2016/05/26

アメリカ人学生と福山・鞆の浦「観光鯛網」へ

こんにちは。学長室ブログメンバーのT-boneです。

現在、福山大学では、米国インディアナ大学生のJoeとWillが英語教育のティーチングアシスタントとして活躍中です。

さて先日、彼らは福山市鞆町が誇る伝統漁法「鯛網」に参加しました。今回のブログではその様子をお伝えします!と、その前に…彼らが参加に至った経緯をご紹介しましょう。

過去のブログでお伝えしましたが、5月1日に「松永はきもの資料館」で壁画の除幕式が行われました。その会場で松田学長が福山市の羽田市長と一緒になり、鯛網に話題が及んだことがきっかけとなって、後日ありがたくも福山市・福山観光コンベンション協会から招待チケットを頂いたのです。

そこで、松田学長は、福山の魅力を外国人学生に知ってもらうお手伝いができればと考えました。そして、私からJoeとWillに声をかけたのです。福山市ならびに福山観光コンベンション協会の関係者のみなさま、ありがとうございました。ちなみに、松田学長も5月7日(日)に参加して、初めての鯛網観光を楽しんだそうですよ(*^^)v

話を戻して、5月22日(日)午後1時。とても爽やかな青空の下、鯛網の1日がスタートしました。

まずは、鞆の浦から連絡船に乗って仙酔島に移動します。

(仙酔島に上陸!)

そして、会場がある島の反対側へと歩いていきます。

会場に着きました!これが鯛網を行う船です。

(鮮やかな大漁旗で飾られた船)

会場では、多数の参加者が出船を待っていました。本日の参加者のうち、実際に網引を体験できるのは4名で、その他の参加者は別の船から鯛網を見物します。

網引き体験に参加を希望する者は7名!そこで、「じゃんけん」で決めることになりました。

(他の希望者の方とじゃんけん)

Rock, Paper, Scissors(じゃんけんぽん)。なんと、2人とも勝っちゃいました!How lucky we are !


(乗船前に記念撮影)

なお、福山観光コンベンション協会の皆さまのご配慮により、私はカメラマン兼通訳として特別に乗船をお許しいただきました。ありがとうございました。

まずは、大漁を祈願して中乙姫が舞いを踊ります。その後、船上から餅まきが行われました。

(餅をまくJoeとWil)

さぁ、いよいよ出船です。

(いざ、出船。精悍な顔つきのJoe)



(船上にて記念撮影)


(晴天の空にはためく大漁旗)

2艘の船はぴったりと並走し、ポイントまで移動します。


ポイントに到着すると、網を海に投げ込んでいきます。


(達人の手さばきっ!)


そして、2艘の船は二手に分かれ、大きな円を描きながら網を広げます。


網の円が完成すると、、、ひたすら網を引き込みます!



(真剣な表情で網を引くJoe)

(粘り腰を見せるWill)


(もう1隻の船でも、どんどん網を引きます)

ここで、網を引く二人の様子を動画で紹介しましょう。掛け声に合わせて、えんやこら!







すると、網の円がしだいに小さくなり…あともうちょっとです!Hang in there(頑張って)!!



どんどん円が小さくなってきました。二つの船が近づいて、網を引き揚げると、、、
たくさんの鯛です!!スズキの姿も見えますね。



鯛網の後に行われたお楽しみ抽選会では、Willが当選しました!We were on a hot winning streak! (連勝の波に乗ってました!)

ちなみに、鯛か保命酒を選べますが、彼は(迷わず?)保命酒をもらっていました。

最後にJoeとWillに感想を語ってもらいました。

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【Joeより】
Taiami fishing this past weekend was great fun! We got to ride on the boat, throw out rice cakes at the start and help reel in the nets. They were tough to pull in, but it was a really interesting experience. I've never seen such big fish before! I didn't expect to actually be a part of it. Indiana is nowhere near the ocean, so I'm glad I got the chance to go Taiami fishing while I'm here!

参考訳
週末の鯛網はとても楽しかったです!船に乗り込み、最初に餅まきをして、網引きを手伝いました。網を引くのは大変でしたが、本当に面白い体験でした。あんなに大きな魚を見たことは今までありませんでした!実際に鯛網に参加できるとは思っていませんでした。インディアナ州は海からはるか遠く離れています。なので、日本にいる間に、鯛網に参加することができて嬉しいです!


【Willより】
I wasn't sure what to expect from Taiami fishing, but it turned out to be a blast! The fishermen work like a team to manage the nets and they sing a song to keep everybody pumped up. It almost felt like I was at a sporting event. From the time the nets hit the water it didn't take long before we pulled up close to 100 tai!

参考訳
鯛網ではどんなことがあるのか分からなかったけど、 とても楽しい経験となりました!漁師の方たちは、チームになって網を操つり、みんなを鼓舞するために唄を歌っていました。スポーツ行事に参加しているようでした。網が海に投げ込まれ、程なくして100匹近い鯛を引き上げました!

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彼らの住むインディアナ州には海がないこともあって、鞆の浦での鯛網は特別な経験となったようです。6月4日に帰国する彼らですが、アメリカに帰っても福山のことをずっと愛してくれることでしょう。また戻ってきてね。I hope our paths cross again in the future!!


学長から一言:羽田市長様&わざわざ招待券を持ってきてくださった福山観光コンベンション協会の方、本当にありがとうございました。。。随行員(!!)と日にちが合わず、私は一足早く楽しませていただきました。。。さらに鯛網観光のあとは、オプションの鞆の町の史跡めぐりにも参加し、たっぷり1時間半、ガイドの方の解説付きで鞆の町を散策!!!久々のお休みを満喫しました!!!