着がつかずどちらが勝ってもおかしくない試合だったと思います。
この2つの他にも、軸がないコマやボルトを利用したコマなど様々な工夫がされたコマがありました。このコマ大戦に出ていた皆さんは真剣にコマの設計をし、研究し、強いコマを作っていました。
コマ大会が終わった後も企業同士で相手のコマを回して意見をそれぞれが述べていました。そのときこの大会の実況の人が仰っていた「本気で遊ぶ」ということを思い出しました。そしてそれをこの大会に出ていた大人の人たちにしっかりと見せつけられました。
私も「本気で遊ぶ」、この経験を少しはこの大会でできたのではないかと思います。
勉強をすることももちろん大切なことですが、もっとこういった経験をこの4年間でしていきたいとこの大会を通して思いました。
機械システム工学科1年
学長から一言:今回13名も学生が参加したとのこと、よい勉強になりましたねッ。。。「本気で遊ぶ」は研究にも勉学にも通じていますよ!!!